5月1日

SDサウンドのAW−301ツイーター
M−22ウーファーにと宛がって数日が過ぎたが
大変具合が良い

ついついディスクを聴き続けてしまうので、
今度はこの組み合わせで
上をA−202にお願いしたいと思いつつ時間が過ぎてしまう。

これではいけない?

AW−301+M−22だと
下の方がややダブつき勝ちなのは
既に書いた通り。

だが、これはこれで悪いものではない

音量をある程度絞っても音が痩せないので
却って良いともいえる。

それにしても、このちっぽけなツイーターを
鳴らすだけのために301を使うのは何とも贅沢だ。

分不相応とはこういう事をいう


5月2日

ここのところA−202が登場しないので
やっぱり202より301の方が良いの?、
ってお考えの方がいるかもしれないが
そんな事は無い

ただ、301+M−22が割りと上手くいっているので
これを崩すのが勿体無いという気分なのだ。

拝借できている内に色々追及したいが
せっかくの美音を楽しまない手も無いかな?
欲張りな事を考えしまう。

301+M−22がベスト・オブ・ベストとは断言出来ない

最も気になるのは、やっぱりちょっと緩すぎる低音

量感過多というより、締りの不足

いや、言い方を変えると芯が欲しい

ピアノ、ティンパニー、コントラバスにはともかく
エレキベースにはちょっと不満が出て来る。

しかし、しつこいようだが一概に悪いとは言い難く
たっぷり、というかドップリとした鳴り方は
多くの部分で気持ち良い

今日のお気に入りクラヴィンス・ピアノのCD。

長岡先生推薦盤なのでご存知の方が多いと思うが
ドイツ、ボンにあるピアノメーカー、
ダビッド・クラヴィンスは既存のコンサートピアノを
欠陥だらけであるとしてモデル370という巨大ピアノを作製。

全ての弦を並行に張り、響板面積は広大

もちろん低音弦も十二分に長くなる。

加えて箱無しで垂直設置。
弦の音も響板の音も遮る物が無くダイレクト放射。

お陰で低音は量感たっぷりでパワフル
高音もクリアで粒立ちが良い

このピアノをクラヴィンス・クラヴィアハウスで
B&K4003二本ナカミチ1000PRO(DAT)で収録。
自社レーベルで発売したのがこのCD。

(以上、AV・FRONT’91年2月号の
長岡鉄男DISC・HOBBY参照)


残念ながら廃盤であり、現在入手は困難らしいが
決して単なるゲテモノではなく、
音楽的にも楽しめるCDだ。

AW−301+M−22の組み合わせ
このCDの良さをフルに発揮、、、とは言わないが
充分堪能させてくれる鳴り方をする。

思わず一人でニコニコしてしまう。

これにあと一歩芯があれば、、。(しつこい!?)

どうやらアンプ類にウエイトを載せると
良い方向に行きそう
なのだが、、、。

(鉛は高くて買えない)






5月9日

SDサウンドな日々はまだまだ続いている。

などと抜け抜けと書いているが
このアンプ借り物なのである。

A−202はパグさんから、
そしてAW−301はSDサウンドの石上社長のご厚意
拝借している。
それを忘れてはいけない。

とか何とか言いながら、
本当はそろそろ期限切れなのを
無理言って延長して頂いた。

申し訳無いが、あと一息
どうしても追い込んでみたいのでありました。

バイアンプはひとまず止めにして
202、301単体の音を改めて拝聴。

この2台は相当に音が違う

一言でまとめてしまうのは危険なのだが
202は301と比べると目覚しく張り出してくる感じだし、
301は202と比べると、たっぷり、そしてゆったり鳴る感じ。

拙宅のロジャースに単体使いの場合は301の方が
好みに合う
というのが結論。

ただし、拝借した202はパグさんの手による調整
施されており、
やや高域方面に独特のキャラクターがのる感じになっている
ほんの僅からしいのだが)
との事なので全ての202に共通の音と思われると
それはちょっと違う事になってしまう。

何であれ301をメインに据えて取り組む事に決定。

で、まずやってみたかったのがSPケーブル交換

これまでISODA&クエストのバイワイヤで鳴らしていたのを
5,5□のキャブタイヤケーブル一本使いに変更。

AW−301には(A−202にも)非常に立派なSP端子
付いているので、ごっついケーブルも難なく使える。

これでどうだ?。

ピンポ〜ン”と言う感じでよくマッチする。

キャブタイヤとISODAとクエスト。

どれが上だとかそんな事ではなくて
この場合はキャブタイヤが合うという事だ。

堂々とした鳴りっぷりで、301のエネルギーが
間違い無くロジャースに伝わる感じ
になる。

しかし、よっしーの顔は今一つ晴れない

あと一歩。もう少し弾けて欲しい。

どこか、どこか遠慮した鳴り方に感じてしまうのだ。

あとは一体何だろう?。

インターコネクトケーブルの交換?。
電源まわりの交換?。
あいにく手持ちは無いのである。

いよいよ思い余ってある物”を試してみる事にした。

ある物”とは何か?。

そう、それは“剣山”なのである。

もちろん、花を生けてもしょうがない。

ロジャースとスタンドの間に挟むのである。

今までは手持ちの黒檀のブロックを使っていた。
他に持っていないのである。

いそいそと100円ショップに出向いて
大き過ぎず小さ過ぎずの剣山を8個求める。

取り扱い説明書?にはしっかりと、
「この製品は花を生ける際に使うものです。
この用途以外でのご使用はお止め下さい。」
と書いてある。

何だか見透かされたような気がしてドキッとしたが
そんな事はどうでも良い。

元々ロジャースの下面にはスパイク受けのフェルトが
四隅に貼ってある。
それに合わせて位置を決める。

た易い作業だが、効果はどうだ

音が出た瞬間目を見張った

やった!”と言う感じ。

これまでどこか詰まっていた部分が
思いきり良くほぐれている

江川先生、あなたは偉かった!。笑)

“遠慮しないで呑めよ”といってもなかなか呑まなかった好青年が
ついに猫の皮を脱ぎ捨てて大トラに変身?。

“今更何言ってんだぁ〜?呑めって言ったのはオメーだろーが”
と言う感じでくだをまき始めた。(!)

これです。これを待っていました

ロジャースから綺麗なだけの音が出ても仕方ない。
言っちゃ悪いがそんなものは誰だって出せる?。

誤解を招きそうな表現だが
クラブ系の音炸裂?

お陰で近所の迷惑省みず
いつもより遅い時間までソフトを掛け続けてしまった。

いや〜、こりゃ良いわぁ〜、、
(いつもの自画自賛

喜びつつも冷静さを失わないのが
よっしーの偉いところ?。
(ジョークだからね。念の為)

スパイク系のインシュレーターを使った時によくある話しだが
高い方のある帯域が耳に引っ掛かるようになった。

これを何とかしないと落ち着かない

しかし、充分調整の範囲だろう。

実際、構わず聴き続けている内に大分落ち着いて来た。

“いい加減な事を言うな”、と言われそうだが嘘ではない。

それこそ最初はシンバルやピアノのアタックが薄っぺらくて
顔が歪んだ
が、時間と共に改善された。

スピーカーの自重で剣山が食い込むまでに時間を要したのだろう。

このまましばらく変化を続けて
ある所から先は変わらなくなると想像している。

そしたら再度の調整にかかろう。

問題は冷静に聴けるかどうかかしら?。


5月12日

11日すえさんご来訪。

当日は拙宅の都合で半日しか部屋を使えないとあって
プチオフ会

かなりの強行軍だった気もするが
収穫も大変多い一日となりました。

最寄の駅ですえさんをピックアップして
まずは拙宅へ。

取る物も取り敢えず音出し、という感じで始まり。
今日のメインはロジャース側、と思っていたので
SA3+SDサウンドのAW−301を主に使う。

すえさんはジャズがお好きなような気がしたので
高橋達也の「シークレットラブ」(AEOLUS ALP−1)を、
コンダクト、ZYXを使って試聴の後、早くもすえさんの
秘密兵器?登場。

FRのカートリッジ、FR−7の登場である。

このカートリッジ、’80年代のFRを代表する名器なのは
今更言うまでもあるまい。

シェル一体型で、その威容はランボルギーニカウンタックか
カブトガニか?。

とにかく只者ではない。

シェル一体型で自重30g針圧2,5g

迎え撃つはダイナベクターDV−507

このアームの長所の一つはとにかく適合するカートリッジの
範囲が広い事。
FR−7も楽々クリア。

さて、音は?。

これが実にロジャース側の装置には良くマッチする。

全体に厚みが凄いが芯もある
お陰で非常に味わい深い音がする。

ウチの音を聴きに来て頂いたのか、
はたまたFRの音を聞かせに来て頂いたのか?
良くわからなくなったが、結果オーライ。

お陰で大変充実した時間となった。

途中ネッシー側でも一瞬聞いたが
これはアンマッチ即座に2人とも悟って
ロジャース側に主導権を戻す。

アナログだけでは、という事で
お持ち頂いたCD数枚を拝聴した後
今度は、と思い立ってGT−2000にFR−7をマウントしてみる。

更にここでFRのトランス、FRTー3G(でしたよね?)
に登場頂く。

それまではPRA−2000のフォノイコからSA3に信号が流れていたが
今度はトランス経由でSA3のフォノに入力

で、音を出してみると、これまた一味も二味も違った良さがある。

更に温かみが加わり、人の気配を感じさせる音の鳴り方となる。

ジャズだけでは、という事でピアノソロ(いつものルービンシュタイン)
オーケストラ、ロック(TELARCのOMNIDISC)
も聴くがこれにも良く合う

調子に乗って掛けた宇多田ひかる(FirstLoveのアナログ盤)
笑えるほどミスマッチだったが
リトナーのシュガーローフなどは見事に嵌る

ここで“やっぱりな”と思ったのが
重量級、重針圧カートリッジと
GT−2000のノーマルアームの相性の良さ


どちらかと言えば華奢なアームであり、
やや華美な鳴り方となる事もあるが
FR−7を付けた限りでは
これがGTのノーマルアームかいな?と疑いたくなるくらい
豪快で切れの良い鳴り方だ。

GTの巨大なターンテーブル
こうなって来ると活きて来るという感じで
やはり相性の良さと言うものはある。


5月15日

ちょっと頼まれて尋ね人。

いや、尋ねオーディオ?。

下の写真のスピーカーって何でしょう?。

いえね、JBLって事だけはわかるんですけど
そこから先は、僕詳しく無いんです。

おわかりの方は掲示板などで教えて頂けると
大変助かりますデス。(汗)

5月15日その2

と、書いたら早速dateyoungさんから
書き込みを頂いた。

どうやらいわゆるS4システム
D−130ALE175HL−91
ネットワークはご覧の通りN1200

それに2405ツイーターを
N7000、あるいはN8000で繋いでいる3WAYシステム。

箱はサンスイ物?。

友人に以上を伝えたら
助かったとメールが来た。

友人の知り合いの持ち物らしい。

dateyoungさん
ありがとうございました。


日記の続きはこちらです。

一つ前の日記に戻る。


日記のMENUへ。

表紙へ。