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久し振りにソフトを買った。 ソフトはなるべく買わないというのが 方針なのだが、 たまたま時間が空いてしまったので ディスクユニオンに寄ってしまった。 買ったのは、それこそ本当に久し振りに A級外盤である。 シュトックハウゼンのシリウス (俗に言うA級外盤の通しナンバーでは76となる) 独Grammphon2707 122だ。
超低域猛烈ハイカッティングソフトなのだ。 もちろん全編に渡って、ではなくて ほんの一部ではあるのだが 文字通り、波形が目に見えるくらい 盤面が波打っている。 聴かなくても眺めているだけで楽しめる?。 でも、それでは勿体無い。 20Hz、25Hzが超ハイレベルで入っているのだから 一体どんな事が事が起きるのか?。 それはそれは楽しみではないか。(!)
まずは拝聴。 どんな事になるかとワクワクしながら針を落とす。 「、、、。」 おおお、暫くすると、来た来たと言う感じで 部屋が揺れ始める。 ネッシーの低域ダラ下がりを補うべく デジタルグライコを使用しているので フルレンジの揺れが気になったが さすがFEは過大入力には滅法強い。 OK。 次にアームやカートリッジを心配したが これは何の問題も無い。 (カートリッジは17D2) やれやれどっこいしょ、という感じで 一安心はしたのだが ちょっと心に引っ掛かる所も残してしまった。
大過無く再生出来たのは良いのだが、 このソフトの底力はそんなものでは無いはず。 共鳴管システムを グライコでブーストして使うというのは あるいは最も安直に超低音を得る事が出来る やり方なのだが、 やはり“出ていれば良い”というものでは無いな、 と再認識させられてしまった。 もっとゴリゴリと。 もっと疾風怒濤の如く、となると サブウーファーは必須のようだ。 それには気が付いてはいるけれど 気が付かない振りをして過ごし続けているわけだが、 こんなソフトを聴いてしまうと また悪い虫が騒ぎ出してしまう。
何年も前からあるのだが 面倒臭いし馬鹿らしいしで 一つ伸ばしにしている。 パワーアンプはダブついているし、 置き場所も何とかなりそうな気配だ。 だから後はGOサインを出すだけ?。 でも、二の足を踏んでしまう。 大して広くも無い部屋に、これ以上馬鹿げたものを置くのはどんなものか?。 置いたとしてデメリットの方が勝ってしまうのでは?。 そう考えると、どうにも腰が上がらない。
低音を諦めてしまえば、 オーディオは色々な意味で随分と楽になる。 過剰な投資はしなくて済むのだ。 過剰。そう、正に過剰である。 たった何十Hzを思う様に再生するために 一体どれだけの投資が必要なのだろう?。 第一、普通の音楽を再生するに当たっては そんな物は、まず必要無いのである。 それがなにより証拠には 隣りに鎮座しているロジャースLS5/9というスピーカーは 何の変哲も無い20cm2Wayだが それ一本で特に不満も無い、 どころか実に豊潤な音色で楽しませてくれている。 自分の今の環境であれば 色々な装置はかたづけてしまい、 ロジャースを中心にした シンプルな装置を配置する方が 人として遥かに正しい道なのは充分承知のつもりだ。
馬鹿もほどほど、いい加減にしろよ、 の世界である。 身の程を知れ?。 全くその通り。 ただ、僕の胸のどこかに そう言った馬鹿げたものへの憧れが 根強く存在する事だけは確かなようだ。 う〜ん、それにしても 忘れ掛けていた、というか忘れた事にしていたものを たった一枚のソフトで思い出させられてしまうとは、 随分と不覚であった。 完全なる低音の再生など 先の楽しみにしておく方が 無難、無難、、、。
さてさて、先日は勢いで くだをまいてしまったが忘れていただこう。 サブウーファーも良いが、 低音の質はそれよりも床のクオリティで決まってしまう ようにも思える。 ま、全ては強靭な床を手に入れてから?。 フツーの家にはフツーの家なりの オーディオってものがある、と自分を慰める。 くだくだ言ってないで、過ぎ行こうとしている夏を楽しもう。 夏を歌った名曲はいっぱいあるけど、 取り敢えず今夜はこれで行きましょう!。
8月22日 久し振りに(?)ロジャースで 音を出した。 とは言ってもほんの一瞬、、。 で、香港に行った時に買ったなぁ〜、と思って BISの三枚組クラッシックベストセレクションみたいな CDを引っ張り出してみた。 まあ、どのトラックを取っても破綻の無い 美しい音のするCDだ。 曲の方も名曲のオンパレード。 で、室内楽なんかを選んで聴くと 「ああ、ロジャースって、本当にこう言うのをやらせると 名人だよな〜。」と心の中で呟いてしまう。 何とも艶やかな弦の響き、、、。
いくら何でも、今日は尋常で無く艶が乗る?。 ???。 で、足元を見て気が付いた。 カーペットが無い、、、。
ただの布切れなのだが どうやらかみさんが洗濯してしまったらしい。 そんなもの一枚でも、あると無いでは ルームアコースティックってヤツはまるで違うわけで、 元々ライブな我が部屋は、”ど”が付く位ライブになってしまっていた。 いやいや、どーりで響きが良い筈だわい。 すぐに気が付かない自分にも呆れてしまったが そのまま聴いていると これはこれで案外具合が良い。 もちろん、夜の小音量では、 という但し書きを付けての上での話しだが、 ホントに心地良い。
案外このような鳴らし方が、 ロジャース本来の活かし方なのかなー、 などとも思えてしまった。 心だけイギリスに飛ばしてみると そこには石造りの広い居間がある。 で、その空間は基本的にライブ。 でも、充分な空間があるから嫌な響きにはならない。 で、暖炉があって大き目の室内犬がいて、、、 何てのはどーでも良いが、 心地良く、寛ぎながら音楽を堪能するっと、、。 あ〜、良いなー、そんなオーディオライフ。 なんだか大人っぽいし、、。 と、絨毯一枚外しただけで心をイギリスまで すっ飛ばせる私って、本当にお幸せ者なのよ、、、。 でも、なかなかいいぞ。ホントに、、。
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