9月14日

何とも気が滅入る日が続く。
脱力感が凄い。

ただ、自分の場合何か書いていないと
余計に疲れる事に気が付いた。

だから再開

書きかけになってしまっていた、
C−1拝聴記の続きからUP。


いつまでも聴き比べばかりしていたわけではない。

途中は添付して頂いたり
koyamaさんから別送して頂いたテープを
拝聴もした。

ところがどっこい、これがまた凄いクオリティー!

まず、koyamaさんからお送り頂いたテープだが
一本がDVD−Aからで「FOURPLAY」。
(送り出しはDVD−A10
もう一本はSACDからで「BRAZIL/T−SQUARE」。
(送り出しはSCD−XB9

どちらも受けはナカミチ700ZXE

とにかく気持ちが良い
そして猛烈に気合を感じる録音?。

思わず吹っ飛ばされそうになる。




DVD−AとSACDの音的違いまでは
今のところ聴きこめないでいるが
どちらも大変自然体の音がする。
それは断言出来る。

そしてこの感じは、割と最近何かで体験したぞ?
と思い返してみるとSACDの試聴の時の事だった。

あの時も、SACDとCDで何が違うのかというと
音の出方の自然さが違うと書いた記憶がある。

強音に付随している弱音まで
同じスピードで立ち上がり立ち下がる
それがSACDの音を“自然”と感じる要因だと
今でも思っている。

その自然さが、このカセットテープの音にもある

元ネタが次世代CDだからというのもあるが、
カセットと言うメディアだからこそ
それを取り込む事が出来たのかもしれない。

考えすぎ?
SACD−XB9を拝借した時に
SACDからDATにダビングしたらどうなるか、
チェックしておくべきだった
と思ったが
後の祭でありました、、。




それにしても、デッキに強い人の録音は素晴らしい

と書けば録った方は「別段特別な事はしていないよ。」
とおっしゃるだろうが、一種の“気合”を感じる。

これに比べると、この2〜3日よっしーが録った物なんか
屁みたいなものだ?。

アナログカセットだけでなく、録音済みDATもご添付頂いたが
これも気迫を感じる録音となっている。

アナログ録音機が優位なのか、
デジタル録音機が優位なのかという話しはさて置いて、
最終的には録音はセンスだ、と言えるのかもしれない。

どんどん手を入れるところが無くなって行く
オーディオの中にあって、
録音という行為は、たとえそれがダビングとか
コピーとかいわれる種類のものであっても
かなりアクティブな楽しみであるようだ。

昨年末発売された、
ステレオサウンドの別冊「オーディオの世紀」の
AMPEX AG440の項の中で
楢大樹氏
“必ずしも自ら生の音楽を録音再生して楽しみ人は
多くなかったかもしれないが、
かりにFM放送のエアチェックにしても、
自分から音楽を録音するという行為
オーディオにたいしてなにがしか
積極的な意味があるように思われる。”

と書かれているが、本当にその通りだと思う。


とにかく僕の場合
アナログがデジタルがという前に
自らの録音の腕を上げることの方が先決みたいだ。(笑)

しかし、また逆にいえば
そんな僕がいい加減に録音再生しても
簡単にわかるほどの違いが
アナログテープ録音とデジタルテープ録音にはあるとも言える。


なお、デジタル云々、アナログ云々という話しはさて置いて
C−1で再生するカセットテープの音
ただならぬ物であったという事実には
計らずも生き証人が一人生れてしまった。

誰でしょう?。(笑)

何とV24Cさん。

たまたま横浜方面に出張でいらした氏を
拉致同然に“よっしーの部屋」に引きずり込んでしまったのでした。(笑)

失礼をしてしまいましたが、
共にカセットのハイファイサウンドを体験出来たのは
僥倖でした。


う〜ん、これらのテープ
本当に凄かった、、、。

アナログLPからのダビング
チェック
には
例によってデイブグルーシン
使ってしまいました。

9月18日

ついに?C−2を拝聴した。

兄弟機だから当たり前かもしれないが
外観はC−1とそっくり

つまり、こちらも格好良いと言う事。

前置きはさて置き電源ON

エージングを兼ねてさっそくあれやこれやと
ご添付、あるいはkoyamaさんから別送頂いたテープを拝聴してみる。

「、、、。」

う〜ん、これ又素晴らしい
どのテープがどう、という詳細をお届けするほどには
聴き込む時間が無いのが悔しいが、
SONYのSuperMetalMasterという
重量級テープは、あるいはHGさんの録音だろうか

アナログ盤まる録り、という感じで
針の落ちる音まで入っているが
生々しさ最高

ブラインドで聴かされたら
オリジナル音源のアナログLPとの違いが
自分にはわかるだろうか?

も一つ言うと、C−2とC−1の違いなんてわかるのだろうか?

思わずが出る。

このまま音楽に浸りたいのは山々なれど
それでは
録音アンプのエージングにはならない。

心を鬼にして、馴らし運転兼の録音に突入。

しかし、この日の午前中は
失敗続き

エージング途中とはいえ
音は気になるのでプレイバックはしてみるのだが
どうも思う様にいかない

「?」が頭の中をよぎり続けるが
後で気が付けば何の事は無い
録音レベルの上げすぎであった。

もちろん、メーターはキッチリ見ていたのだが
想像以上に録音レベルは控えめにした方が
良いみたい
だ。

C-1もレベル設定は控え目の方が好ましいのは
体験済みだったが、C-2はC-1以上に
抑え気味に設定する方が好ましい?


こちらがその
ごっついテープ達

いったい自重何十gあるの?。

SONYのSuperMetalMaster
TDKのFermo


午後にはかなり慣れたが
C-1に録音する時よりは気を使う

先にC-1を拝聴してしまっているので
つい比較してしまうのだが
この辺りの余裕という点では、
C-1の方に分があるような気がする。

C-2に対しても、
最後はそれなりに追い込めたと思うのだが
C-1の時は追いこむ為の努力はそんなに必要としなかった事を思うと
僕みたいに録音機には今一つ強くない人間ほど
C-2よりはC-1を持つ方が良いのかもしれない。


直前にC-1を拝聴してしまっているので
ついついそれとの比較になってしまうのは
C-2にしてみればいい迷惑だろうが仕方ない。

自己録再での結果では
C-1ではソース丸ごとを楽勝で取り込む感じがあったのに対して
C-2では少し苦労して音を受け入れ
ある程度自分流に消化して聞かせるような感があった。

意味不明?。(笑)

これを言葉で説明するのは大変難しいが
例えばC-2がC-1に比べて
聴感上はっきりとナローレンジとかそんな事はない

ピンクフロイドの「狂気」の冒頭の
心臓の音?もピッチが上がるなどという事は無く
きっちり録れる。
「リリング」のパイプオルガンも同様。

いや、もっと言うと一聴した感じでは
C-2の方が超低音の量感が豊かか?、
とすら感じる程なのである。

しかし、よくよく元のソースと比べてみると
C-2もC-1同様超低域まで良く伸びてはいる
力強さはやや減退

ふくよかな感じは出るのだが
ゴリゴリと押しつけてくるような感じ
再現しづらい様子。

ハイエンドも同様の傾向があり
レンジ的には充分伸び切っているのだが
力強いハイエンドを、そのまま取り込もうとすると
ちょっとだけ無理が生じる事があった。

お前の腕が悪い?
ごもっとも。(笑)

ただ、先にも述べたがC-1では
同一人物が比較的楽に
元のソースにそっくりな音”が録れているのである。

この辺りの懐の深さは、さすがに上級機に分があると感じた。


こちらもご添付頂いている
CX−8

プラグイン方式
BIAS/EQカード

本当はこれなど使って
テープごとに
追い込み
を掛けなくてはいけない?。


力強さが(C-1との対比で)出しにくいのは、
あるいは録音レベルの問題かとも思い
それなりに挑戦はさせて頂いた。

だが追い込みすぎるとどうしても破綻を起こしてしまう。
この辺は慣れの問題強く残る

第一、1種類のテープだけでチェックと言うのは
無謀に近い暴挙なのかもしれない。

だから以上だけを持ってして
C-1とC-2には物凄い落差があるなどとは
くれぐれも思われないようお願いします。

では両者に違いは無かったのかというと
やはり違いがある事は確かなのではある、、、。


テストトーンオシレーター
TO−8

400Hz6,3KHz
12,5KHzの三周波数を
発振する。

これでのレベル合わせ
多少楽しませて頂いた。

何とも愛くるしい機戒


あまりシビアな聴きこみばかりやっていると
(誰も頼んでないって?)
疲れてしまうもの。

最後にもう一度、各種テープを楽しませていただく事とする。

それらを拝聴すると、今までのごたくはどこへやら?

いや〜凄い。筆舌に尽くし難いハイファイサウンド
再び部屋に充満する。
(C-1とC-2の差なんてホントにあるの?
って感じ、、)

カセットは過去のもので
今はMDをはじめとするデジタル録音機の時代だと
簡単に決めている人達
(主にオーディオにはあまり感心の無い人に多いのだが)
に聴かせて上げたいと思ってしまう。

と、同時に、
デッキの性能以前に録音の腕が大切であり
自分にはそれが備わっていないだけなのではなかろーか?
と、暗澹たる気持ちになってしまった
よっしーであった、、。(汗)


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