9月20日

GT−2000Xのお話し、本格スタート。

まず、9月9日時点のオーディオ日記号外の
再録から…。


Xday来たる。

GT−2000X

ある方からお借りした。

返却期限無し…。

あまりにも美しいウオルナット鏡面艶だし仕上げ。

YAMAHAピアノ技術のフィードバック。

ターンテーブルを載せてしまうのが惜しまれるほど。

しかし、それでは機能しないのでターンテーブルを載せる。

YGT−1砲金ターンテーブル。
その重量18s

妖しく輝くガンメタルの美しさは絶品。

純正のマットを装着。
ややブラウン掛かったマットは“X”の証。

トーンアームはSAEC WE−407GT

セミロングアームの美しさ。

砲金ターンテーブルの回転確認

外部電源YOP−1は、このYGT−1の為に存在する物との
思いを新たにした。

GT−2000X、GT−2000の隣に鎮座するの図。

床一面の諸々はGTのオプションパーツ達一式。

アンカーブロックYAB−1以外全部揃っている。

(詳しくは又…。)


…ということで幕は切って落とされた

色々検証したいことはありますが、
第一弾は純正、砲金ターンテーブルそれぞれの
YOPあり、無しでの起動と停止の実測から。


そもそもGTとはGigantic &Tremendousの略。

まあ、凄まじく巨大、と訳すとセンスを疑われる?
巨大で、しかも途方もない、と言っても同じ事?
でもそんな意味合い。

巨大が売り?のGTプレーヤーの中でも
そのターンテーブルは象徴でもあるかのようにでかくて重い。

純正ターンテーブルは直径 374mm 。
重量 5.8kg(ゴムシート0.3kg含む)
慣性モーメント 1.2t-cm2(同上)

材質は 熱間鍛造アルミニウムでアルマイト処理 が施されている。

プレーヤーのターンテーブルが重くて巨大なのが
良いか悪いか一概に言えない。
とりあえずヤマハはGTシリーズにおいてその方向で攻めたということだ。

で、ただでさえ立派なターンテーブルを持つGTプレーヤーに
更にとんでもないターンテーブルが用意された。
それがYGT−1だ。

なんと砲金製。サイズとデザインは純正と同じだが
重量は18sに到達。
慣性モーメントは純正の三倍、3.6t-cm2になる。

これはもう音の善し悪しはさておいて、
男なら是非載せてみたい?一品だ。


恐れ多くも今回の2000XにはそのYGT−1が搭載されている。

ゆったりと回る様は見ているだけで飽きない
いったい起動と停止に掛かる時間はどれくらいなのか?
ビデオカメラのカウンターを目安に計ってみた。

対比する意味でオリジナル2000+純正ターンテーブルも
併せて計測。

最初は外部電源YOP−1を外した状態で計測。

2000+純正ターンテーブル3秒にやや欠けるくらいで
定速に入るのに対して
2000X+YGT−110秒掛かっている。

さすが3倍の負荷だけのことはある。
尚、モーターのトルクは2000と2000Xで同等の筈。

停止にはさすがに3倍の開きはない。

ただ、どちらもスイッチオフから1分前後は回り続けている訳で
慣性質量の大きさを実感させる。

ここでYOPを使う。

計測してみると、何とYOP−1は起動にほとんど寄与していない
事がわかる。
2000+純正ターンテーブルの場合でも
2000X+YGT−1の場合でもYOP−1無しの場合と
起動時間はほぼ変化無し

だがしかし、いざ停止となるとYOP−1の
貢献度は高い

両者とも1分くらい掛かっていたのが
12秒14秒で停止している。

やはり電気ブレーキとしてのYOP−1の存在意義は大きい。

(続く)


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