1/4 さてさて、ところで肝心なのは 自分のオーディオである。 暑さにかまけて休眠もいい加減にしろ?。 いや、実は水面下では色々動きがあるのである。
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ぽっかり穴の開いたネッシー君。 これを見ただけで、察しの良い方は おわかりだろう。 そう、腐り切っていたFE−208Sを 修理に出したのである。
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ところで詳しい修理内容のお話しの前に 小生のFEに関する件では 色々な方に助け舟をお出し頂きました事、 この場を借りまして御礼申し上げます。 種々のアドバイスは元より あろう事かお手持ちのユニットの貸し出しの ご提案まで頂いた事がありました。 本当に感謝の言葉もありません。 「現用のFEはこのまま使い倒す」 と宣言していたのに、突然メンテナンスは何事じゃい! と言われるかと思います。 そう、何故予定変更して突然修理に踏み切ったのか?。 それは風の便りに、 「そろそろFE208S辺りの修理が難しくなっているみたいだ」 と訊いたからです。 事の真偽はわかりませんが、そう訊くと 膿だらけ?の208Sを何とかしておきたい気にもなります。 正直今後も自分がこのユニットを使い続けるかどうかは 不明です。 でも、仮に人様にお譲りするにしても キチンとしていなければ申し訳が無い感じ。 修理代を掛けるだけ無駄かな?とも思いましたが 損か得かは抜きにして ここでやらないと1組のFE208Sが死に体のままになってしまう。 その事がとにかく大変偲び無く思った次第です。 そんなこんなで突然の展開となりましたので 一応ご報告です。
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さて、今回フォステクスに依頼したのはコーン張り替え。 実際には振動系全交換となってしまう。 お値段は一本当たり8,500円(税別)也。 帰って来た208Sを見ると 何と色白な。(笑) 10年前はこんなだったと思い返した。 さっそくネッシーに取り付けて 音の方はいかに?。 さすがに気のせいでなく音が若返った。 角がキチンと出ると言うのだろうか、 あるいは晴れ渡った秋空のよう。 眼鏡の曇りが取れたような変わり方だ。 もっともこれには0506Uの力も関与している。 まっとうになった208S+0506Uの音を初めて聴いたが これぞ純正組み合わせと言う感じ。 コロコロと鈴の音のような高音は最高。 ただ、現状では全体にやや腰高に感じるところもある。 やはりエージングは必要。 しばらくはパライコの“盛り”を多めにしておこうか と考えている。
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久し振りによっしーの妻さんにご登場頂いた。 客観的なご意見賜りたく 同一ソフトを新生ネッシーとロジャースで 交互に鳴らして感想を聞くという企画。 相変わらずソフトの方の変化が乏しいのは ご愛嬌。 @LPで「シークレットラブ」は高橋達也。 ACDで「SAWANO TRIOS SAMPLER」 これは頂き物で非売品。 BCDで「THE GOLDEN OLDIES」 福山雅治(UUCH−1055)。 リスニングポイントに妻さんが座って、 あたしは装置の前で切り換え係。 それぞれのソフトが新生ネッシーとロジャースで 一応どちらが好ましく聞こえるか?。 そしてその簡単な理由は?、を問うてみた。
@の高橋達也。 これはロジャースの方が好ましい鳴り方をするという事で 意見が一致。 妻さん曰くネッシーだと元気が良すぎ、 ロジャースはその点実に巧みに鳴らす、とおっしゃる。 僕も激しく同意。 、、というか、このソフトを両方の装置で聴いてもらって ネッシーに軍配を上げた人はいない。(笑) 一番肝心なサックスの音が、ネッシーシステムでは 何ともプアーに聞こえる。 目下最大の悩みのタネでもある。 AのSAWANO TRIOS SAMPLERでは 妻さんはネッシーに軍配を上げた。 僕にとっては常用ディスクでもあり、 珍しくネッシー、ロジャースどちらで聴いても それぞれの良さが出るディスクだと思っているので 個人的には引き分け。 妻さん曰くロジャースだと“はっきりしない”との事。 「高橋達也」だとそのもやもやさ加減が堪らないのだが このディスクではマイナス要因になるらしい。 Bの福山雅治は一曲目の「青春の影」を試聴。 妻さんの軍配は、意外にもネッシーに上がった。 僕としては、ネッシーでも悪くは無いが これはロジャースで聴きたいソフト。 妻さん曰く、ロジャースだと福山君の歌が 下手になったように聞こえるとの事。 ま、確かにネッシーで聴いた方が 福山君の声も遥かに生々しいのだが 今回このディスクに対する判定が一番意外だった。
以上、短時間で聴き比べは終わり。 それがどうしたと言われると、どうもしない。(笑) ただ、時には客観的な、というか辛辣な意見も 聞きたいと思ってやってみました。 妻さんはどちらかというとロジャース贔屓だと思っていたので 今回の判定は意外な部分が多かった。 ま、僕としてはネッシーのユニットリペアーの結果が 悪い方向には行っていなかった事が 確認出来ただけで一安心。 でも待てよ、この結果、あるいは借り物のツイーター JA−0506の威力だったりしないか、、?。 そう考えると、迂闊には喜んでいられないのでした。(汗)
1/2 ところで福山君の上記CDは 懐かしの日本のポップスのフルカバーという趣きで 「青春の影」に始まって「そして僕は途方に暮れる」 まで全16曲を網羅している。 で、僕として一番聴きたかったのは 二曲目、「ファイト!」中島みゆきさんの曲だ。 出会ったのは’83年だから、もう19年も前の事になるんだなぁ〜。 (感慨深い) “あたし中卒やから仕事を もらわれへんのや と書いた 女の子の手紙の 文字は尖りながら震えている、、、” と歌い出されるこの歌は、 あるいは僕に取っても一番大事な歌の一つなのかもしれない。
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そこで久し振りに元曲の入った LPを引っ張り出してみた。 で、針を落としてみると、、。 いや〜、これは凄い。 中島さん、やっぱり貴方は天才です。 淡々と、可愛らしい口調で歌われる分、 「ファイト!」も一段と凄味を含んでいる。 思わず鳥肌が立ってしまった。 よっしーさんってどんな音楽が好きなの?って訊かれると いつも曖昧に答えてしまうのだけど、 音楽として一番好きなのは、実はこう言ったものなのですねー。 ただし、オーディオ用のソースとしてどうかと言うと、 これはなかなか難しいところがあって 正直僕には上手く鳴らせたためしがない。(涙) でも、この「予感」っていうLP掛けていると オーディオなんてどこかにぶっ飛んで行っちゃいます。(笑) “ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴らが笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を 震えながら登って行け” 忘れてはいけない、大切な物を、、、。
1/1 ところで、「ファイト!」をカバーしたのは福山君が 最初ではない。 ’97年、吉田拓郎が先にカバーしている。 (それ以前にやっている人がいたらゴメンナサイ。 そこまで詳しく無いよっしーです。) “まるで俺のために書かれたような曲だ”、 という事で同年のライブで取り上げ、 「感度良好ナイト」というビデオ/LDに収録されている。 更に、それがきっかけとなって中島みゆき嬢から拓郎へ、 「永遠の嘘をついてくれ」という、 これまた名曲が贈られる事になった。 “ニューヨークは粉雪の中らしい 成田からの便はまだ間に合うだろうか 片っ端から友達に借りまくれば、 決して行けない場所でもないだろうニューヨークくらい” と歌い出されるこの曲は、前代未聞の字余り字足らず。 思いっきり拓郎を意識して書かれた事が良く解る。 「ファイト!」も名曲だが、「永遠の嘘をついてくれ」も それに劣らない名曲だ。 拓郎の方は「Long time no see」(FLCF−3569)に、 納めている。 更に、みゆきさん自身も「パラダイス・カフェ」(PCCA−00999)に 納めている。 両方聴くと、尚一層楽しい。 (ああ、あかん。こんな話しをしていると どんどん脱線して行ってしまう、、!)
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