5月7日

強靭な重量級シェルに取り付けて
SAEC506/30で聴くTRX−2は確かに
スケールが大きくて量感たっぷり。

だがしかし、どうにも耳に付く音がする?。
頬骨というか荒れていると言うか、、。

はてな?と思ってDV−507に取り付けて試すけど
傾向は変わらない

これはシェルとの相性が悪いに違いないと想像した。
いつでも何でも重くて丈夫なシェルに取り付ければ
良い結果が出るとは勿論限らないのだ。

元のテクニカに戻しても良かったけど
それも能がないのでSAECのULS−2X(9,5g)を
チョイス。

この組み合わせだと506/30には軽すぎるので
引き続きDV−507の方
(つまりGT−2000)を使う事にする。

結果は?。

やっぱりこっちの選択の方が良い

荒れる所が無くなるし、ピチパチと跳ねるような
持ち味も帰ってくる。

だからアナログは面白い。

(
ハイコンカートリッジに重いシェルを背負わす
お前が
そもそも間違っているなどと
突っ込んではいけません。笑)

TRX−2で聴くギターの音は特に気持ちよい。
ただ、同じ弦楽器でもバイオリンだとちょっと合わないと
思える事が多いけど。

そしてテクニカのシェル(品番不明のマグシェル)も、
結構良い選択肢だったと気が付いたのでした。


5月8日

zibbibosさんのインシュレーターが
装着されている間にと

(スミマセン、も少しだけお貸し下さい、、)

Y31−PB1のメンテに入る。

と言っても大した事は出来ない。
磨くだけです。(汗)

4個中2個を磨いている途中の図。

随分輝きが違う。

元は綺麗な物なのに、不精者に貰われると
こういう目に遭うのだ。

心を入れ替えて磨く事で許して頂こう。

磨くにも色々なアプローチがある。

粗めのコンパウンド、800〜2000番のペーパーと吟味したが
結局極細目のコンパウンドで根気よく磨くのが
一番失敗がないとの結論に達した。

ヤマハにピアノ用のコンパウンドという物がある。
一般に市販されていて、一本600円で買えるのだが
これがなかなか重宝な一品。

鏡面つや出しのピアノの塗装面に使用可能と言うことで
実に肌理の細かいフィニッシュが可能。

これをボロボロで廃棄寸前のTシャツに付けて
ひたすら磨く。

わざとらしく上空に手をかざしてみると、
写り込みが随分違うのがおわかり頂けようか?。

さあ、後二つもちゃんと磨いて
それからY31−ST1GMも磨きましょう。

やり始めると、結構嵌ったりするのよね、これが、、。(笑)


5月9日

磨き出すと止まらない。

単純作業というのは人を燃やすものなのだ。

砲金シート(Y31−ST1GM)も磨いてみた。

こちらは形状が比較的シンプルなので
あっさりと事が進む。

う〜ん、、、やっぱり光り物
輝いているのに越したことは無い。

奇妙な模様が見えるのは
レースのカーテンが映り込んでいるから。

ちょっとお茶目して
カートリッジを載せてみました。
ああ、なんと美しい鏡面仕上げ。

やっぱり時には磨かないと損です。
はい。


5月11日

図らずもShuksさん同じテーマ
追っていたようで、二人してY31プロジェクトの品々を
磨いていたようだ。(笑)

今度は僕がShuksさんの後を追わせて頂こう。

と言うわけでもないのだが、触発されて
カートリッジとアームのセッティングを見直してみた。

オーディオチェック用のLPは幾つか持っているが
最もユニークな物として、やはりテラークオムニディスク
引っ張り出した。

で、引っ張り出して後悔した。
さすがテラーク。言う事が一々細かい!。

マニュアル(もちろん英語だ)を読んでいるだけで
頭が痛くなる。

最近はやっていなかったが、このディスクを相手に
プレーヤーのチェックをやっていると疑心暗鬼
ちっとも心が安まらなくなる?。(笑)

でも、まあ初歩の初歩の部分だけでもと思い調整に入る。

カートリッジは拝借中のTRX−2
何しろ適当にシェルに付けただけの状態で
これでは拝聴するのに今ひとつ失礼というものだ。

細かい説明をしていると頭がおかしくなりそうなので
止めておくが、オーバーハング調整と
カートリッジがトラッキングライン上の
(ターンテーブルセンターから見て)66oポイントと
128oポイントにある時ののアングルの調整をやった。
(よおわからん)

やってみると、普段の自分の調整がいかに
適当なものだったか良くわかる。

それと同時に、“こんな事しょっちゅうやってられるか!
との思いにもなる。

適当人間のよっしーにはおよそ不向きな仕事だ。

だがしかし、人間も時々ドックで点検が必要なように
プレーヤーもチェックは必要だと感じた。

アームのDV−507の方に気になる所を発見。

例によってシェル取り付け部の緩みと傾きだ。

これを修正。ひとまずOKとなった。

さて、その上で聴くWES MONTGOMERYの
WILLOW WEEP FOR MEは
なかなかまったりして心地よいものだった。

5月の、本来なら強いであろう日差しを曇天の空が
遮っている。こんな陽気にはぴったりの一枚?。

更に数枚のディスクをTRX−2で聴かせて貰う。

パリっとした鳴り方がとても好ましいカートリッジとの
印象は変わることがない。
しかも、とっても筋肉質でもある。

陽気な詩人。でも社会常識は
キチンとあるタイプ。
何処までが自分で責任持てる範囲
正確にわかっている賢い詩人。

そうそう、愛聴盤のテンポが一律に
早くなったように聞こえたのも印象的だった。

やはり人を高揚させるのが得意なカートリッジですね。


5月14日


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