2月19日

実に珍しく、家具調度類にお金を使った。

何?っていうと
オーディオラックだ。

組み立て風景については近々“かたづけ日記”の方でアップすると思うが、
今回買った物は別にオーディオ用のラックではない

“敢えて”、オーディオ用を買わなかった。

設置場所は教室のあるマンションの方。
つまり納まるのはコンコルドその他の装置。

一応紹介しておくと、このラックはGarage(ガラージ)というブランドの中の
FrameRack(フレームラック)OSというもの。

取り扱いは東急ハンズ他一部のお店らしい。

スチールのサイドフレーム(骨格)に棚板が載るだけという
シンプルな構造。

棚板は木目とガラスの二種類が用意されているが
今回はガラスの方をチョイス。

…というか、どうしてもアルミ風フレーム+ガラスという“画”
が欲しかったのでこれにした次第。

何をまあ柄にも無いことを、と言われそうだが
(ホントに柄でもない)
教室のあるマンションの部屋の方も
当初は殺風景だったのが随分見られるようになって来ている
今日この頃だから…というのが理由。

防音室とベンチ以外ろくな物が無かったのに
最近は居心地が良い。

きっかけとなったのはフラワーアレンジメントの教室も始めた事か。
いつの間にやら一角にはガラストップのテーブルが置かれ
アレンジメントの作品なども置かれ始めた。

こーなるとオーディオラックも無粋なのはペケとなる。
ガラス+シルバーのフレームのテーブル+黒い樹脂のイスに
マッチするラックを物色していたら、これに巡り会った。

組み立て式なので部材の選択によってサイズも変わるし値段も変わる。
今回は全高が1080o、棚板の奥行きが375o(三枚購入)。幅は965o。
脚にはキャスター付きという仕様。
約3万円の出費となった。

オーディオ好きであれば価格はともかく
このサイズだけ見て“ははぁ〜…”と思う人も多いだろう。

まず奥行き
D=375o(棚板の奥行き)というのはレギュラーサイズの
オーディオを納めるにはギリギリの大きさ。

だいたいGTラック系でD=450位だ。
それからすると75o小さい。

奥行きというのは収納具にとって結構重要なポイントで
大は小を兼ねるというのは嘘ではないのだがD=450は
なかなか鬱陶しい奥行きサイズだ。
ギリギリまで削るとすると375oは非常に好ましいサイズだ。

次に
このシリーズでは棚板の幅は556o965oが選べる。
スリムに決めるなら当然556oの方だ。
GTラック級で幅は外寸で580〜600o。
内寸はそれより80〜100oマイナスになる事を思えば
非常に好適なサイズ。

このパターンで行こうかな?、と思いつつも
敢えて965o幅を選んだ。
というのも、今回はラックにスピーカー(コンコルド)も
一緒に納めたかったから。
965o幅はコンコルドみたいなミニスピーカーを
設置するには好適。
気がかりだったのが、アンプやCDを二台横に並べて置けるかどうか?
という点だったが、これは一応OKだった。

高さ1080oで文句無し。
棚板は約200o間隔で設置出来る。
今回は棚板三枚使用。必要があれば後から追加も可能。

棚板の上下間隔が200o取れれば、アンプとCDを重ねて置く事は可能。
パワーアンプを置いても(勿論重ねないけど)良好。
何より通気が良いので発熱の多い機種でも問題皆無。


そんなわけでサイズは大満足
心配されたのは強度だったが、組み立ててみたら充分ガッチリしていた。
思わず“ビンゴ!”と叫んでしまいそう。

ルックスも大変良い。

で、最初はど真ん中にアンプ類を置いていたが
かみさんが来るやいなや、オーディオは最下段に追いやられ(笑)
お花が主役になってしまった。

いや、それで良いのだ。
この場所ではオーディオは影の存在で良い。

その為に敢えてオーディオ用でないラックを選んだのだから。


2月20日

オーディオラックの重要性というのも昨今言われていて
記事など読むと頷けるのだが、評価の高い物は
大抵値段も高い。

デザインの優れた物も増えているが
デザインが良い物は価格もよい。
とても手が出ない。

そこで大いにすねて非オーディオラックに手を出した。

このラックのオーディオ用としての実力がどの程度のものか、
今のところはわからない。

同一条件で、何か別のラックと1対1で比較をしなければ
わからないだろう。

その辺の事はオーディオ誌にお任せしておけば良いと思う。


今回のラックだが、棚板は強化ガラス(板も選べる)とのフレームで
強度は結構あるみたいだ。
(一枚あたりの耐荷重は40s。ラックトータルでは200s以内までOK)

フレームも一見アルミ。実はということで強度はある。

そして通気性は大変結構。

ぐらつきはどうか?と思ったが
脚にキャスターが付いたタイプを選んでしまったので
揺すると先にキャスターが動いてしまうので
本当のラック自体のガタ等はわからないのが現状。

キャスター付きは良くないと一昔前は言われたが
最近の記事を読んでいると、一概に音が悪いとは
断言出来ない部分もあるみたいだ。
このあたりは一筋縄ではいかないのだろう。

個人的にはキャスター付きは大賛成。
なぜなら一年中ケーブルの脱着をやっているので
ラックのに手が入らないのは困ってしまうからだ。

自宅のオーディオラックにはキャスターは付いていないが
家具スベールを挟み込んで、いざというときは引きずって
動かせる様にしてある。

音は大事だけど、同じくらい利便性も大事だと
個人的には考えている。

教室のあるマンションの床は絨毯など邪魔な物はないので
キャスターも本領発揮
こんな感じで好きなところに移動して聴く事も出来る。


2月26日

ニューアイテムが続々?。

いっぺんに全部の話しをするのは不可能なので
まずはこちらから。

YAMAHAのスーパーウーファー
YST−SW45

ある方のご厚意で、西の方から飛んできた?。

しかし、こうして見てみると
色合いといいサイズといい、コンコルド105とは
ベストマッチな感じ。
驚いてしまう。

さて、さっそく接続なのだが
YST−SW45は利便性に富んだスーパーウーファーで、
背面には端子がいっぱい。

アンプのSPアウトからSPケーブルで引っ張っても良し、
あるいはプリアウト、又はRECアウトからピンケーブルで引っ張っても良し。

で、今回はピンケーブルで繋ぐ方法をチョイス。
何故って、JA−S71は背面でプリメインとセパレートのオペレーション切り替えが出来る。
しかもプリアウトは二つも(メインインはさすがに一つ)備わっている。
これを活用しなくちゃ嘘だ。

だから二組あるプリアウトの内一つをYST−SW45に、
そしてもう一つのプリアウトとメインイン端子を接続。
これでOK。

考えてみるとこれも立派なバイアンプ構成である。

実はブツが届く前から、こうやって繋ごうと決めていたので
結線はあっさり終了。

すぐに音出し

まずはお約束でSWをブンブン言わせてみる。(笑)
SWのボリュームを上げればブリブリ言わせるのは簡単
クロスオーバーポイントも色々変えてみる。
このあたり、パライコを弄る事と比べれば、容易なものである。

で、早速真面目な?調整に入る。

スーパーウーファー、あるいはサブウーファーの使い方に
決定的な規則などない。
どう使おうと本人の勝手。

逆にいうと、それだけセンスが問われる事にもなるのだが、
今回は二通りの考え方をしてみた。

@コンコルド105をサテライトスピーカーとして捉える。
そして低域に関してはSW45に依存する。

Aコンコルド105をあくまでもメインの広帯域スピーカーとして捉える。
そしてSW45は105の隠し味として使う。

…以上、なのだが結論から言うと今回はAの考え方で行くことにした。

@の考え方でも悪くないが、コンコルド105は
サイズからは信じられないかもしれないが、豊かな低音を出すし
それが独特のスケール感に繋がっている。

僕の場合は、それを更に後押しするつもりで
JA−S71のラウドネススイッチをわざと積極的に活用。
ボリューム角で9時〜10時くらいまでは常時ラウドネスオンにしている。

場所により、また好みにより同じ使い方をしたら
低音がだっぷんだっぷんになってしまう可能性も高いが
何しろここはコンコルド105を基準にしたら馬鹿みたいにエアボリューム
ある場所である。
ややローブスト気味なのは百も承知で、その心地よさに酔っている。

だからそれをわざわざ崩す事は無いと考えた。

で、SW45のクロスオーバーポイントは低めに設定。
色々なソフトを聴きながら追い込んだところでは
だいたい60Hz位につまみの位置は来ている。

そして効かせ方の量だが、過度にはせず、
SW45無しでも充分OKだが加えていたのを切ってしまうと
やっぱり寂しくなるという位
に持っていった。

まずは良い感じだと思っている。

余談だけれど、これまでの経験からSWを使うときは
出来るものならクロスのポイントを低めに持ってきて
(SWの)ボリュームを気持ち煽るくらいが無難というか
成功度が高いと思っている。

その方がSW(の音)がシステム全体の中で“浮く”事が
少ないと勝手に判断している。


まだまだ道半ばという気はするが
クラプトンの「アンプラグド」なんかを掛けても破綻する事無く
鳴ってくれる。

そして面白い事に(良く言われる事だが)
SWを上手く繋ぐ事で中高域まで艶やかに伸びやかに鳴る気がするのだ。
クラプトンのソフトなんか正にそんな感じだった。

更に、オーディオマニア向けでも何でもない
J.POPのCDを掛けても聞きやすさが増している?。

ソフト自体がローブースト気味なのも多いので
酷いことになるのでは?と思ったがそんな事は全くない。

オーディオって本当にやってみないとわからない??


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