きょ〜お鎌倉へー行って来ました〜…、 ということで“鎌倉OFF”のお話し。
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Pippinさん、そしてN先生のお宅にお邪魔して参りました。 まずはPippinさんのお話し。
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回数は定かでないが、とにかくお伺いするたび システムも音も進化、発展しているのだから恐れ入る。 スピーカー、JBL4343はすっかりお部屋の風景に溶け込んでいる。 そしてそれを鳴らす駆動系はいつの間にか少しづつ変わっていく。 よっしーの写真は美しくないので、綺麗な画像はGTの会会員名簿の中の Pippinさんのページをご覧頂く方が良いかもしれない。 一応説明らしきものをすると プレーヤー類は不動のGT−2000XとGT−CD1。 両GTが並ぶ様は圧巻というか美しい。 WE−407GTアームにはortofonのMC70という オルトフォン70周年の限定カートリッジ (800個限定)が装着されていた。 プリにレビンソンのLNP-2L。これ以前はML-1。更に前はC−2X。 どれも良いプリだが確実にグレードアップされている。 他にもT−2やDRAGONがあって、これも不動。 目新しい物としてはCSEのアイソレーター、RX-100single HG なる物が加わっていた。 フォノアンプにはHX−10000もあって万全の体勢。
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以前はML−1→EC−1→BX−2+MX−10000という マルチアンプ構成で拝聴したがML−2Lの導入に伴い マルチからシングルアンプに変更。 それに伴いSPのアッテネーター調整など かなりシビアに追い込まれたご様子。 さてさて、その結果として音はどうなっていたか?。
(失礼致しました〜) どうぞどうぞと通されて、あっという間にリスニングルームの人と なったのだが、扉を開けた瞬間から、心の中には“!”マークが 登場していた。 Pippinさんは基本的に物静かな方なので ご自身は多くを語らないが、音の方はその変化を 雄弁に、といって良いほど伝えてくる。 何というか…、これはもう一方の雄と言い切ってしまって良いのではないだろうか。 思わずこちらがニコニコしてしまう様な、実に見事な鳴りっぷりだ。 カラっと乾きながら乾きすぎない中高音があまりに見事過ぎる。 これは相当調整で追い込まれたな、と勝手に想像してしまう。 そして本当にスピーカーが良く鳴る。 屈託が無いとはこのことで、いやはや恐れ入りましたの一言でしかない。
言葉を変えて説明してみよう。 例えば子供に画を描かせると、時に画用紙からはみ出して 下敷き代わりに敷いた新聞紙までフルに使って画を描いてしまう事がある。 それじゃあダメなんじゃない?、という見方もあるかもしれないが 得てしてそのような画を観てみると非常に面白い事が多い。 “大切なのは画用紙のサイズじゃあなくて まず自分が描きたいこと自体”。 そんなノリって僕は好きなんです。 この日のPippinさんの音を拝聴して、よっしーはその様な画を 連想してしまった。 筆致が豪快。躊躇いがない。弾けて伸びやか。 萎縮とは無縁の世界。 かといって、荒削りとは又意味が全然違うのでありました。 (続く)
さてさて、良い音を聴かせて頂いたのだから そのままにしておけば良いものを ここでまたぞろ悪い虫が騒ぎ出す。 Shuksさんとヒソヒソと30秒くらい密談して “Pippinさん、MX−10000もあることだし ここで一発マルチをやってみない?”と 無責任にも提言する。
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チャンデバのEC−1が引っ張り出された。 といっても引っ張り出したのはShuksさんで 結線をされたのはPippinさん。 僕は言うだけで何もしていない。(爆) Pippinさん既にマルチは経験済みなので手際は大変素晴らしい。 あっという間に音が出てしまった。 よっしーのお願いで、取り敢えず低域側にMX−10000を 使って貰ってみた。
これは当然ながら変わる。予想以上の変化がある。 低域側にMX−10000を使ってみて下さい とリクエストしたのには理由があって そうすると低い方がタイトになるのではないかと想像したからだ。 この予想は案外外れなかった。 グッと音は引き締まる。 面白いもので、MXでドライブしているのはウーファーだけの 筈なのに、全域に渡ってMXの音が支配力を持ったみたいだ。 というか、僕にはそう聞こえた。 高品位でパワーもあって、ギュッと引き締まった音。 それはそれで聴く者を魅了する。 ただ、勝手にマルチまでお願いしておいて言うのは心苦しいが この日の感じではマルチよりもMX単体よりも ML−2L単体で鳴らす音の方が好ましいように僕には思えた。 (後に電話でお話したとき、Pippinさんも同じ様な感想を 持たれたと知って安心した)
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先の例えで画を使ったので、ここでも画を引き合いに出すのを お許し下さい。 MXが加わった音が描く画も素晴らしい。 だが、その画はフレームを無視してまで飛び出す画とは ちょっと違う。 ちゃ〜んと用紙のサイズに納まっている。 …いや、あろう事か“このままだと印刷するとき不都合でしょうから 99%に縮小掛けてやりやすくしておきました”、 とまで囁かれているような感じだ。 その気配りは嬉しい。 この日のMXの振る舞いは正に日本の優秀なサラリーマンの 仕事を見る感じだったと思う。 対してレビンソンの方はどうだったかというと 職場にあってもスーツ姿ではない。 冗談も言うし時に投げやりとも思える振る舞いもする、 優秀だけどちゃんと血の通った人間なんだよ、僕は と言わんばかりの振る舞いだ。 想像を逞しくしてしまうと、このアンプ(ML−2L)を 作った人は、実生活でもそんな感じだったのではないかと 思えてしまう。 この違いは、どちらが良いとか悪いとか言う事とは違う。 けれどどこか根本的な違いのように思えた。 (*一応念のために補足しますが、YAMAHAよりレビンソンの方が 優秀だとか、マルチよりもシングル使いの方が良いとか そんなお話しではありません。 何より、以前Pippinさんのお宅にお邪魔させて頂いた時は ML−1→EC−1→B−2X&MX−10000の組み合わせで それはそれは素晴らしい音をお聞かせ下さったのであります)
Pippinさんは後何をすれば良いのか?。 魔術は囁く…ならぬ悪魔は囁く。 “ML−2Lをもうワンペアー買ってマルチにしよう…”と。(笑) しかし、まあそれこそ置き場が問題になるし発熱も凄そうだ。 悪魔の呟きなど軽く聞き流して Pippinさん、これからも最上級のリビングオーディオ街道を まっしぐらにお進み下さいませ〜。
さてここでPippinさん宅を後にして N先生のお宅へ。 書き忘れていたが、この日Pippinさん宅には N先生、Shuksさん、そしてよっしーがお邪魔していた。
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リスニングルームの扉を開けると、もぁ〜っと熱気が 漂ってきた。 どうやらN先生、機器をずっと通電したままにされたご様子。 こりゃ気合いが入っている?。 N先生は大のJAZZ党なのです。 お部屋に入るとすぐに“ドカぁ〜ん!”とCDが掛かる。 圧倒的大音量再生。情け容赦無し?。 なのだけど、この日は朝からPippinさん宅でJAZZを 掛け続けて来たせいか、ほんの少し大人しめ。 …とはいっても一般レベルからするとかなりの迫力だ。
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実は前回より気になる事が一つだけあった。 それはツイーターのレベル。 アッテネーションについては各人各様であって然るべきだし 何人もそれに口出しなどするもんじゃあない。 ただ、N先生は大音量派なので、音色がどうこうよりも ツイーターが痛んでしまうのではないか?という点が気になって仕方ない。 もし断線でもしたらと思うとドキドキしてしまう。 そこで…、というわけではないのだが この日はこっそりとアッテネーターを弄らせて頂き ツイーターの保護に走った。 この時も実行部隊はPippinさんとShuksさん。 よっしーはせいぜい見張り役だ。(ずるい) しかし、この人選に間違い無かった事はこの後すぐに判明した。 (写真に写っているのが特製外部アッテネーターボックスです) さすが4343や4348使いのご両名である。 一見適当に弄っていたかに見えていたが、一発で最適ポジションを 探り当ててしまったよう。 ほんの何クリックかつまみを回しただけなのだろうが それだけでN先生の4343は迫力をそのままに圧倒的に聞きやすくなってしまった。(!)
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…とはいってもN先生ご自身はそんな事は一向に気にもされていない?。 オーディオ好きも人それぞれで、システムに対して非常に 神経質な人もいれば、どこ吹く風で泰然としている人もいる。 N先生は明らかに後者なのである。 音や機材に興味がないことはない。 無かったらこれだけの装置を揃えるものか。 N先生にとってもオーディオ装置はもちろん大切な物なのだが あくまでも音楽(JAZZ)と一体になってなんぼの存在と言える。 N先生は私が存じ上げている中でもソフトとハードに対する情熱のバランス という点でトップクラスの方かもしれない。 実際新しいソフトに対する探求心という点では その日集まった4人の中ではダントツ。 今でもキチンとレコード店に脚を運んではソフトを買い込んで来るのだから凄い。 ソフトの選び方がまた面白い。 録音評など読まず、店頭で時間を掛けて 最後は直感に頼って買ってくるのだ。 視覚、聴覚、そして最後には嗅覚まで使って (匂いでも判別可能らしい) 選んでくる。 持ち帰ってスカだったという事も当然多いが それだけに誰も知らないような“当たり”を引き当てた時は喜び100倍?。 いやいや、とにかくもの凄い好奇心とバイタリティーである。 この日ももの凄く音の良いディスクをたくさん披露して下さった。 そして、まあ本当に良い音だ。僕は幾度か途中で “こ、これ凄くいいですね!”、と口に出してしまった。 そんな時、先生も本当に嬉しそうだった。 アルコールも入り、話しは実に多岐に渡った。 その全てを書くことなど到底出来ないが、 波乱の時代を駆け抜けて来られた方の話しはやはり面白い というのが率直な感想。 そして、やっぱり男は道楽を一つは持っていた方が良いと、 実に当たり前の事を痛感してしまった。 JAZZがあって、JBLがあって、レビンソンがあってマッキンがある。 N先生は本当に本当に素晴らしい人生を送られていると思う。 ところで、ここでも悪魔の囁きが一つ。 “先生、そろそろ4355はいかがでしょう?。某所でワンセット 余っているみたいですよー。 ほら、先生のところはマッキンのモノ4発あって 準備も万全ではないですかぁー”だって。(爆) ホントに実現するのかどうか知らないが、 もしやるときは搬入のお手伝いに参りましょう。 そう、今度こそよっしーも実行部隊で…。
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