話題のY31KT−1が完成。 早々にlimitedさんがよっしーの部屋に 持ち込んで下さった。 ちょうど折りも折り、Koyamaさんが 上京と言うこともあって緊急OFF。 KazzさんKiraさんも駆け付けて下さって 5人で検証と相成った。
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Y31KT−1。 この凄さは写真だけでは伝わらないかもしれない。 実感して頂くには現物を手にとって貰うしかないが 超高精度の削りだし(!)ターンテーブルである。 歴代のKPシリーズはバランスの良くとれた 素晴らしいプレーヤーだが コストの壁もあって個々のパーツの仕上がりには 疑問が残るところも見受けられる。 その一つがターンテーブル。 (註 機種によって、あるいは個体によって 当然ばらつきはある) クレバーな造りのKPに ハイクオリティのターンテーブルを搭載することが出来たら。 そんなKPオーナーの夢を叶えるべく Y31−KT1のプロジェクトは立ち上げられた。 このターンテーブルが装着された時点で 既にこのKPはただ者ではないぞの 匂いをプンプンさせ始める。
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見ているだけで惚れ惚れする佇まいとなってくる。 元はと言えばKPのノーマルのターンテーブルに このY31−ST1を載せた時に隙間が出来るという現象が、 (一部KPのターンテーブルは平面性の面で やや難あり) Y31ーKT1リリースのきっかけになっている。
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このような感じになる。 余談だがKP−800というプレーヤー、 大変スリムで格好良い。 クオリティの高さもこの後見事に立証された。
今回は隣にライバルのGT−2000が鎮座。 鳴らし合わせをする。 こちらにもY31−ST1GMが載り 足はY31PB−1に交換されている。 相手にとって不足無し?。 ただしアームは標準のJ字。 カートリッジはlimitedさんご持参の AT−33PTG。 これにlimitedチューンが施されたもので かなりスパルタンな味付けとなっている。 ソースもlimitedさんにご用意頂いた カシオペアの12インチ。(45回転盤) まずはKPに針を落とすと、、、。
一同震撼する、と言うか思わず笑ってしまう。 なんですか?、この音は?。 恐ろしく筋肉質でソリッドな低音。 重心はグンと下がり 揺るぎがまるでない。 総重量100sの糸ドライブプレーヤーに化けたみたいだ。 そしてKPの美点である切れ込みはそのまま、 と言うか一段と鮮烈さを増している。 黙って聞かせたら、目の前に見えるスリムなプレーヤーの 音であるとは絶対に見抜けないだろう。 Y31プロジェクトというのは、絶対に期待に背かないのだと 改めて痛感した。
客観性に欠ける。 ここでカートリッジをGT−2000に移し 同じレコードを載せて針を降ろす。 こちらは自前のプレーヤーなので あんまり誉めると馬鹿みたいだが やっぱりこれも良い。 人によってはこちらの方が良いと仰るかもしれない。 他に毎度おなじみの「DISCOVERD AGAIN!」や 「Reflections」も使用。 又、カートリッジもDL−107やPC41MCも併用。 視聴者も3人から途中5人に増え、時間を掛けて 検証出来たので、かなり冷静なジャッジメントが行われたと思う。 その結果、この日の結論としては トータルパフォーマンスでKPがやや優位。 ただし、人によって、ソースによっては GT−2000の方を由とする場合もあるだろう。 剛性のKPと量感のGT。 あるいは、切れ込みのKPと雰囲気のGT。 一言でまとめてしまうと、そんな対比になる。 又、GT−2000もアームをオプションのストレート等に 交換すれば、この日のKPとほとんど双璧といえる音に 変身するであろう事は、よっしー自身のこれまでの 経験からみて間違いないと思う。 GTプレーヤー標準装備のJ字アームは (悪い物では決してないのだが) かなり穏やかで甘く軽やかな音がするのである。 今回は時間切れで試せなかったが GTにオプションアームなどを装着した物と Y31−KT1を載せたKPとの一騎打ちなど 出来ると尚楽しいように思える。
この日のOFFも大変楽しいものであった。 やはり人に音を聴いて貰うというのは 色々な意味で参考になる。 個人的にはそろそろCDプレーヤーを 新しい物にしてみたい気もして来た。 現行で20〜50万円くらいの物なら かなりの音質アップに繋がるに違いない。 出来ればSACD対応で、、、、。 と、考えるだけならお金も掛からないので 何とでも言えるのでありました。(笑) この後はKoyamaさんを案内すべく秋葉原へ。 いやいや、楽しかった。皆さんお疲れ様でした。 特にKoyamaさん、遠方よりご足労ありがとうございました。 これに懲りず是非またお越し下さいね。 みんなで集まりましょう。
何となくだけど、久し振りにシステム全景。 普段は写真用に多少のかたづけも するのだけど、今日はありのまま。 だからあちこちに変な物が写っている?。 ゴミ箱まで見えるけど、ご愛敬。
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よっしーの部屋には二組のスピーカーが同居 している。 常時どちらにも同じだけの愛着が 持てるかと言うとそんな事はなくて、 絶えずどちらか追い出してやろうと画策している。 でも、結局そうはならない。 一つの部屋にシステム二つというのは邪道 とも言われているけど、 ま、良いかな?と最近は思うようになった。 苦しみも倍だけど楽しみも倍。 どちらも可愛いと言えば可愛いし 憎らしいと言えば憎らしい。 取り敢えずそれで良い事にしている。
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大分すっきりした。 どういう結線になっているのですか? と訊かれる事も多いので 一応説明させて頂く。 ADプレーヤーは二台あるのだが フォノイコライザーのHX−10000は 二系統の完全に独立したヘッドアンプと イコライザーが内蔵されているので 実に重宝している。 音質もさることながら、この使い勝手の良さも HXの美点だろう。 おまけにフロントのスイッチでMC/MMの切り替え可能なので 思わず笑ってしまうくらい便利便利。 加えてプリがフォノイコの呪縛から 解き放たれたのも大きい。 HXの出力は本来1系統しかないのだが 分配プラグで2系統に分離して 2つのプリに送り出している。 プリの一台はPRA−2000でこれはネッシー用。 もう一つがSA3でこれはロジャース用。 パワーアンプはネッシーにもロジャースにも HMA−9500をあてがっているのだが もちろんそれぞれ専用で使っている。 CDプレーヤーは一台しかないのだが 出力は2系統あるので一つはPRA−2000に、 もう一つはSA3にと繋がっている。 尚、ネッシー側のプリとパワーの間のみ ヤマハのパライコYDP−2006が入っている。 これはネッシーの低域補正用である。 以上、書いてみると結構シンプル?。 でも、こんな風にスッキリするまで 随分時間が掛かった。 一番エポックメイキングだったのが HXの登場で、これでアナログが俄然使いやすくなった。 ありがたい。 〈追記〉 後で気が付いた(と言うのも凄いが。笑) AD、フォノイコ、CDが共有。 パワーアンプも別の個体とは言え両方共同じ HMA−9500という事は ネッシーシステムとロジャースシステムで 異なるのはプリだけ?。 で、面白いもので、このプリを双方入れ替えると とんでもない音になる。 やっぱりプリは要なのかもしれない、、、。
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