7月19日

そう言えばソフトのお話し
ほとんどした事がない。

たまにはお皿ネタなんてのも
良い?。

取り敢えずと言う事で
C−240で聴いてビビッたヤツを、、。


では、まずこちら。
シェフィールドLAB−7
もちろん、ダイレクトディスク

ワグナー管弦楽曲集
ラインスドルフ指揮
ロサンゼルス・フィル。

実はこれ、手に入れた
ばかり
なのです。

こけら落としC−240で
やってしまった、、。

特に意図的に集めているわけではないけど、
シェフィールドのダイレクトは好きな部類。

ちなみに、シェフィールドについては
別冊FMfan35号が詳しい。

それによると、
LAB−7と8’77年録音。

この時使ったのが、ハリウッドでも
最もアコースティックの良いと言われている
MGM撮影所の録音スタジオ

30,5×18,9×12,2mという巨大なもの。

名録音エンジニア
ダグラス・シャーラーが設計

その時点で50年余が経過していて、
内装材が充分に枯れて素晴らしい響きの自然さを
持っていたという。

シェフィールド/マスターリング・ラブは
このステージの長期独占契約を結び
MGM=シェフィールド・ラブ・スタジオと呼んで
ここにノイマンのレースを4台常備していた。

とにかく、このLAB−7
度肝を抜く好録音なのは
間違い無い。

(確かLAB−8も持っていたはず。
どこへ仕舞ったかな、、、?。)

7月20日

流れにのってシェフィールド
もう一発

LAB−5の「ディスカバードアゲイン
デイヴ・グルーシン

ダイレクトディスクと言うのは
ご存知の通りオリジナルがラッカー盤なので
プレス枚数には限度がある。

カッティングレースも、後期には3〜4台が
同時駆動されていて十数万枚のプレスが可能になったらしいが、
初期には1台のレースで行っていたので
5〜6万枚が限度だったと言われる。

このLAB−5は、LAB−2
アイブ・ゴッド・ザ・ミュージック・イン・ミー/テルマ・ヒューストン
と並んで評判が良かったらしく
割と早い時期に絶版になってしまった。
(LAB−2は非常に評判が良くて
別テークのラッカー盤まで使って、トータルプレスは
30万枚に達したらしい)

その為この二枚はその後
パラレルに録音されていたテープから
カッティングした
トレジュアリー・シリーズが発売されている。

そして、こちらもダイレクト盤同様
ハイクオリティ―だと言う。

(以上参考文献は、別冊FMfan35号


理屈はさて置いて、
このディスクは好みの一枚である事を
白状しておく。

録音がどうこう言う前に
そのまったり加減がたまらない。

歳とったせいか、最近は激しいのは
遠慮気味なのだ。

もちろん、録音も素晴らしい

カートリッジ他アナログ系の
ちょっとした違いが一番如実に出る

もちろん、聴きなれているからなのだが、
穏やかな顔をしているくせに気難しがり屋で、
なかなかいやらしいソフトである事も確かだ。


僕には欠かせない
一枚。

ちょっと反ってしまっているのが
惜しいが、文句は言えない

何故って、これは街角の
露店
みたいなところで
100円で捕獲した物なのだ。(!)

正に、運命の出逢い?

7月21日

シェフィールドばかり取り上げていると
テラークやきもちを焼くから、
というわけではないけど、
そろそろテラークにご登場いただく。

C-240で先日久し振りに聴いて
ぶっ飛ばされたヤツ、
という事で「OMNIDISC (オムニディスク」。

’82年発売で、一種のオーディオチェック用ディスク

長岡氏の外盤A級セレクションにも取り上げられているので
あんまり詳しい事は書きたくないが、
やはり聴きどころは第4面だろう。

1曲目がブリテンの青少年のための管弦楽入門より、
フーガのみ。

オーケストラの配置が付属の解説書に書かれていて、
その通りに定位するかどうかがチェックポイント。

ま、これはよくある趣向だが、やはり録音が綺麗なのが嬉しい。

昔はこれを使って、音場感のチェックを真剣に繰り返していた。
かわいいよっしーでありました。

で、今回はC-240でそれを久し振りにやったけど、
これはお見事

このトラックの再生で大切なのは
直接音と間接音の分離なのだと改めて思い知らされた気がした。

豊潤なホールエコーは結構なのだが、
豊潤すぎて、一歩間違うと元の音像がどこにあるのか見失い勝ち

(え?。そんなアホはお前だけだって?。)

ところがC-240経由だと、
誰にでもわかる、直接音と間接音”の講義を聞いているかのようになる。

お見事お見事。
私は思わず白旗を揚げてしまいました。

そして、次のトラックはビーチボーイズ
グッドヴァイブレーション

32トラックデジタルレコーディング。

一回終わりかな、と思わせておいて、
最後に怒涛の揺り返しが来るのだが
ここで超低域まで延びた、津波のような波動が襲って来る。

元々体にはかなり悪い録音なのだが、
これまた今回C-240でパワーアップ(?)。

本当に寿命が縮まった

いやはや何とも凄いエネルギー

心臓の悪い人を騙して聴かせたら
本当に昇天しかねない。

これぞ完全犯罪?。

健康人であっても、体調の悪い時には聴かない方がよいと思う。
少なくとも、僕は当分聴きたくない!。




え〜、OMNIDISC、
すなわち大全集

テラークのエッセンス
満載?。

ちなみにテラークお家芸の
無指向性マイクは、英語で
OMNIDIRECTIONAL MIC。

両方に引っ掛けている?。

7月23日

テラークをもう一発。

これも有名どころなので今更と言う気もするが
やっぱり先日久し振りに聴いて吹っ飛ばされた、
春の祭典」。

’80年5月14日、シビアランス・ホールでの録音。
マゼール指揮、クリーヴランド管。

何と申しましょうか、
「春の祭典」ってヤツはオーディオ向けに出来ているとでも
言うのでしょうか?。

ppから始まり襲いかかるffまで聞かせどころが一杯
奥の方から唸りを上げてぶっ飛んで来るグランカッサ
ほとんど凶器です。

でも、いつか遮音の良い部屋が出来たら
聴きまくってやろうとは思っているのです。


ご覧の通りの国内盤

アナログが終焉を迎えようと
していた頃、
ドバッとリリースされた。

純外盤と音は違うのだろうか?


7月28日

唐突に、ではありますが、
limitedさんからお借りしていた
P−202Cの画像をアップ。

4月頃だったろうか、
limitedさんのご新居にお邪魔した際
針の差し替えなどして楽しんで下さい。」
と、同カートリッジをお貸し出し頂いた。

早速拝聴して、デジカメで画像もパチパチと撮らせて
頂いてはいた。

でも、日記にはアップしなかった

何故って、お互い楽しく酔っ払った席

「楽しんでみてちょーだい。」
「え、良いんですかい?。ヘヘへ。」

みたいな感じでやり取りした物を
ホイホイHPに載せてはいけないような気がしたからだ。

では、何故今になって?、と言われそうだが
よくよく考えると、’70〜80sの名器アンプの拝聴記には
P−202Cがしっかり登場してしまっている
(C−2の所とかEQ−7070の所とか、、、)
その割には画像が無く
(他のカートリッジと一緒のはあったが)、
何とも片手落ち

なので、ここで改めて、となった次第。



それぞれの写真のサイズや角度が
マチマチな所がさすがよっしー
(許してチョーダイ)

それにしても、このカートリッジ
振りかえって見てとにかく小気味よさが印象的だった。

妙な癖はもちろん無く、
スカッと抜けてくる

コテコテ、とかギトギトというのとは
対極の世界。

脂肪分とか贅肉とかは洗い落とした感じ。

とことんニュートラル基調とお見受けした。

実はこの時軽いショックを受けて
思わず手持ちのMMカートリッジ
片っ端から聴き直してしまった。

(Z−1、AT−15EaG、V−15Type3、
M75MBType2、VMS−20E、
FF150Mk2、YC−05E
以上全部写真まで撮って置いたのだが
これまたアップせず仕舞いになっている。)

その後追い討ちをかけるように(?)
X−1UX−1EUP−205MK4と来襲を受けて
MMショックを受けっぱなし。

我ながら、今までMMを真剣に聴いて来なかったな
思い知った次第であった。


何故MMを真剣に聴かなかったのか?

僕がオーディオに染まり始めた時、
世の中の風潮は既に、MCにあらざればカートリッジにあらず
(オーバー?)
と言った調子だった。
’77年くらいからの事だろうか?)

それが何より証拠には、
当時の雑誌を繰ってみても、
MMの話題はほとんど見当たらない
(ゼロとは言わないが)

これではMMに耳が行くわけが無い。
よっしーはミーハーなのである。(笑)

と、人のせいにした所で今更仕方ない。

これからでも遅くは無い
MMを聴こう。

交換針も、まだ供給されているのも素晴らしい事だ。

また、この針に互換性があり、
同じボディで針だけ換える事による音の変化を楽しめるのも良い。

例えばお借りしたP−202Cにしても
ボロンカンチレバー(P202純正針)、アルミカンチレバー(P23純正針)、
そしてレクターニ)のP24互換針と三本も針を付けて頂いて、
全て音が違うのだ、と言う事を体験させて頂いた。

今更何言ってる?、と責めないで。
アチキはMM素人なのであります。

トホホホホ、、、。

7月29日

と、いかにもこれからはMMに
精を出すような振りをして、
思いっきり裏切るような話が続くのが
よっしーの部屋。(笑)

MCカートリッジに新顔が加わった。

ダイナベクターKARAT 17D2である。

実はとっくの昔に手元に来ていたのだが、
まともに聴くチャンスが無かったのである。

C−240で少しだけ鳴らさせてもらった。

音についてはこれから、と言う所なのだが、
それ以前にこの個体は謎が多い

本体を見る限りは17D2オリジナルのはず。

ところが取り説17D2MK2の物が入っているし
保証書にも17DMK2と書かれている。

更に針圧は1,1〜1,4gが指定されているのだが、
シール貼りで訂正されている)
17D2オリジナルも17D2MK2も針圧は1,8〜2,0gの筈。

ちなみに17Dの最初期の製品のみ
針圧1,2g指定だったと記憶する。

さっぱり正体が掴めないが、
箱には特別仕様品とシールが貼られているので
一般市販品とはどこか違うモデルなのだろう。

謎が解けたらまたご報告させて頂きます。





何とも謎の多い個体

それにしても、新品カートリッジ
買ったのって、いつ以来?。(笑)

と言っても、超特価だったのですが、、。

続きはこちら。


日記の続きはこちらです。

一つ前の日記に戻る。

日記のMENUへ。

表紙へ。

掲示板へ。