3月26日

このホームページを立ち上げてから、
早いもので丸三年が経とうとしている。

4月8日4年目に入る訳で、
月日の流れは本当に速いとしか言いようがない。

考えてみると、オーディオを再開したのが
’93年だから、それから数えるとちょうど10年になる。

しかし、この3年間の充実ぶりは
それまでの7年間の到底及ぶものではない。

人と出会い、物と出会う
そんな事の繰り返しの3年間。

お陰様で、よっしーのオーディオその物も
随分進歩した。

正に皆さんのお陰です、の境地に達している。


それにしても、何が一番変化しただろう?
と考えると、やっぱりロジャースだろう。

オーディオ日記に古くから関わって頂いている方には
おわかりの通り、よっしーの部屋には二組の装置があり。
一組はネッシーを中心とした物。
そして、もう一組はロジャースを中心とした物だ。

両者は絶えず追い駆けっこをして来た。
オーナーとしては、どちらかだけに肩入れという訳にはいかず
時にはネッシーに、そして、時にはロジャースになびきながら
3年間を過ごして来た。

どちらかに絞り込めるものなら
絞り込みたいという苦悶?もあって、
その辺りは今年の1月辺りの日記にも
書かせて頂いた。

ロジャースやや優位。しかし、どうしても越えられない一線があって
ネッシーの存在意義も捨て難い、というのがその時の状況だった。

しかし、一ヶ月前くらいから事態は変わったのだ。

ここへ来て、ロジャースは最後の加速を見せた。
サーッと霧が晴れて、恐ろしく明瞭な音を聴かせるスピーカーに変身。
笑いが止まらないと言いたいが、気味が悪い位と言う方が正しい?。
オマエハイッタイナニモノナンダ???。

こうなるとネッシーの出番は無いに等しい。

可愛そうと言えば可愛そうだが
これが「よっしーの部屋」の現状である。

そうなるとネッシーはどうなる?。

ゴミとして出されてしまうのだろうか?。

いえいえ、よっしーはドケチです。
転んでもただでは起きない性格。

こんな日が来たら、是非こうしてみたい
と思っていた事を早速やって遊んでいる。

それは何かと言うと、ネッシーをスーパーウーファーとして
使う
と言う作戦である。

ネッシー側の装置にはヤマハの
パラメトリックイコライザーが入っているので
ハイカットもローブーストもお手の物。
設定さえしておけば、スイッチ一つ
スーパーウーファーに変身である。

超高能率(100dB)のスーパーウーファーの誕生だ。

共鳴管と言うのは低域〜超低域を高能率で再生するには
元々非常に優れた方式である。

現在実験段階だが、音色的な違和感もなく
両者は見事に手を取り合って働いてくれている。

ただし、ネッシーが永遠にそのような使われ方をするかどうかは
現時点では不明である。


3月27日

クラプトンの「アンプラグド」のLPだが
Shuksさんから入手ルートまでご教授
頂いたお陰で、あっという間に手に入れる事が出来た。
(感謝!)

時間もぽっかり生まれたもので、
喜び勇んで針を降ろした。

再生する環境は先日のOFFの時のまま。

このソフトは優秀録音盤として
有名だし、よっしーもCDは持っている。

そう言えばCDの方は会社の女の子の
結婚式の二次会に呼ばれて、
会場付近に妙に早く付きすぎたので
暇つぶしに入ったお店で購入したことを思い出した。

もう4〜5年前の事だと思うが
当時の音は今振り返ると酷いもので、
このソフトの良さをまるで引き出せていなかった。

それからすると随分進歩したわけで
感無量?だ。

LPとCDで音はどう違うかというと
やはりLPの方が弦の音など特に心地よいし
全域に渡って歯切れが良い。

ただ、やっぱりアナログの方がCDより良いのね、
などと単純に考えてはいけない。

ラックの方を眺めてみれば
正価で考えてアナログ再生の為に掛かっている
費用はCDプレーヤーの3倍は軽い。

これで公平な比較なんか出来る筈がない。

そんな事より、僕はLPのクラプトンの
気持ちよさを味わいたくて購入したわけで
今はそれが引き出せて、ただただ嬉しい。


付け加えると、このソフトの聞き物は
超低音

演奏者達が床を踏みならす音
バカスカ入っていて、これが嬉しいと言うのだから
オーディオファンってお目出度い?。(笑)

ちなみに床の振動のようなパルシブなものは
超低音の中でも再生の難易度が高めなもの。

ロジャースでどうか?というと
これが見事にクリアーされているから驚く。

テメーの装置に驚いたりしていて
馬鹿じゃないかと言われそうだが
ちょうど三年前にこのスピーカーがウチに来た時の
音を知っているのは僕だけなわけで
それを思い返す事が出来るのも僕だけしか居ない。

それはそれは救いようの無い音だったのです。
その時は。

そんな訳で、今出ている音には、誰より当人が一番ビックリしてしまい、
それを正直に書いているだけなので許して頂きたい。

疑いたくなるくらいのワイドレンジ?。
しかも音は非常に早い

スーパーウーファー化したネッシーすら要らないくらい。


3月30日

ゴンさん感化されて
重い腰が上がった。

ダイナベクターDV−507を
GT−2000に載せる

この計画はかなり昔からあった。

ただ、DV−507はSP−10Uの
自作プレーヤーの方でメインとして使っていたので
わざわざGTに載せるには至っていなかった。

だが、WE−506/30が来て
自作プレーヤーに方には今現在これが
載っている。

自作プレーヤーは長岡式で
アームの交換は容易とはいっても
やっぱりそうそう頻繁には載せ替えをしない

そこで、いよいよ507 on GT-2000計画始動だ。

難しい理屈はさて置いて、
アームベースを作る必要がある。

今回は試作第一号と言うことで
費用が安く加工が容易な木材を使用。

あれこれ計測した上で東急ハンズに寄って
14m厚のチーク材を購入。

アームの為の穴とフォノケーブルの為の穴。
後はベース固定用ボルト貫通の為の穴を
開けてもらう。

DV−507は505の様に自立型ではない。

だから通常のアーム同様に取り付けの工夫
必要ではある。

だが、例えば台座の締め付け
ベース下から大きなナットで締め込む様なタイプではない。
上から木ネジ三本で固定出来る。

これは音質の為には考えものだが
取り付けが容易であるというメリットは
特に今回の様なケースでは見逃せない。

お陰で単純な一枚板のベースを
ベタ置きするだけ、という安直な方法が
取れるのである。

さて、WE−407/23の取り付けに際して、
ゴンさんはオーバーハングの事を綿密に
考えられていた。

よっしーはその辺り結構アバウトである。
(性格が出る?)

それでも、一応事前に計測はした。

DV−507の有効長は241o
目安として、ターンテーブルセンターから
220〜230oのところにアームのピボット中心が
来れば良い筈である。

結果、だいたいその様な位置に置くことが出来た。

ULS−3XにZYXを取り付けた状態で
オーバーハングは約10o
(SAECのオーバーハングゲージで計測)

まあ概ね良好であろう?。

それよりも思わぬ障害となったのが
DV-507独特のインサイドフォースキャンセラーのポスト

なんとこれがターンテーブルの外縁に接触しそうだ。

ダメかなと思ったが、何とか紙一重のクリアランス
保つ事が出来た。

問題のの方だが、
これはかなり甘口というか
はっきり言って緩慢な音だ。

思わず、???って感じだけど
仕方ない。

何しろ、取り敢えず作りましたみたいなベースだし、
アームの位置もこれじゃあ駄目なのかもしれない。
(駄目じゃあないかもしれない)

ややしばらく試行錯誤が必要だろう。

その辺は追々と言うことで、、、。


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