8月30日

さてさて、レビンソンタワーの中には他にも垂涎の機器がいっぱい。
ShuksさんのリファレンスプリはML−1だったのだが
ここへきてLNP−2Lへの移行が始まりつつある?

そこで贅沢にもこれまた差し替え試聴。
本当にが当たりそう。

結果だが、この日の限りではML−1(特製モジュール内蔵)の方が
LNP−2Lより良い感じというのが一同揃っての感想。

ただし、誤解しないで頂きたいのだが
これは何より“馴染み”の問題。

ML−1はすっかりShuksさんのシステムにとけ込んでいる状態。
これに対してLNP−2Lは長旅を終えてやっと宿に上がり込んで
一息入れているような段階。
だから2Lに口が付いていたら
いきなり何させるの〜”と言ったに違いない。(笑)

だが、もしLNP−2Lをリファレンスにするぞと決めて取り組み続けたら
その時は2Lが優勢になっているだろう。
実際にこの日も厚みその他の要素では大器の片鱗を見せつけていた。

しかし贅沢な聞き比べ…。(汗)

ところでこの日のメインはJBLとレビンソンだけではなかった。
何かというと“ソフト”である。

モアさんに初めてお会いすることが出来たのだが
お持ち頂いたソフトが凄かった。

JAZZのオリジナルLP、あるいはそれに準ずる物を
モアさんご自身が日頃カーステレオで聴くため!にCD−Rに焼いた物を
お持ち下さったのだ。

お断りしておくがよっしーはJAZZに疎い
だが幸いというべきか、Shuksさん邸にはJAZZがいっぱい
それで同一ソフトの聞き比べまで出来たのだが
一部のソフトではまるでテイクが違うのではないか?と
疑いたくなるくらいの違いが確認出来たのだ。


もちろん特にJAZZの世界ではこの音の違いは常識的な事で
それ故にオリジナル盤と呼ばれるファーストプレスのLPに
高値が付いたりするのは皆さん周知の事実。

だが、それにしてもこうまで違うかと感嘆せずにはいられない。

モアさんももの凄いオーディオのベテランであり
レビンソンに関してはオーソリティと呼ばせて頂いて間違いないようだ。

だが、そのオーディオライフの最大の特色はソフトに対する関心度合い
ハードに対するそれと同等以上にあるということだろう。

オーディオマニアと呼ばれる人も様々だが
例えばよっしーなんかは機械を眺めているだけで幸せという
典型的なハードマニア?だ。

しかし、モアさんのおっしゃる通り、“入っていない音は出てこない
のである。

残念な仕上がりのソフトを基準に音を探っても袋小路をさまようだけ?。
まずはまともなソフトを選定しないと“オーディオ迷い道”に入って出てこられない
永遠の流離い人”になってしまうのかも。

我が身を振り返ってゾッとした。(汗)


つけ加えておくとモアさんはお金にあかして
オリジナル盤ばかりを買い集めるというのとちょっと違う

それどころか、あんまり知られていないが故に比較的安価だが
音が良いLPの選定を熱心にされている方だ。
その点誤解をなさらないで下さいませ。

いや、しかしあのソフト達には参ってしまったが…。
世の中には凄い人が多いということだ。

凄い人のお一人、Shuksさんのオーディオはこれからどこへ行くのか?
こちらも興味津々だ。
現状で人も羨むような音が出ているのに
これを更に良くしようとするから苦しみも多くなる?
それとも良い友達(悪友ともいう。笑)が多すぎるのか?
マルチアンプへのお誘いも相変わらず多いような?(笑)

でも、回りの人達の気持ちもわかる。
何故って、Shuksさんって知らず知らずに人を引きつけてしまう
キャラクターでいらっしゃるので、どーしても何かを奨めてしまいたくなる。
いつお逢いしても本当に照れ屋さんで感激屋さん
(自分より目上の方にこんな言い方は失礼かもしれないけれど)
いつでも何度でも逢ってお話しをしたいと思える人。
人と共に物も集まってくるのは致し方ないというものだろう。

そして私が知り合えるオーディオ仲間はその様な良いキャラクターの
方ばかりだ。よっしーも今のところお金には恵まれていないが
には分不相応なくらい恵まれている
真面目な話ありがたいと天を仰ぎたくなる。

この日のOFFも解散が辛かった。
もっともっと皆さんのお話を聞き、音を聴きたかった。

そんな感じを抱く事が出来るよっしーも
やはり人生に恵まれているのかな。

ここでよっしーは再び天を仰ぐのでした。(



8月31日

早いなぁー、もう8月が終わってしまう。

夏が過ぎて行ってしまうのは寂しい
時折涼しい日が訪れると、やっぱりオーディオに向かうのは
こういう天気、天候の時だよな、と思ってしまう。

永らくお借りしたY31RS-1が次の人の所へ旅立つ事となった。
RS-1は年寄りのMU-41に載せる事は憚られたが
GT-2000には見るからにベストマッチ風だった。
だから、ありがとうの思いを込めてGT-2000に載せてワンショット。

いや、もちろん音も聴く。
テラークの「春の祭典」とか掛けながら、
“やっぱりGTのでかいターンテーブルって伊達じゃあないよなー、
ほらグランカッサが決まる決まる…”
と単純に喜んでおけば良いものを
“本当にGTだからだろうか?”と疑問に思ってしまう当たりが
よっしーの性分というか嵯峨である。


そこでMU-41のプレーヤーでも同じレコードを聴いてみると…。

おお〜、これも決まるではありませんか♪

とても40年近く前のターンテーブルとは思えない。
もっとも、アームはSAECのWE-407/23。カートリッジはMC-L10
そしてシェルは特製の炭化珪素23cだから掟破りなのかもしれない。

さすがに低域の一番下の方の表現になるとGT-2000に分があるが
シャープさと見通しの良さは自作プレーヤーの方にアドバンテージを感じる。
それとGT-2000の方に、ちょっぴり神経質な部分も感じた。
これはYSA-1を使っているからか?
このアーム、一刀両断大胆不敵という表現では最高だけど
組み合わせによってはピリピリしてしまう時もある。

分解能はカートリッジの違いだろうか。
YSA-1にはDL-103SLが付いていて、これも一級品と信じるが
ピンポイントのどうのこうのというお話しになるとL-10には一歩を譲る?。
あるいはアームの違いが出ているのかもしれない。

ま、どうでも良いといえばどうでも良いが、やっとこそんな聞き比べを
する気にもなれるような余裕が出てきたということで…。

あ、それは良いけど同じレコードを異なったカートリッジで交互になんか
掛けるとゴミの付着が増す。
これって擦る溝の位置がビミョーに違うから、それぞれが異なる
位置からのゴミを引き上げてしまうのでしょうか?
レコード聴いているよりも針先を覗いている時間の方が長かったかもしれない
夏の一日でした。


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