12月27日

ところで関係各方面にご心配を
お掛けしてしまったHX−10000だが
今度はきちんと直ったようで、元気に働いている。

ボロンさんの名器カートリッジ達を拝聴するにも
大活躍。

それは良いが人様のカートリッジを拝聴して
喜んでばかりいるのも何だかなぁ〜と気まぐれを起こした。

久々にZYXなど、気合いを入れて聴いてみようと
思い立ち、SP−10U+DV−507の自作プレーヤーを
回してみる。

う〜ん、これはこれで良い音だ、、、
と言いたいところだが何かが違う?。

何だか納得がいかない音だ?。

ちなみにインシュレーターはテニスボールから
従来より使用のテクニカ製に交換済み

となると、原因は何?。

しばし悩むが、あることに思い当たり
GT−2000にMC−L1000を取り付けて針を降ろしてみる。

余談だけど、こんな時HXは大変便利なのだ。

二系統の完全に独立したイコライザーを搭載している上に
フロントパネルのスイッチ一つでMC/MMの切り替えも出来る。

思わずハッとするくらい音は違う

何というか、ベールが一枚とれた感じなのだ。

今まで見えるには見えているがぼやけていた所が
実に鮮明に見えてしまう。

それもただ解像度が上がったというような味気ない
鮮明さではなくて、瑞々しさとか可愛らしさとかも
グンと上がる、音楽的解像度の向上みたいな
ものまで感じさせる。

?。

ZYX
L−1000では確かに違うが
どうもこれまでの経験からして
単純にカートリッジの違いだけではないような
ものがあることに気が付く。

何だろう?と考えてみると
これはやっぱりY31ST−1GM
(テーパー付き砲金シート)と
Y31−PB1(ハード系ピンポイントベース)
にその原因があるようにしか思えない。

アナログはやっぱりミクロの世界であり、
振動系をダイレクトに扱う分野だけに
ディスクの正確な固定
プレーヤー本体の揺るぎの無さ
非常に重要なようだ。

砲金シートに付いてはその効能を
疑わなかったもののピンポイントベースについては
別に取り立てて丈夫な床や鋳鉄製のラックが
用意されているわけではないよっしーの部屋では
ハウリングを含む副作用がありはしないかと心配しつつ
この数週間を過ごしてきたのだが
結果から言うと取り越し苦労であった。

意地悪く床を踏みならせばハウリングは起きるが
普通にレコードを再生している分には何ら不都合はない

ちなみによっしーが気合いを入れて聴く時のボリューム位置は
能率100dBを誇るネッシーを使う時で10〜11時だから
決して小音量とは言えない。

ま、理屈は良いが今日のところでは
砲金固め?のGT−2000+MC−L1000のほうが
自作プレーヤー+ZYXを完全に凌駕している。

ZYXとL−1000を入れ替えてみれば
ほぼ完全な検証が出来る、、、といったところで
時間切れと相成ってしまいました。

残念。


12月30日

久し振りにロジャースを聴いた。

久し振りとはご挨拶だが、二系統装置があると
どうしてもそう言うことが起こりうる。

聴かなかった間特に何をしたわけでもないので
感想も何も無いと言いたいのだが
そうでもない。

改めて言うのも馬鹿臭いが、
ネッシーとロジャース
それぞれ個性的で面白いというか
奥が深いと言うべきか、、。


振り返ると、今年は1〜6月ロジャースに、
そして7〜12月ネッシーに、
それぞれ熱中した一年だった。

2スピーカー体制になってから二年半くらいが経過するが
結局僕はどちらかだけを選ぶ事が出来ないでいる。

ロジャースに夢中になっている時は
ネッシーなんてもう要らない、と思い。
ネッシーに夢中になっている時は
ロジャースなんてどうでも良いと思っている。

何とも身勝手な話しだ。

今年後半はネッシーに入れ込んできたわけだが
FE−208Sのコーン張り替え
JA−0506U(お借りしている物)の登場。
加えてHX−10000の参入、
Y31ST−1GM及びY31PB−1の導入もあって
音の方は改善の一途を辿っていると
オーナー個人は思っている。

それはほんとに僕個人にしかわからない違いかもしれないが
嬉しい進化であった。


Y31ST−1GMやY31PB−1は
ロジャースにも貢献しているだろう?って言われそうだけど、
変化に鋭敏に反応するのはいつだってネッシーの方で
ロジャースでは何が変わったのかわからないことが多いのだ。

ホントにネッシーは敏感で、これは超高能率スピーカーならでは
なのだろうか?。

長岡鉄男流に言うと、
違いを拡大して見せつける感がある”
と言うことになる。

故に一歩間違うととんでもない爆音スピーカーとも成り得るが、
努力の方向が間違ってさえいなければ
結果はキチンと出してくれる、
ある意味正直なスピーカーである。

で、年末の最近はZYXとL−1000の違いや
Y31ST−1GMとJP−501の違いなどを楽しんで
悦に入っていた次第。

だけど、まあ久し振りにとロジャースを鳴らしてみると、、、。


う〜ん、、、こいつはやっぱり狡いヤツだ。

まじめに精進しているネッシーが可愛そうになる。

いや、単純に“ロジャースの方が音楽性が高いのね?”
などと先走って考えてはいけない。

音楽性はネッシーだって持っている。

ただ、やっぱり何というかロジャースは
まとめ上手なのだ。

微に入り細に入り聴いていくにはネッシーが
圧倒的に良いが
ロジャースはネッシーのそんな努力をあざ笑うように、
トータルの素晴らしさで聴かせて僕を黙らせてしまう。

蟻とキリギリスの寓話があるが、
ネッシーはタイプで、ロジャースはキリギリスタイプなのではないか。


12月31日

HPが出来てから三回目の大晦日だ。

皆様いかがお過ごしでしょうか?。

昨日はすえさんがご来訪。
充実した、楽しい一日でした。

(すえさんありがとうございました)

写真は久し振りのシステム全景

思えば今年も色々な事があった。

幾人かの方のご来訪を頂いた。
また幾人かの方のお宅に押しかけた。

得ることが多いからありがたい。

システムは落ち着いている、、、
と言いたかったが一年を振り返ると
案外ちょこちょこと変わっている。

自作プレーヤーはSP−10U使用。
これは変わらない。
アームはダイナベクターのDV−507
いつの間にか主役の座を占めている。

このアーム、音もさることながら
重量級カートリッジまで受け入れてくれるので
大助かり。
調整も慣れると早い。

GT−2000にはY31ST−1GM
Y31PB−1が常設となった。
自分で言うと馬鹿みたいだが
音質は向上の一途。
最近は標準のJ字アームが活躍。
アームも大事だが、テーパード砲金シートの
威力か?、最近はこれで充分楽しめている。


プレーヤーではパイオニアのPL−88F
増えたが常駐スペースは無い。

ただし、付属のカートリッジPC−41MCは単体で
活躍している。

癖はあるのだが、拙宅では特にポピュラー系
レコードを掛けるとマッチする。

これがきっかけでポピュラーのレコードを
適当に買う癖がついた?。

100円のレコード
を買ってきては楽しみ始めた。

クリーニングはボロンさん直伝水洗い
普通の水道水を掛けて普通のレコードクリーナーで
溝をなぞる。
後はティッシュ三枚で拭き上げる。
すぐに水を拭き取ることと
だいたい乾燥したところで1〜2回針を通すのが
ポイントだろうか。

で、気がつくと他のカートリッジでもポピュラー系の
レコードが聴けるようになっていた?。
それもネッシーでだ。

何故だろう?。嬉しい結果だから原因はどうでもよい。
あるいは借り物のツイーター、YAMAHA0506U
力添えかもしれない。


喜んでいたら秋口に今年最大の大物登場。

YAMAHAのフォノイコ、HX−10000だ。

音も凄いが使い勝手もすこぶる良い。
恐らく我が家に永住するだろう。
とにかく何を掛けても破綻することがないのが
立派。

、、、と、その他の装置は一応落ち着いている。

ロジャース用のパワーアンプはあれこれ悩んで、
今も悩みの最中だが一応HMA−9500で落ち着けた。
時間があればバイアンプというかパラレルドライブに
挑戦したいが、問題は置き場所。
CDプレーヤー捨てるしかない?。

9500と言えば一台はファインチューンを受けたんだった。
音はどうか?。結論を出す前にエージングと言うことで
ロジャース側に使っている。
そろそろネッシーに使っているのと入れ替えてみようか?。
そうすればかなりの事がわかるはず。

ファインチューンではないけど、FE−208Sの
コーン張り替えも正解だった様子。
音は鮮度が戻った感じ。
振動系は全部新しくなったが磁気回路等は
10年前のまま。
やっとエージングが出来たかしら?。
ESへの換装は一応考えるのを止めた。
今度ダメになったら208EΣだろうか。
ま、当分Sでいけそうなので一安心。


お借りした物でも印象に残る物は多い。

SDサウンドOTLアンプ
これはいつの日かスピーカーを入れ替えたら
再び三度拝聴してみたい。
いや、その前に部屋にエアコン入れないとダメかしら?。(笑)

DL−103Bこと103ボロンにも驚いた。
limitedさんのAT−33PTG星一徹バージョンにも驚いたが
103ボロンはそれと双璧のスパルタンな一面を持ちつつも
たおやかさを失っていない。
ワークスさんの作業復活を祈りたいが無理かな。


と言うことで、無いようで色々あったのが
2002年。
以上が総括でした。

来年はどうなるんだろうか?。

さっぱりわからない。
機器の交換は特に予定無し。
ただ、ロジャースのパワーアンプだけは
何か他に適任がいないかと思案している。
もっとも今すぐ良い物があっても予算がない。(汗)

ラックスタンドも考える余地はあるが
今でも充分分不相応。
贅沢は敵だ?。

後は、、。
やっぱり部屋ごと交換が早いかな?。

と言うことで来年も宜しくお願い致します!


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