6月6日

最近のよっしーの部屋の風景。

写真にはいっぱいの物が写っているけれど
割とシンプルな使い方になってきている。

永らく二系統の装置並列でやって来たけれど
2月のある日以降はロジャースLS5/9一辺倒でやっている。

だからプリもカウンターポイントSA3だけ。
メインアンプはLo−D HMA−9500
これは二台使っているのだけれど
一台がロジャース用で、もう一台はSTAX専用

デジタルプレーヤーの方は
SONY CDP−777ESAとPioneer DV−S10A
二台が収まっているけれど、いずれは一台にしたいなぁ〜
と思っている。

アナログプレーヤー二台は不変だと思う。
これはやっぱり二台無いと気が済まない。
フォノイコライザーはYAMAHA HX−10000で固定。
音の面でどうこう言う前に、二系統のフォノが完全に同等に
扱える便利さは何物にも代え難い。


音の悩みも減ってきて、装置もシンプル化が図れそうで
とっても嬉しい。

一番顕著なのが物欲の後退で、
何だかもうこれ以上は(量ではなくて質の問題)
当分無くても良いなぁ〜と思っている。

上を目指すとキリがないが、取り敢えず
今のままで良いという気分。

だいたい今の装置でも充分身分不相応だ。

ロジャースをHMAー9500のバイアンプ
鳴らしたいという気だけはしているが
それもちょっと大袈裟な気もしている。

問題はそれよりも、使っていない装置達の処遇?。

ネッシーをサブウーファーで使うのは楽しいし
効果もあるがシンプル化に反するので最近はやっていない。

音の入り口から出口まで、現用でない機器はいっぱいある。
(いや〜、数えるのが怖いくらいある)

さて、いかが致そうか?。

う〜ん、、、。(笑)

悩んでいるのではなくて、この状況を結構楽しんでいるのでした。まる。


6月7日

それにしても、、と思う。

初めに買って貰ったシスコン
(今思うと申し訳ないくらい立派な物だったが)
ADプレーヤー、プリメインアンプ、チューナー、
それにスピーカーという構成で、横型ラックには随分空きスペースがあった。

これを早く埋めたいな、と思っていたあの頃はやっぱり可愛かった

ついでにプリメインアンプのリアパネルも開いた端子がいっぱいだったわけで、
これも早くいっぱいにならないかな〜、と思っていたのだった。

時は流れて昨今は如何に物を削減するかに腐心しているのだから
随分贅沢になったものだ。

長い間に手を引いてしまった分野もある。
FMチューナーが外れた。次に録音機から手を引いた。
映像というか所謂AV(VAではない)も随分楽しんだが
勝手な物でTVはいつしか邪魔物と化した。
29インチが壊れたのを幸いに13インチにスケールダウンした。
いや、まあどうでも良い。なぜならTVのスイッチ自体をまるで入れなくなった

と言うことで、興味の無い人から見たら大袈裟極まりない装置を使って、
やる事と言えばADを聴くこととCDを聴くことだけだ。

却って贅沢じゃあなかろうか?。


でも、まあ色々な事に手を染めたその経験は
無駄な事はまるでなくて良い体験だったと思える。

あれやこれやの10代、20代、30代を経て、
こざっぱりしたいなと思える40代の自分がいる?。

そして今は、あと一歩シンプルにしたいなと思っている。

出来るかな〜。

するつもりで居るのですが、、、。


6月8日

@恐ろしいくらいにスピーカーを揺り動かす駆動力があり
A歌手の口の中のつばの粘りけが増したように聞こえ
B音楽の静と動を如実に現す力がある。

以上、ファーストインプレッション

詳しくは又!。

(掲示板にも今日は登場出来ません。汗)


6月9日

さて、昨日は本当に速報第一弾という感じで失礼致しました。

掲示板は流れて行ってしまうので
やっぱりちゃんと日記に記録しておかなければならないと思います。

今回のアムクロンはHGさん発の物。
詳しい経緯はさておいて、新品のアムクロンが巡回貸し出しと
なってしまった?。

トップバッターとしては緊張せざるを得ない。

アムクロンがどのような物なのかは、よっしーより詳しい人がいっぱい居るので
説明は割愛させて頂こう。

ただ、よっしーよりも詳しくない人の為に
概略だけ説明させて頂くと、アムクロンは主にスタジオ
あるいはPAと言った、いわゆる民生機とは違った“現場”で
活躍する事の多い機械である。
それだけはご承知置き下さい。

とは言え、このアンプが如何にただ者ではないかは
開梱して直出しのACケーブルを眺めるだけでわかるはず。

これは一体何スケアーと言うのだろう?。
超極太のACケーブルに唖然とする。

正直言って工作機械でもこれだけの太さのケーブルを使う物は
滅多に無い?。

そしてずしりと重い。
何しろ非常にスリムな外観のアンプなので、
ついそれなりの重量を想像しがちだがとんでもない。

別に50sも重さがある訳ではないが、
実がぎっしりと詰まっている感じだ。

セッティングに関しても色々と気を付けなければならない所が多々あるが、
細かい事はさておいて、やっぱり肝心なのは“音”である。

さっそく音出し。

音に付いて一言で言えば威風堂々である。

よっしーは日頃ピアノ用の背もたれ付きのイスに座って聴いているのだが
そのイスの脚が振動するというのは初めて体験した。
これまでは震えても床止まりだ。

一応正確を期すために説明しておくと
よっしー宅のスピーカーは最近はロジャースLS5/9のみ実働中。
プリはカウンターポイントSA3、メインはLo−D HMA−9500。

HGさんには1月4日にお立ち寄り頂いているのだが
その時とは音はまるで違ってしまっているのが悔やまれる?。
(今度またお越し下さい)

今回はHMA−9500を脇にどけてアムクロン様をお迎えした。
つまり差し替えたのはパワーアンプのみなのだが
音は変わる変わる。

とにかくアムクロンは圧倒的な駆動力を持っている。
ロジャースのウーファーなんてほとんど吐き出さんばかりだ。

利得に付いてはHMA−9500とアムクロンでほぼ同じ。
だからSA3を使うとロジャースでもボリューム位置9時くらいで
充分近所からの苦情が心配なくらいな音量が得られるのも同じ。

しかし音の“出方”はまるで異なる。
音が出るというよりは沸き上がる、あるいは吹き出る感じがある。

と、この様に言うと、やっぱり業務用パワーアンプだけあって
力はあるけど他の要素はいまいちなのではと想像されてしまうかもしれないが
そんな事は無い。

今回はCDあるいはDVD−Aを使って拝聴したのだが

@例えばボーカルの発音の聞き取りやすさは天下一品。
「come away with me/Norah Jones」など聴いていると
英語の歌詞が実に容易に聞き取り出来る。
これが一体なぜなのかは不明だがとにかく歌手の口元
唇の動きが見えてくるような鳴り方をする?。

A左右前後対称に広がる音場の展開。
「fourplay/FOURPLAY」など見事。
エンジニアの目論みも手に取るようにわかる。

B使い古された言葉だけど“臨場感”は最高。
「WE GET REQUESTS/THE OSCAR PETERSON TRIO」では
主立った音が左右に見事に広がりつつ、
回り込む音”がクリアーに再現されるので一種のサラウンド感が得られる。
これは慣れないと不気味な程。
臨場感=その場に臨む感じとすれば文字通りだ。

以上のような観点からしてアムクロンはやはり凄い
パフォーマンスを示すアンプだ。

敢えて違いを探るなら、可愛らしさ、狂おしさ、
得も言われぬ繊細微妙な感じの表現力に関しては
9500の方に一日の長を感じる。
これは両アンプの生い立ちの違いにも繋がる。

ただ、これは組み合わせの問題も絡む。

アムクロンの鳴り方から考えると
やはりもう少し口径の大きいユニットを持つスピーカーや
質感は優れているけどちょっと引っ込み思案なプリなどと組み合わせる方が
良好な結果を得られる気がする。

更に言うなら部屋の強度もあった方が良いし、
広さもそれなりにあった方が良いと思われる鳴り方をする。

「よっしーの部屋」の場合この辺りが特に問題で
アンプに対して部屋が役不足なのではないかと思えてしまうほどだ。


(続く)

すみません。今日も掲示板には登場困難であります。(汗)


6月10日

アムクロン様との楽しい日々ももう終わり。

で、ふと思って電源ケーブルを自作のタップから引き抜いて
壁コンに直差ししてみた。

これはやっぱり正解で音はだいぶ変わる
パワフルさ、奔放さはそのままで
かなり精緻な鳴り方が加わる。

何というのか、常用のHMA−9500をドーピングしたかの様な音になる。
あるいは過給器を付けてしまったかの様な音とでも言うべきか。

恐れ入りました、、。(汗)

別にタップを介さないで壁コン直結にするのが
いつも良い結果を生むなどとは思っていない。

ただ、今回の場合は以上の様な結果が出たのは確か。

やはりアムクロン様には専用回線のひとつもご用意するのが筋かもしれない?。
いや、これはあながち冗談ではない。
その他の機器と同じタップの中で同居させると
アムクロン様が電気をいっぱい食べてしまうので
その他の機器に栄養が行き渡らないなどという事も起きているやも知れぬ。
(ホントか?)

この辺り、使いこなしのポイントかもしれない。


検証出来なかった事も残る。

例えばの問題。

元来がラックマウント仕様なのでゴム脚すら付いていない

それはそれで良いのだが、これをどうインシュレートするか
音も変わってくると思われる。

今回は結局ラックに直置きとしてしまった。

そしてファンノイズの問題。

とにかくアムクロン様のファンは元気いっぱいに回る。(笑)
狭くて換気の悪い場所に押し込まれて常時電源ONなどという
劣悪な環境でも壊れる事は許されない立場なので
ファンは思いっ切り回る。

このファンノイズをかき消すような大音量で常時使うのが
正しい使い方ともされている?が、それはやっぱり一般家庭では無理な相談だ?。
(いや、HGさんならやる?汗)

天板を取り払って裸の状態にしてしまえば
ファンを完全に止める事は出来なくても、スローダウンさせる事くらいは
出来るかもしれないと想像してしまう。

実際問題、ファンの回転で筐体自体も絶えず振動をしている。

それでも大丈夫な造りをしていると言われたらそれまでだが
やっぱり振動はあるより無い方が良い

でも、まあまさか新品の借り物を勝手に改造は出来ないのでした。(笑)

最後に改めてお取り扱い上の留意点をいくつか。

入力端子だが、とーぜんピン入力など無いので
キャノンかフォーンで受けなければならない。
今回は手元にピン→キャノンの変換プラグがあったのでそれを使った。
お気に入りのピンケーブルを使いたいと言う人はどうしても変換プラグ
欠かせない事になる。

出力、つまりスピーカー端子はどういう訳か非常に可愛らしい物が使われている。
だから一番良いのはSPケーブルの端末にUラグみたいな物を付けてしまうことだろう。
たまたま常用のケーブルは端末に6Nの単線を圧着してあるので
あっさり接続が出来たが、そうでも無いとかなり辛い
そして、端子同志の間隔は狭いので思わぬショートにも注意しなければならない。
もう一つ言うと、締め付けるのにも気を付けないといけない。
案外柔らかい樹脂が使われているみたいなので、ドライバーなど使いたくない。
かと言って素手では充分に締まらない?。
10円玉などで締めるのが妥当だと思う。

電源ケーブルは極太だが柔らかいので取り回しに苦労する事は無いだろう。
ただ、本当に電源の取り方には気を配った方が良さそうだ。
(上の写真では参考用に5,5□のキャプタイヤを並べてある。
それより太いのがわかると思う。もう一本写っているのはHMA−9500初代の
電源ケーブル。これまた極端に細い。笑)
極性は耳で聴いて判断すれば良いと思う。二分の一の確率である。

後は持ち上げる時に気を付けましょう。
外観の割に重いので、みくびると怖い目に遭う。

トータルではやはり圧倒的な力を持っているアンプだと思う。

これで聴いていると、音と言うのは空気の疎密波だと言うのが
良く理解出来る気がしてくる。

6〜8畳の部屋でも充分鳴るが、本当は20〜50畳くらいの
エアボリュームがある所で鳴らして上げたい。
そんな気にさせるアンプであった。

HGさん、毎度ありがとうございます

そしてアムクロン様は全国行脚の旅にお出ましになるのでありました。


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