11月29日

マルチアンプという言葉の響きは
単純にそれだけで心惹かれるものはある。

だがしかし、物事全て一長一短
メリットもあればデメリットもあるに違いない。

取り敢えずHMA−9500を左chに一台右chに一台
左右に分けて使っているが問題も感じる。

どこか左右で音色が完全には揃わない?

二台とも同じHMA−9500のMK1とは言っても
音色がぴったり同じであるはずがない。
ましてや9500のMK1は予告なしの改良が多かったアンプだ。
この辺りに、機材が増える事のデメリットが出てきてしまうのか?。

セパレーションの良さ。あるいは部分的にもの凄いパワーを
感じさせてくれる部分があるだけに、残念な気もする。

もちろん、不揃いの原因が9500だけにあるとは限らない。
ただ、ピンケーブルも2セット同じ物を用意して取り掛かっているし、
まあ、一応の体勢は整えているつもりだ。

無難なのは、やはりツイーターとウーファーという具合に
上下二分割のバイアンプ?。

さてさて、いかが致しましょうか?。


11月30日

オーディオには色々な行き方がある。

例えばセッティングにこだわって使いこなすという行き方。

ラック、スタンド、インシュレーター、インターコネクト、
電源…に神経を配る。
ルームアコースティックも昨今注目度が高い。

一方で、今回やっているようなバイアンプ(マルチアンプの一種)
みたいに、いきなりエンジンもうひとつ積んじゃえ、みたいな
ある意味身も蓋もない行き方もある。

どっちが良いも悪いも無い。
まあ、一種の流派の違いみたいなもんだ。

ケーブルの引き回し一つにもこだわる流派の人は
機材がやたらと多いパターンは苦手かも知れない。
バイアンプひとつやるにしても、最低限ピンケーブル一組は
確実に増えるのだから。

お前はどっちなんだと言われると
何とも言えない。

ポリシーがないから何でも出来る?。

バイアンプもアンプの置き場所に困るから止めようかとも思った。

でも、取り敢えずラックに納めて継続してみた。

ただ、これだと一台のHMA−9500はプリから2メーター位の所になってしまうので
手持ちのピンケーブルでは届かない

またSPケーブルも長さの関係で一本はラックの裏に回せなかった

ピンケーブルについては、何と途中に中継プラグを入れて延長。

正に間に合わせの極み?。


成果はどうですか?、と言われると
まずまずです」、と言うことになる。

色々やりすぎて、多少混乱しているのが正直なところだが
最後の状態だけ報告しておくと
やはり余裕圧力にバイアンプのメリットを感じる。
とにかく音の出方がスムーズなのだ。

そして、ややピラミッド型のバランスに落ち着いている。

これは何故なのか?。

一つにはツイーター側のHMA−9500とプリを繋ぐピンケーブルが
前述の如く異種ケーブルのドッキング構成になっていることが
上げられる。

これが、ややオフ気味のハイエンドを作っているみたいだが、
これはこれで悪くない。

SPケーブルのバイワイヤーで、上と下に異なる物を使い音を作るというのがあるが
この場合はプリ→パワー間のピンケーブルで音を作れるのだ。

もっとも、そんなことやってたら地獄に真っ逆さまかもしれない。
第一、僕の柄ではない

でも、乗りかかった舟なので、今暫くはバイアンプで
使ってみようと思う。


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