7月10日

いつまでも僕の所に
留めていてはいけない、
’70〜’80sの名器達

でも、後一つだけ心残りがあったので、
挑戦

心残りとは何ぞや?。

それはP-309

HMA-9500U

ネッシーが
上手く鳴らなかった事。

これこそ “” だった。
よほどFEと相性が悪いのか

でも、もしかするとプリとメインの相性
悪かったのかもしれない。

なのでメインアンプをチェンジして
P-309システムで
再びネッシーシステムに挑戦


すっかり忘れていたが、
オンキョーのメインアンプ
M-506RSを持っていた。

忘れていたのは、弟に貸し出してあったから。

なので、取り敢えず奪い返す

久し振りにご対面した506RS
なかなか素敵な面構え

メーターも本当に美しく、
自分で使っていないなんて勿体無い

音は自室では随分長い事聴いていないが
以前P-306RSとのペア―で聴いた時は
図太い音で驚かせてくれた。

今回は306RSよりツーランク上の309とペア―が組めるという事で
506RS張り切ってくれる筈。

プリとメインの接続には、オンキョーのサーボが使える
専用コードを使用。

一応最も無難な組み合わせの筈だが、音は、、、?。


まずはMMから。
V-15Type3使用。

「、、、。」

う〜ん、良かった
やっぱり先日とは違う

やはり、セパレートアンプと言えども
同一メーカー同志の組み合わせが無難?。

随分消極的に聞こえるかもしれないが、
これも正直な感想

胸を撫で下ろす。

気を良くしてMCへ。

こちらもやっぱり先日のような
音の硬さは無い

めでたしめでたし?。

ただやはり、しなやかと言うより
やや硬めの表現になる。

更に時間を掛けて追い込んで行けば違うのだろうが、
今回はこれ以上踏み込まない事にした。

戯れに、MC-L1000
MCの100Ω受けで一瞬使ってみる。

もちろん実用にはならない
随分としなやかになる。

こんな感じで、
更にP-309ならではの力強さが残れば、
と言うのが個人的な望み。

いっその事、とMMで受ける。

これも良い
充分実用になるし、柔軟さもある。
ただ、圧倒的な力強さみたいなものは減退してしまう。
(MC入力との対比で)

結局研究の余地を残してしまったが、
これは又いつかのお楽しみとして残しておこう?。
本当はカートリッジも
種々のタイプを試すべきなのだ。

現状では、何と言うかP-309の投げる豪速球
ネッシーシステムは打ちあぐねているように見える。


奇しくも豪速球”という言葉が出て来たが、
今回お借りした機材達を拝聴している間に
いつのまにか僕の頭の中には

プリ = ピッチャー

メイン =バッター

スピーカーユニット =バット

という図式が出来上がりつつあった。

プリによって投げる球様々

速度違えば球威も違う。

メイアンプの仕事はバットを振るだけなのだが
アンプによって得意なバットのタイプがあるみたい。

バットにも色々あって、
軽いのもあれば重いのもある。
しなりが大きい物もあれば、殆どしならない物もある。

実際の野球は人間がやるので
ピッチャーもバッターも様々な工夫が可能だが、
機械の方は良くも悪くも人間ほどの融通はきかない

自分で学習を(機械が)すると言う事は望めないのだから、
組み合わせの段階で、人間が上手に選択してあげる事が
かなり大事な事になる。

どんな組み合わせでも、そこそこの音を引っ張り出すのが
達人ってものだよ、と言われそうだが
わざわざ苦難の道を歩く必要も無い?。

ま、以上は屁理屈には違いないが、
僕の中では、一つの解釈として成立している。

(さらに経験を積めば、全く違う事を言い出す可能性大だが、、、)


とにかく堂々とした
風格
のあるP-309

このそばにケンウッド
L-02T
なんかあると
ピッタリ?。

僕はやっぱり
ブラックパネルが
好き
みたい、、。

ヤマハのパラメの上に載っているのは
HGさんLE-109。こちらのスリムさも、
やっぱり捨て難い。(僕って気が多い?)


久々登場の
M-506RS

こちらもかなり
力強いが
上級機種の
509あたりが登場すると
更に凄い事になりそうだ。

それにしても、
メーター有りも
良いもんだ。


7月14日

夏草や兵(つわもの)どもが
夢の後、、。

’70〜80sの名器達は
ひとまず去って行ってしまった、、
(当たり前。借り物なのだから)

閑話休題、
古い物しか増えないよっしー家
珍しく新しい物が登場した。

何か?。

何とMDである。

と言ってもポータブル

早い話しがMDウオークマンだ。

しかも、買ったのはよっしーではなくて、
よっしーの妻

つまりかみさんだ。

ちなみにかみさんは、一応ピアノの先生だったりする。

で、日頃からレッスン中にテープを回して
生徒に自分の演奏をセルフチェックさせたりとか、
自分の模範演奏を録って上げてたりとかして来た。

メディアはもっぱらカセットテープ

ところがある日、ご父兄に言われたそうな。

「せ、先生。え、MDで頂くわけにはいかないでしょうか?。」

よし妻曰く、

「ご、ごめんなさい。う、ウチにはこんなにいっぱいステレオが有るのに
え、MDだけは無いのよ〜。」

後でその話しを聞いて爆笑したよっしーであった。

DATで上げるわけにも行かないしね、、、。

笑いつつも、密かに胸を痛めてはいたが、
自分のショーバイで使う物は自分で買って欲しい
と言うのがホンネ。

なので、聞こえないフリをしていたら、
痺れを切らして、自分で買って来ちゃった

それも中古と言うのが笑える。

ま、録再機でないと駄目なので
新品だと特に割高になるのは否めない。

さて、せっかくのMD
どんな物だか聴いてみたいが
さっぱり時間は取れない

DATカセットと比べてどうなのか?。
CDからのダビング対決
マイクを使って、生録対決、と
企画は盛りだくさんだが、、、。

でも、よし妻さんとしては、これまでDATやカセットで
録リためて来た物をMDにダビングするのを
最優先業務としているみたい。

そ、そりゃー良いけど、や、やっぱりやるのは私?

う〜ん、結局余計な仕事が増えただけだったりして、、。

ま、MDに落とせば、便利は便利だけどね、、。


SONY 
MZ−R91

凄く小さい
でも、きっと優秀なんだろーな。

時間さえあれば
ダビング編集も楽しいが、、。




7月16日

届いた!

何が?。

アンプである。

アキュフェーズC−240プリ。

と言っても買ったのではない。(笑)

又してもお借りしてしまった。

持ち主はまりおさんである。

暑い中、宅急便のおじさんが
ふうふう言いながら運び込んでくれた。


ふうふう言うのも無理はない

ほとんどパワーアンプ並の大きさだ。
と言うか、我が家にある、どのパワーアンプよりも大きい。(!)

466W×188H×391D。
重量18kg。

ラックに収まるかどうか?。
一瞬不安になったくらいだ。

もちろん、大きいだけではない

まず、ウッドキャビネットケースに目を奪われる。

PRA−2000のケース(と言うか、あれはボディの一部)
も美しいが、本当の木質感はC−240の方が
遥かに高い。

思わず見とれてしまう。

フロントパネルは上質のシャンペンゴールド

往年のラックスのアンプが、確かこんな色調だったのでは、
と思い返す。

そして、そのフロントパネルには
プッシュスイッチがずらり57個

これは記録的数字で、いまだに破られていないそうだ。

理屈は良い。

さて、音出し


お決まりのMC−L1000の針を落とした瞬間
言葉を失った

これは凄い

何が凄いって、
ありとあらゆる音が力強く明瞭に鳴る。

一旦自分に取り込んだ信号は
細大漏らさず完璧に増幅して見せる
アンプが断言している感じだ。

微少信号が力強く鳴る、というのは
初めて体験した。

何と言うか、ホールエコーですら力強く鳴るのである。

そのせいか、音場感は最高。

これが本物のステレオだ?。


’79年当時の
アキュフェーズの旗艦
395,000円也
(’81年には43万円に値上がり。)
正式名称は
ステレオコントロールセンター
ペアのパワーアンプは
P−40040万円


とにかく手加減がない

ボクシングではなくて、素手の殴り合いを見る感じ。

聴く側としても、終始本気にならざるを得ない。

手に汗握ってしまう。

恐ろしい求心力を持ったプリである。

迎え撃つこちらとしても、頑張らねば、という気になって
久々にTELARCなど引っ張り出したが、
これが見事にツボにはまる。

OMNIDISC」のSIDE4。
青少年のための管弦楽入門”と“グッドバイブレーション
に吹っ飛ばされ、
春の祭典」で張り倒される。

更に倒れた上から、
手に入れたばかりのSHELLILD LAB
ワーグナー(LAB7)が踏みつけた。

参りました。もう許して下さい、の心境だ。






この他もちろんMM(コダクトYC−05E)、CDも聴いた。
ネッシー側ロジャース側両方を鳴らした。

しかし、その力強さは一貫していた。

相手の違いなんぞ、なんのその
そんなもんはどこ吹く風、と言わんばかりである。

無色透明の蒸留水と言うのとはちょっと違い、
特にハイエンドには、それこそシャンペンゴールドの輝きが乗るが、
決して嫌な感じではなく、魅力的なキャラクター
捉えられる性格のものだろう。

音以外の部分では、
やはり全体に使い勝手が良いのが特徴。

プリアンプと言うからには
これくらいの装備はしろよ、というのが
アキュフェーズの主張?。

特にありがたかったのが、
アキュ独特のラウドネスコンペンセーター
これのCOMP1を入れておくと
グライコ無しでもネッシーがほぼフラットに鳴る。

反りのあるアナログを掛ける時だけ、
サブソニック(17Hz/12dB Oct)を入れれば万全

この他に、ディスクハイトリミング
(カートリッジの過剰な高域エネルギーをコントロールするための物)
というのも面白かった。

それにしても、名門の看板は伊達ではない。

アキュフェーズ恐るべし!


日記の続きはこちらです。
(7月19日 UP!)
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