マルチアンプという言葉の響きは 単純にそれだけで心惹かれるものはある。 だがしかし、物事全て一長一短。 メリットもあればデメリットもあるに違いない。 取り敢えずHMA−9500を左chに一台、右chに一台と 左右に分けて使っているが問題も感じる。 どこか左右で音色が完全には揃わない?。 二台とも同じHMA−9500のMK1とは言っても 音色がぴったり同じであるはずがない。 ましてや9500のMK1は予告なしの改良が多かったアンプだ。 この辺りに、機材が増える事のデメリットが出てきてしまうのか?。 セパレーションの良さ。あるいは部分的にもの凄いパワーを 感じさせてくれる部分があるだけに、残念な気もする。 もちろん、不揃いの原因が9500だけにあるとは限らない。 ただ、ピンケーブルも2セット同じ物を用意して取り掛かっているし、 まあ、一応の体勢は整えているつもりだ。 無難なのは、やはりツイーターとウーファーという具合に 上下二分割のバイアンプ?。 さてさて、いかが致しましょうか?。
オーディオには色々な行き方がある。 例えばセッティングにこだわって使いこなすという行き方。 ラック、スタンド、インシュレーター、インターコネクト、 電源…に神経を配る。 ルームアコースティックも昨今注目度が高い。 一方で、今回やっているようなバイアンプ(マルチアンプの一種) みたいに、いきなりエンジンもうひとつ積んじゃえ、みたいな ある意味身も蓋もない行き方もある。 どっちが良いも悪いも無い。 まあ、一種の流派の違いみたいなもんだ。 ケーブルの引き回し一つにもこだわる流派の人は 機材がやたらと多いパターンは苦手かも知れない。 バイアンプひとつやるにしても、最低限ピンケーブル一組は 確実に増えるのだから。
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何とも言えない。 ポリシーがないから何でも出来る?。 バイアンプもアンプの置き場所に困るから止めようかとも思った。 でも、取り敢えずラックに納めて継続してみた。 ただ、これだと一台のHMA−9500はプリから2メーター位の所になってしまうので 手持ちのピンケーブルでは届かない。 またSPケーブルも長さの関係で一本はラックの裏に回せなかった。 ピンケーブルについては、何と途中に中継プラグを入れて延長。 正に間に合わせの極み?。
「まずまずです」、と言うことになる。 色々やりすぎて、多少混乱しているのが正直なところだが 最後の状態だけ報告しておくと やはり余裕と圧力にバイアンプのメリットを感じる。 とにかく音の出方がスムーズなのだ。 そして、ややピラミッド型のバランスに落ち着いている。 これは何故なのか?。 一つにはツイーター側のHMA−9500とプリを繋ぐピンケーブルが 前述の如く異種ケーブルのドッキング構成になっていることが 上げられる。 これが、ややオフ気味のハイエンドを作っているみたいだが、 これはこれで悪くない。 SPケーブルのバイワイヤーで、上と下に異なる物を使い音を作るというのがあるが この場合はプリ→パワー間のピンケーブルで音を作れるのだ。 もっとも、そんなことやってたら地獄に真っ逆さまかもしれない。 第一、僕の柄ではない。 でも、乗りかかった舟なので、今暫くはバイアンプで 使ってみようと思う。
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