1月11日

子供が成長して多少楽になるかと思ったら
お犬様の登場で調子が狂い勝ち。

音を出そうかな?と思ったら犬の調子が悪いみたいで
心配して過ごす。
ま、どうやらすぐ直ったみたいで一安心。

その間、LPのクリーニングなどに励む。
そして綺麗になったディスクを、またしてもSL−7に載せる。
何かあって(犬も子供も気まぐれだ)席を外さなければならない時、
フルオートプレーヤーは大変安心。

それはさておき針をまた換える。
純正のP202Cに戻してみたのだが、針先はまだいけそうだ。
ただ、気のせいかダンパーが心配?。

気にし出すときりがないので、これもどんどん使わせてもらおう

当たり前だけどカートリッジを換えると音はどんどん変わる。
SL−7にP202Cはさすが純正組み合わせ
破綻がないというか何というか、テクニクスらしく描写は正確
もう少し脂っ気が欲しいと思ったのは最初のウチで半日もすると
やおら好調になる。

それは良いけれど、このプレーヤーホントに立派
リニアの威力か、あるいはダストカバーに組み込まれたスタンパーも良いのか、
驚きつつもやるせない気持ちになる。

ここまでやるのならという事で
再びラックの上にきちんとセット

更に徹底して、ということでTAOCのインシュレーターを使い
純正インシュレーターを避け三点支持で置く。

そうするとどうなるかというと、
音の切れは更に良くなる。

一番わかりやすいのがスクラッチノイズ
プチっという音の立ち上がり立ち下がりがかなり違って聞こえる。

車窓に現れる電柱が後方に消え去る速度が速くなったみたいな
感触と思って貰えると良いかも知れない。


1月17日

結局SL−7にはTM14をつけて聴いていることが多い。
このカートリッジ、ボテッとした感じというかなんというか…。
たまらない味わいを持っている。

あまり気負わずに、GTの上にSLを載せて使っているのが現状。

掛けるレコードだが、相変わらず新譜には縁がない。
かみさんが持参した、懐かしのレコードを掛ける事が多い。

盤のコンディションはまちまちで、何の問題もない物もあれば
写真の達郎さんのLPみたいに、哀れカビが生えていた物もある。

得意の水洗いで大抵の汚れは落ちるし、カビも軽傷なら大丈夫。

ところでSL−7ってバッテリードライブが可能だとか?。
電池を繋げても動くのかしら?。

それで更に音が良くなったりすると面白い。


1月21日

スピーカーフルテスト?。

場所は教室のあるマンション

この場所を使えるようになってから半年以上経つが
こちらではオーディオを真面目にやっていない

まず、防音室(アビテックス4.3畳)の中のオーディオ。
ここにはコンコルド105を用意してスタンドを自作するなど色々やったが
音はどうにも良くならない。

駆動系は最初がPRA−2000HMA−9500U
最近はA−10V
CDプレーヤーがCD−10、あるいはCDP−777ESA

良く言えば往年の名器達だが、結果は芳しくない。
で、さじを投げた?。

次に防音室外のスペース。
ここはマンションを手に入れて最初に試したが
それこそどうしようもないという感じだった。

マンションは国道一号線沿いに建っている上に
通りに面した部分は全てガラス
車の騒音はひっきりなしに入ってくる。
オーディオの音はそれにかき消され…、というのが
最初の実験の時の結論だった。


しかし、本当にこのスペース(防音されていない区域)
は使い物にならないのか?。
7ヶ月振りに考えてみた

(続く)


1月23日

慣れというのはあるもので、
半年の間に外来騒音というか暗騒音にも
随分慣れた。
それに煩いとはいっても、もちろん室内での会話
妨げになる程の事はない。

第一印象があまりに悪すぎてその後の
カットアンドトライを放棄してしまったのではないかと反省
(多少はやったけど…)

やっと時間も取れたので、上記のごとくスピーカーを
並べて再挑戦してみる事にした。


そこで、という訳でもないのだが、
物置からJA−S71というビクターの古いプリメインアンプを
引っ張り出す。

他にもアンプはあるのに何故?、というと
トーンコントロールラウドネス、ハイカット、
ローカットフィルターと豊富に付いているのがこれだけだから。

そんなものが無くても大丈夫にしなくてはいけない
というのも正論だけど、車のノイズでまっ先に打ち消されるのが低域
これに対抗するために必要かと思って、この古いアンプを引きずり出した。

それでなくてもネッシーなどは低域ダラ下がり
ケースバイケースで電気的な補正も要らない事もあり得るが、
この場合は必要と予想する。
だからどうしてもJA−S71を使ってみたかった。


物置で眠っていたアンプが果たしてまともに働いてくれるかと、
それだけが心配だったが、取り敢えずOK

初めはネッシーを繋ぐが、こちらも寝ていたので、
しばらくヒートアップを兼ねてCDを適当な音量で掛け続ける。

しかし、まあ、この時鳴っている音というのは
ホントに安いラジオ並…といってはラジオに失礼かもしれない様な音。

時間が進むに連れて、高域の美しさみたいな物は出て来るが、
中音域はやせ細り、スリムを通り越して栄養失調を感じさせてくれる。

ラウドネス及びトーンコントロールで低域の量はアップ出来るが
質が伴わないというか何というか…。


取り敢えずここでの努力は放棄して
8p×4本のマトリックススピーカーを繋いでみる。

これは昔29インチのTVの下に敷く形で使う事を想定して作った物で、
FE−87を使用している。

こちらはどうかというと、ネッシーよりバランスは整っているが
鮮度は著しく低下。何を言っているのですか?
と突っ込みを入れたくなる音だ。

まあこれは無理もない所もあって
そもそもこのスピーカー、上にTVが載っているのといないのでは
随分音が違う(今回は勿論TV無し)
ただ、ちょっと驚いたのは8pユニットでも約30畳の中で
遠くまで音を飛ばす事が出来るということ。

考えてみると立派である。


とは言っても両者共音楽を聴くどころか
BGMにもならない感じだ。

やっぱりこの場所では音楽は鳴らせないのかと
顔を曇らせつつ、足は防音室に向かう。

そして、防音室からコンコルド105を運び出して
物は試しと接続してみる。

…が…、こ、これが凄かった!

何という鳴りっぷりの良さ。何という豊潤さ。

前記二つのスピーカーを鳴らしていた時とは
別の世界だ。

何と、暗騒音は一貫してあるのに、
これだとこの場所で充分音楽が聴けるのである。

喜びと驚きのあまり、思わず飛び上がりそうになった。(!)


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