3月7日

何だか久しぶりのロジャースの顔?。

最近は別宅のコンコルドにぞっこんで
ロジャースになんか見向きもしない…、
などというのは大嘘で、こちらにも充分頭を悩ませている。

というか悩みはこちらの方が多い。

いや、そんな言い方は可愛そうかも。

次男コンコルドはうるさい事言われずに伸び伸びやっている。
対してロジャースはちょっとでも気になる事があると
いちいちチェックをされる。

ちょっとやそっと良くなったって誉めてなんかもらいない。
そのくせ気になるところがあれば、チクチクとそこを突かれる。

長男の悲哀ここにあり?。

冗談はともかく、あんまり減点法で責められると
最後にはブチ切れるのは人間もオーディオも同じ?。

セッティング一つにしても、“!ああでもない、こーでもない”
とやっている人間も疲れてきた。

コンクリの塊をKANスタンドに載せてみたり
下に敷いてみたり。
TAOCを持ち出したり、剣山を上向きにしたり下向きにしたり。

結局全部外してKANスタンド+木製天板だけの
シンプルな状態に落ち着いて撮影したのが上の写真。


とにかく良くないところにばかり眼(耳?)を向けられたんじゃあ
たまりません、とロジャースが呟いた。

ごめんなさい、と謝って、それでは仲直りにと
最近さっぱり掛けないソフトを引っ張り出して再生。

どれも第一級の奇盤?、ゲテモノ?。

guillemets004」はアマチュア?音楽家が
DAT→CD−R直焼きで直販した物。
登場するのはコントラバスとヴァイオリン。

CONTRABAJEANDO」は斉藤徹さんの
コントラバス演奏主体。
ジャバラレーベルで録音は小川洋さん

超絶のパーカッション」はたびたび登場しているので
説明省略。

いやいや、ちゃんと脳天かち割るような音も出ているではないですか。
コントラバスの本当の低い方のうなりの一部は気になるし
コントラバスマリンバの連打に追いつかない気もするけれど…
って、だからそれが望みすぎだと言うんです。(爆)

しかし、ロジャースも奥が深い


3月11日

YP−700Cだが、良い仕事を始めている。

まず、そのオート機構の動作が可愛らしい。
セミオートなので針を持っていく所までは手動なのだが
リターン等は勝手にやってくれる。

カチャッ”と音がして動くのだが、その音が
いかにもターンテーブルの下にあるメカニカルな機構が
働いているという感じがしてよい。

こんなに時間が経過しているのにキチンと働いてしまうのだから
つい涙腺がゆるんでしまう。

例えに引っ張り出しては可愛そうだけど、
30年経っても普通に稼働出来るCDプレーヤーって
どれくらいあるのだろう?。

これは当時の広告の写真なので
それと比較すると僕の手元にある個体は
随分色が濃くなっている。
でも、それも風味みたいなもので宜しい。

音の方だけど、とっても繊細で切れがあるもので
正直驚いてしまった。

実はM75BTYPE2+YAMAHAのシェルという組み合わせは
もう一組持っていて、自宅での印象はどちらかというと
ザラザラした感じがあった。

でも、今回はそんな感じはまるでない。

A級外盤、マドンナ、スティービーワンダー
何でも来いの感じでキチンと鳴る。

ありゃりゃんこりゃりゃん?という感じだ。


3月17日

ところでDV−S10Aが来てから随分時間が経った。

一時期はあれこれやっていたが、その後は
まあこんなところでしょうか”、みたいな感じで納まっていた。

で、つい先日の事。教室のあるマンションの方にCDX−900D
が来たのを機にCDP−777ESAを一旦自宅に持って来てみた。

それを聴いてみると…。

なんだか聴けたものではなかった??。

エージング不足とかそんなことではないだろう。

だってマンションの方ではほとんど毎日使われている。

長い間自宅のメインCDの座に納まっていた777ESAが
今ではすっかり異物になってしまった。

オーディオは生きているなどと書くと馬鹿にされそうだけど
しばらく里子に出していたら実家に馴染まなくなってしまったみたい。

いや、別の見方をするとS10Aが自宅の装置にマッチしてきたという
事なのだろう。

特に何をした覚えもないのだが面白いものだ。

S10AはやはりDVD−Aを聴いてこそ価値がある
という説もあるが、ウチにはそんなソフトは無いので
掛けるのはもっぱらCDばかり。

世評を探るとS10AのCD再生能力は大したことがないみたいだし、
誰あろう僕自身も当初はそう思いこんでいた節がある。

でも、まあ最近は結構行けてる気がする。

同価格帯のCD専用機に比べるとどうだとか
最新のユニバーサルプレーヤーに比べるとどうだとか
50万円クラスと比較するとどうだとかあるかもしれないが
それを言っていたらキリがない。

しぶとく使ってみるのも悪くない物だと痛感した次第。

ただ、この機械やっぱり電源ケーブルだけは選んだ方が良い?。

もっとも、不精者の僕にしてみると
そーゆー事で音が大きく変わってしまうのは
良いのか悪いのかわからないという気もするのだが…。


3月19日

ステレオサウンドなど買ってしまった。

読み応え充分という感じで重いのをこらえて
鞄に入れて持ち歩いている。
(肩が凝る)

触発される事や考えさせられる事がいっぱいなのだが
取り敢えず触発結果の一つとして
NORAH JONESの「feels like home」なんか買っちゃった。

確か輸入盤が安かったよな、と思ってお店に行ったら
輸入盤でもCCCDとそうでない物があるのに気づかされた。

輸入のCCCDが最も安くて1380円(税別)。
そしてCCCDでは無い輸入盤が1580円(同)。

国内盤は最も高く、CCCDだった。

前作は歌詞カードが欲しくて国内盤を買ったが
今回は輸入のノンCCCDを購入。

は?。

残念ながら聴く時間が取れていないのでした。(涙)


3月20日

で、ちょっとだけ聴いた。

ヒートアップも中途半端な状態で聴かれて音質について
語られてもディスクも困る。
でも、このディスク、やはり一定以上のクオリティーなのは確かみたいだから
じっくり付き合って行きたい。

それより全体に流れる色調が前作と似通っているので
安心して聴けるのが嬉しかった。
音の傾向も似ていると思う。

SS誌でこのアルバムの録音評?を書いているのは岩田由記夫氏なのだが
そのレビューはこんなふうに締めくくられている。

“少々穿った見方をすると、現在のアメリカが社会的に最も必要としているものを
この作品は提示したとさえ思えるのだ”。

「feel like home」を一聴すると、岩田氏が言いたかった事が
凄く良くわかる気がした。

そして何故だかしばらく振りに(…と言っても一回しか行ったことないけど)
アメリカに行きたくなった。

と言ってもNYとかそんな所へでは無い。
フリーウエイを夜も昼もなく走ってみたい。
片田舎から片田舎へ。
宿泊はモーテルで、ビールはやっぱりバドワイザー?。

ああ、なんて想像力が貧相なのだろう…。

病める大国アメリカ。

う〜ん、今日の日記は詩的だなぁ〜。
(どこが?。爆)



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