STAXのヘッドフォンだが、その後も調子は良い。 まともなヘッドフォンはこれしか持っていないので 詳しい事を語る資格も無いが極めて良好だと思っている。 ただ、圧倒的な低音の量感というのは得られない。 これはそう言う物なのだろうと解釈している。 それよりも繊細で分解能の高い部分にハッとさせられる事が多くて その事を楽しんでいる。 第二のリファレンスになるかな?。
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イヤーパッドが大きい物しかなかった。 夏場は耳の周りに汗をかいてしまう、あれだ。 ’79年頃ウオークマンの登場でオープン型が 市民権を得たように記憶している。 その後は耳の中に収まるようなタイプが主役となり 従来型のヘッドフォンはダサイ物と言われた。(かな?) で、上の画像はご存じ浜田省吾さんの出世作? 「風を感じて」のジャケットなのだが 省吾さんの被っているヘッドフォンのでかい事。(笑)
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(しなくて良い?。笑) ご覧の通り、でっかいヘッドフォンである。 「風を感じて」のリリースは’79年なのだが まだウオークマンがブレイクする前だったのだろう。 今時こんな柄のシャツ着て、こんなヘッドフォンして公園にいたら 即座に通報される。(爆)
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機種の特定は無理だが、これも大きめ。 昔は野外で音楽聴くのは一苦労だったのだ。 ウオークマンが昭和の大発明と言われるのも何となく理解できる。 今ならスティックタイプのメモリーでOKだが、、、。 余談だけど、僕はいつか初代ウオークマンを手に入れて それを腰から下げて電車に乗って音楽を聴きたいと思っている。 目立つ事請け合いである。 初代ウオークマンは、過去において二回ほど只で手に入れる チャンスがあったのだが目の前で別の人にさらわれている。
ジャケットだけ取り上げておちょくったのでは バチが当たりそうなので針を降ろしてみた。
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以前の日記でもLPの方を取り上げたけど この頃の録音はとても真面目だ。 本格的なオーディオ装置で聴くに値する。 話しは違うけれどY31ST−1GMにEPを載せたのは 初めて?。 何だか凄みがある。(笑) カートリッジは久々登場のダイナベクターKARAT17D2の 軽針圧バージョン。 このカートリッジ、品位は高いけどちょっとおとなしめで ウチでは今ひとつというのが過去の印象だったけど 今回はとっても良い感じだった。 砲金シートの威力か、さてまたアーム、シェルも ダイナベクター製で相性が良かったのか。 そう言えば前とはフォノイコからして違う。 理由は何でも良い、結果オーライだ。
再び、DV−S10Aのお話し。 その後DV−S10AはKchanさんからお借りした 電源ケーブルの内太い方を使って鳴らしている。 最初はちょっとどぎつい所を感じた電源ケーブルだったのだが 頼もしそうな外観に惹かれて使っている内に過度の強調感は 無くなってきた。 僕はエージングには割と無頓着な方なのだが どうやら電源ケーブルのエージングというのは 誰にでもわかるくらい顕著なもののようだ。 先日は777ESAを持ち上げて 今日はS10Aを持ち上げるというのも無節操だが、 上記電源ケーブルが馴染んで来た事もあるのか CDの再生音も納得出来るものとなってきた。
耳を澄ませば特に低域方向のレンジにおいて 777ESAよりS10Aの方が一段二段広がっているのがわかる。 777ESAにも独特の味付けがあって これが堪らなく気持ち良いという面もあるのだが ちょっとモノトーン気味と言えばその通りで一本調子なのだ。 S10Aはその点正確でニュートラルな方向で 初めは素っ気なくて困るのだが よく聴くと実に忠実な働きをしているのがわかる。 アピールが弱くて損をするタイプ?。 そして、クリーンで広い音場。 (付属のケーブルだとのっぺりしているが) 777の密度の高さも魅力的だがS10Aは霧が晴れたように 見通しが良い。 これで後一歩の厚みというか人間臭さが加われば 自分には充分じゃあないだろうかと思うのだが この一線がなかなか越えられない?。
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電源ケーブル以外では脚くらいだ。 試みに外して見てみると、やはり樹脂のモールドタイプで 超軽量級。底面にはゴムが貼ってある。 言い方が悪いがローコスト機並だ。 777ESAのを外してみると、うって変わってずっりし重い。 セラミック製で中にはブチルゴムらしき物が充填されている。 底面のゴムもソルボセインみたいな素材だ。 そこで、と思い取り敢えず黒檀のブロックを挟んで (付属の脚はそのまま)S10Aを三点支持で浮かしてみる。 これでDVD−Aソフトを聞き比べてみると音は変わる。 ただし、この場合の変わり方はとても誉められたものではない。 コントラストが滅茶苦茶で、フォトショップでの修正に 大失敗した画像みたいになってしまった。 しかし、過去においてこれだけ置き方一つで音が変わる機器も無かった。 特に次世代CDフォーマットは、ちょっとした事に非常に敏感に 反応してくれるのかもしれない。 厄介と言えば厄介だが、やりがいは大変ある。
とは言え脚の交換も簡単ではない。 第一そう都合の良い物は持っていない。 “そうだ!”と思い出して引っ張り出したのが セラミックとブチルの積層インシュレーター。 すえさんが初めて来てくれた時に頂いちゃったのだ。 10p角でセラミック四層。間はブチルが挟まっている。 今までお蔵入りしていた訳ではなくて、時々9500の下とかに 挟んでみたりはしていた。 ただ、これまでは変化を感じるケースが無かったので 仕舞われている事が多かった。 今回は有効のような予感がしたのでさっそくお試し。
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それでも今回はちゃんと変化がわかった。 一言で言うと膨らみ、弾力感という要素で 良い感じの方へ変化があった。 これは面白い。 やっぱり効果の出るケースと、さっぱりわからないケースと 様々みたいだ。 取り敢えず下に敷いてすぐでもこれだけ変化したので 数日後が楽しみだ。 この手の物は使ってすぐと、やや経ってからで効き方も違う。 もちろん、落ち着いてからの方が良くなる。 アクセサリー類は装着した時より しばらく使って外してみた時の方が効果がわかりやすいと 言われる所以である。 S10A。色々と追求のしがいがあるみたいだ。
DV−S10A。改めてどんな機械なのか 資料をひもとくが案外話題になっていなかった?。 というか、同時にDV−AX10(50万円)などという フラッグシップ機が発売されていたのが運の尽き?。 あちらはSACDまで掛かる、正にマルチプレーヤーのはしり。 C−AX10(デジタルプリ)、M−AX10(パワーアンプ) S−AX10(スピーカー)と共に大いに宣伝されていたが S10Aだけの広告は見つけられない。 出来の良すぎる兄を持った悲劇?。 バーブラウン製マルチビットDAC+NPC社と共同開発の デジタルフィルターを使ったAX−10に対して S10Aではデジタルフィルター一体化のΛΣ型1ビットDAC。 AX−10ではRコアトランス、カスタムメイド電解コンデンサーなど 使ったがS10Aには採用されていない。 サイズも幅で2p、奥行きで3p縮小。 重量11,7sはAX−10のおよそ半分。
そりゃAX−10クラスに関心が無いかと言えば嘘になる。 それくらいの物を備えれば、そりゃかなり良い音を得られる可能性はある。 でも、はっきりいって中古だって買えない。(笑) 今はS10Aを楽しむ事が先決だ。 脚はやっぱり気になる。 というか、あれはちょっとあんまりの作りだ。 電源ケーブルと脚を見直すだけで 相当良くなると見ている。 後気になるのは重量。 僕は動かすのに身体が心配になるくらい 重い機材というのは好きではない。 重量信仰をする気もない。 ただ、悔しいけれどある程度重さが音に効くというのは 嘘ではないとも思っている。 それに、特にデジタルプレーヤーというのは 筐体の強度その他で音が大きく変わってしまうみたいだ。 あまりやりたくないけれど、S10Aに重量付加を してみようか。 いや、ホントに機器の上に何か置くのって苦手なんです。 だからいつも何も載せていない。 何故苦手かというと、お掃除する時邪魔だから。(汗) でも、きっとS10Aに重量付加は有効。 そんな予感がしております。
困った、、。 何がってSTAXである。 いや、別に不調とかそんな事ではない。 実に絶好調なのである。 昔上手く鳴らなかった物と同じ物とは思えない。 果てしなく繊細で、夜な夜な一人の世界に入っている。 (今も被っている) 一番良いのは、無理してスピーカー鳴らさなくても 後でSTAXで聴けば良いじゃん、って自分で思える事。 お陰でストレスから解放される。 問題は今迄だと“どうせ買っても聴く暇無いから”と 抑え込んでいたソフト購入のたがが緩みそうな事。 気を付けないと財布に悪い?。
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