9月24日

C−1C−2の拝聴記も
いよいよ、最後

(長らくお借りしてしまい申し訳ありません

最終章にふさわしく、
C−1C−2お並びいただきました。

同一条件での対比の結果やいかに?。

録音はプリ経由

2系統あるTAPE端子に
C−1C−2を接続。

同一ソフト(アナログLP)を
ほぼ同一レベルで録音。

テープはTDKのMA EX
今回はDolbyオフ

それぞれを自己再生して
オリジナル音源との違い
あるいは両機の違いを探ってみる。

まずはC−1の音を聴く。

「、、、。」

結論から言うと、やはりこれは凄いカセットデッキだと思う。

ヒスノイズを除けば
オリジナルLPとそっくりな音が録れていると言っても
過言ではないのでは?。

とにかく入って来る情報をありのまま
何の誇張も、自己流の解釈もせずに取り込んでしまうような
感がある。

あ然、、、。

対してC-2は?。

「、、、。」

パッと聴くと、あるいはこちらの方が
パワフルで良いという意見もありそう

音の出方充分魅力的

ただし、やはりどこかオリジナルソースとは
違って聞こえてしまう
のも確か。

ちょっとイコライザーをいじってしまったような。
あるいはコンプレッサーを少々使ってしまったかのような、、。

音のプロポーションが、少し変わってしまうのだ。

(C-2の方が出力レベルはやや高め。
そのあたりは再生にあっては揃えてある)

繰り返すが、これはC-2が悪いのではなく
C-1が凄すぎるのだ。

ものは試しC-1録音のテープを
C-2で再生
してみる。

結果はいかに

これが面白いもので
かなりC-1ライクな音がするのである。(!)

もちろん、丸っきり同じとはならないのだが
正直言ってC-2で自己録再した物を再生するより
C-1で録ったものをC-2で再生する方がクオリティーは高い

では、逆は?と思いたくなるのが人の常。

C-2で録音したものをC-1で再生してみると?。

う〜ん、やっぱりC-1ライクな音になる。(笑)

ただし、そこかしこにC-2らしさも散見するところが
また興味深い

いや〜、録音機って、本当に面白いものですね〜!。

最後の兄弟対比で盛り上がって、楽しい楽しい。
そして、こういう事をやるのは大変勉強になる!。

HGさんはじめお世話になった皆さん

このたびは(も?)本当にありがとうございました

又しても見識が少し広がったよっしーでありました。


上がC-1
下がC-2
レベルメーター

C-1−40〜+5dB
C-2−20〜+5dB
それぞれの表示

ここから両者の性格の違いを推して知るべしだったのかも
しれないですね、、、。(反省

もちろん、C−2に対して何か文句を付けているとか
そんな事でないことは改めて明記します。
上級機種と対比させるよっしーがそもそもアホなんや!)

ただ、せっかく拝借した名器2台
「どちらも素晴らしいです。」
で終わらせてはそれこそ失礼というものだと私は考えてしまうのです。

とにかくコンパクトカセットに対する見方
音を立てて変わった三週間でした。

アナログカセットよ永遠なれ!



9月26日

先日久し振り山本さんのスタジオにお邪魔した。

とあるカートリッジを拝借するのが目的。

で、そのカートリッジはと言えば
ZYX銀線スケルトンタイプ。

正式名称はR-100FS(だっけ?)

まだチビチビ聴いている段階だけど
はっきり言ってこれは凄い!

どう凄い
それは追って詳しくご報告。

拝借と言ったが、買い取らせていただく事は
あっという間に決まってしまったのでした。(笑)


9月29日

ZYXとの蜜月が始まって1週間
ちびりちびりと聴いている状態だ。

だから断定的な事は言えないが
物凄く質感の良いカートリッジである事は確か。

その点において、我が家のカートリッジ中のNO1

力感も凄い

剥き出しの力感ではなく、内に秘めた力感と言う感じだが
その分却って凄みがある

ルービンシュタインのショパン
素晴らしい感じで鳴ってくれたのには感激してしまった。

今はまだネッシー側の装置でしか鳴らしていないのだが、
ロジャースの方ではどうなるか?。
それもまた楽しみである。

それにしても、我が家のネッシー君
日増しにまったり路線
(この言い方が良いかどうか、やや疑問だが)
を邁進しているようで、極端に言うとネッシーを聴いているのに
ロジャースを聴いているように
時々錯覚する事がある?。

ロジャースは山本さんのお勧めで導入したものであり、
その段階では山本さんはネッシーはロジャースに取って替わられるものと
予想されたのではないかと思う。

僕はこだわりが有るのか無いのか
自分でもわからないような人間で、
入れ換えもありだな、と思ってはいたが
両者はあまりに違い過ぎたので
結局両方並べることになってしまった。

それから1年余
面白い事にネッシーはロジャースに感化されたのか?
ただの荒くれ者では無くなって来たような気がする。

今回ZYXが来て、ますますその傾向が強まったようだ。

2組のスピーカーを並べて置くというのは
色々なデメリットもあって誉められた事ではないのかもしれないが
取り敢えず我が家では、相乗効果のメリットの方が
もろもろのデメリットを上回っている気がする。

実はロジャースの方はロジャースの方で
とっても暴力的に鳴る時もあると言ったら
信じてもらえます

何とも面白いものです、、、。



9月30日

Y31さんから砲金製ターンテーブルシートをお送り頂いた。

既に掲示板でご存知の方も多いだろうが
一応説明させていただくと、
厚さ6mm直径293mmとサイズとしては
SP-10の純正シートと同じサイズ。
(ちなみにJP-501ともほぼ同一サイズ

そもそもはGTプレーヤー用にと開発を始めたのだが
試行錯誤の結果、今回のサイズに落ち着いたとの事。

重量約3kgとヘビー級だ。

果たして音の方は?という事でお寄せ頂いたのだが、
それこそ果たしてよっしーの耳と装置でその効能がわかるものやら?。


当初はGTプレーヤー用を想定されて
この世に生れたという事なので
GT-2000に載せてみる

それにしても磨きこまれた砲金の輝きはまばゆいばかりで、
開梱させて頂いた段階で、「おお!」と感嘆してしまう。
指紋をつけて汚してしまうのが恐れ多いほどだ。

何はともあれ、音を出してみる。
ここは一つ冷静に聴こう。

比較対象は必要なわけで、
GT-2000純正シートを主たるライバルとして、
併せてJP-501にもご登場いただく。

GT-2000は通常ロジャース側の装置に繋がっているので
そのままの体制で聴く。

つまり、GT-2000→SA3→A-10Type3(パワー部使用)
→ロジャースLS5/9という流れだ。

カートリッジはVMS-20E。

一通り聴いて、まず安心してしまったのが
癖のある音は出ないという事。

金属製のシートという事で、どうしてもある種の響きが載ったり
あるいは付帯音めいたものがつくのでは?
という心配をしていたが杞憂に終わった
(まだ試聴続行中なので断定してはいけないのだが、、)

余韻が尾を引くどころか、音の切れは向上する。
結論じみた事を言うと、
これがこの砲金製シートの最大の美点だと思う。

何というか、音のGO、STOPの性能がアップするみたいなのだ。

ごくごく微少なレベルでの音の立ち上がり立下りが改善されるのだと思う。


ここで装置をネッシー側に切り替える。
GT−2000PRA−2000に接続。
カートリッジはZYXに差し換える。

プリから先は、パライコを経由して
HMA−9500U改ネッシ−U改
といういつもの流れ

この状態で、あらためてシートを
純正→JP−501→砲金製と換えていく。

やはりここでも同様の変化が見られる。
気を付けていなければわからない程度に、
ではあるのだが歯切れは向上していく。

しかし、何か心に引っ掛かるものがある。

それは、、、

疑問を解消するためにGT−2000から
SP−10U+EPA−100の自作プレーヤーに切り替える

カートリッジはZYXを使い、
シートはいつも載っているJP−501をそのまま使用。

これで音を聴いてみると、、。

う〜ん、GT−2000に砲金シートを使った状態よりも
色々な要素において、僅かづつだが上回っている気がする。

歯切れも良好?。


ここで改めて思ったのは、オーディオのパーツというのは
やはり一筋縄ではいかないという事。

アナログプレーヤーひとつ取っても
ターンテーブル、アーム、キャビネット、
カートリッジ、テーブルシート、出力ケーブル
様々な要素がある。

GT−2000に砲金製はじめ色々なシートを載せて
しめしめ、と喜んでいた
もう一つのプレーヤーの方に何気なくかわされてしまった?。

悔しいような気持ちになったが、これも事実。

プレーヤートータルでのパフォーマンスの違いだろうか。
お断りしておくが、僕はGTプレーヤーもKPシリーズも大好きです。
そうでなければ会まで作らない)

何はさて置き、こうなって来ると
GT−2000のアームはYSA−2に差し換えて
再トライ
してみたくなって来る。
(現状ではノーマルアームを使っていた)
そうすると結果もまた異なってくるはず

あるいはカートリッジによっても、、、

という訳で、実験の方はまだまだ続くのであります。

尚、その後SP−10Uにも砲金シートを載せて拝聴しました。

やはり同種の変化あり。
ただし、その差異がGTプレーヤーの時よりも小さい?

これも何故なのか
あるいはよっしーの感じ方の問題なのか

検証せねば気が済まないのであります。






とにかく美しい

GTプレーヤーにも似合う
SP−10Uの方も
なにやらSP−10Vに
変身したかのような
錯覚に陥る?。

ところで、GTプレーヤーだと問題無い
SP−10シリーズのターンテーブルは
淵が付いているので
しなりの無い金属製シートだと
持ち上げようにも指が入る余地が無い

ありゃりゃ!、と一瞬かなり焦った
ごらんの通り、吸盤を使用したら
無事?外す事が出来た


改めて、だが今回お試しさせて頂いた
砲金製ターンテーブルシート
Y31さんの方で頒布を前提に製作されている。

20枚のロットの想定で単価35,000円
(梱包費込み。送料別途)

同時に、GT−2000シリーズ用に
砲金製ターンテーブルもリリースされる計画がある。

こちらは20個のロットの想定で単価17万円
(梱包費込み。送料別途)

シートの方は、今回わたしが拝聴させて頂いている物一枚だけが
試聴用として先行して作られた。

こちらは当サイトの掲示板を通じて
お申し出頂ければ試聴可能との事です。

なので、ご興味のお有りの方は掲示板にて
Y31さんまでどうぞ!。
(基本的には購入希望者の方の試聴が優先ですね)

ご不明な点のご質問も、掲示板をご活用頂ければと思います。


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