9月27日

どうだ!。(笑)

、、、ってまあ“どうだ”と言われても困るだろうが
パイオニアフロントローディングプレーヤー三段重ねである。

からPL−88F。
段にPL−X7
そして最段は、初登場PL−X9だ。

コレクションに拍車が掛かった?。

いや、実はX9limitedさんの物なのだ。

わけあってlimitedさん宅に行く前に
よっしーの部屋に立寄ったのが運のつき?。

許可を得て、先に拝聴させて頂いた。

(今はもうlimitedさんのお手元にある)

PL−Xがどのようなプレーヤーなのかは
やはりボロンさんのサイトに詳しい。

PL−XはPL−X上位機種にあたる。

PL−Xがベルトドライブで最低限の機能しか持たないのに対して
PL−XはクオーツDDドライブ。
しかも多彩なプログラム再生機能を持つ。

つまり、PL−X9はコンパクトなXシリーズに
フルサイズのPL−88Fの多機能を盛り込んだモデルと言える。



9月30日

ところで、このPL−Xだが結構重い

重量7,5kgは数値の上では大した事無いが
大きさは320W×98H×210Dしかないのだから
凄い密度である。

は2kg軽い5,5kg
同じ感覚で挑んだから、余計ビックリした。

しかしまあ、後日limitedさん開腹したのを見て納得した。
内部はパーツでぎっしり
そりゃそうだ。88Fと同じだけの制御機能が
X7と同じサイズの筐体に納まっているのである。

ターンテーブルも17cm径とは思えないくらい重い

と違いDDなので、背面近くには
大きい電源トランスも積んでいる。

やっぱり日本人は小さい物を作らせた方が
上手いのかもしれないと、妙なところで納得した。

天板強靭
アルミではなくて、製なのだ。
(重い重い、、)
これは上にプライベートシリーズの
アンプやチューナーが載る設定だからだろう。

88Fは40kgまで載せて大丈夫らしいが
X9やX7も相当いけそうだ。
いや、成りが小さいので
強度はより高い?。

電源を投入してみると
この個体の程度の良さがわかった。

外観もピカピカだが
メカアッシーのスライドが実に静かでスムーズなのである。
これは羨ましい。

早速レコードを置いてPLAYボタンを押すと
奥に控えているアームがスーっとスイングして来る。

これがエレガントなのがX88Fの特色。
はこれと比べると実に豪快に(笑)アームが出て来る。

X9や88Fは最初のスイングの段階で
曲間サーチを行なっているからなのだが、
知的なX9、やんちゃなX7
性格の違いがこんな所にも出ているのがおかしい。

カートリッジは当然PC−41MC
先端にデュアルセンサーが搭載されているのも
(カートリッジとは干渉していない)
88Fと同じ。

という事で、もX7よりは88F寄りなのかな?
と想像しつつ針を降ろす。

出て来た
紛れも無くPC−41MCのものだ。

繊細で実に細かく信号を拾うが
独特のしなやかさがあって
実に気持ち良い。

これはこれで言うこと無し。

、、、それは確かなのだが
せっかくパイオニアフロントローディングシリーズが
三段重ねになっているのだからと
PL−88Fと鳴らし合わせをしてみる。

「、、、。」

やはり違う。これは明らかに違うのである。

何がどう違うのか?。

音の確かさが違う。
88Fでは音が明確に立ち上がり立ち下がるが、
X9では(対比で)どこか曖昧になるのだ。

例えるならばこう言う事だろう。

ここに一人のランナーが居る。
俊足のランナーだ。

そのランナーが、整備されたトラックの上を走っている状態が
88F
砂地の上を走っている状態なのが
X9

俊足のランナー=PC−41MC及びそれを保持する
ストレートアームだと思ってもらえれば良い。

優れたランナーと言えども、肝心の大地がふわふわでは
その脚力もロスしてしまって実力を発揮する事は不可能だ。

88Fのターンテーブルは30cmのフルサイズ。
X9のターンテーブルは17cmのミニサイズ。

結局ここの違い支配的だと言って間違い無いだろう。


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