7月3日

さてさて、まだまだ続く
’70s〜’80sな日々。

恐れ多くも、今度はまりおさんから
オンキョーのプリアンプ、
P−309
及び
ヤマハのヘッドアンプ
HA−2HA−3
お送り頂いた。

果報者もここまで来ると、
そろそろバチが当たるんじゃあなかろうかと、
いよいよ心配になって来る、、。


恐縮していても始まらないので、
まずはP−309をネッシーシステムに
接続。

一応書いておくと、
プリを出た後は
ヤマハのパライコYDP2006を経由して
HMA−9500U改に入る。

ネッシーのユニットは
FE−208SJBLの075

今回はCDから拝聴。
(CDプレーヤーはソニーのCDP−777ESA

よく音を出した瞬間に、、、などと言うが、
今回もCDを掛けてリスニングポイントの椅子に向っている途中で
後頭部から“ガン!”とやられてしまった。

この音場感は何だ?。

定位の明瞭さは普通じゃあない。

前後左右に音像が林立する様が
ありありと見える?。

音場音痴を自認するよっしーだが、
この瞬間、大分自信を取り戻した。

それくらい見通しが良い

この時掛けていたCDは
特にワンポイントマイクとか
そんな類の物ではないが
色々な仕掛けをした
レコーディングエンジニアも、
これくらい明瞭にそれを読みとってもらえれば
本望なんじゃなかろうかと思ってしまった。


しばらく呆然と辺りを見回していたが、
やがて音のバランス
普段とはかなり異なる事に気がつく。

何と言うか、ハイ上がり?
いや、低音不足?

随分とカンカンしているのである。

思わずパライコがバイパスポジションになっていて
効いていないのかと思ったが、そんな事は無い。

何か使い方でも間違ったかと、
P−309のトーンコントロールの低音側を
グイっと回すとかなりふっくらと聞こえる様にはなる。
(余談だが、オンキョーのプリのトーンコントロール
優秀だ。)

しかし、そういった問題ではない

どこが出ていない、というのではないのだが、
何ともふくらみに欠ける鳴り方なのだ。

例えば弦楽器の弦が
いつもよりグンと張りが強くなったような。

金属製の楽器は、まるで金属部の肉厚が
急に厚くなってしまった
ような、、。

そんな鳴り方になる。

これは変だぞ、と蒼くなって
アナログを掛ける。

最初はMC入力でMC−L1000を、、、。

う〜ん、印象は変わらない
と言うか、これはどうしたってL−1000の音ではない
物凄く安っぽい音になってしまい、涙が出そうだ、、。

次にMMに変えて、V−15Type3

大分まともになったが、これはやっぱり変である。

P−309も又、物凄いハイゲインなので、
ボリュームは8時位でかなりの音圧になってしまう。

ボリューム角が低すぎるのが原因かと思って、
無理矢理ボリュームを上げるが、
ただ喧しくなるだけだ。

どうにも、しなやかさとか、たおやかさとかを
完璧にどこかに忘れ去って来てしまった

感じの鳴り方だ。


ここで冷静になる。

取り敢えず、ネッシーシステムを
ばっさり諦めて
ロジャース側に行く。

メインアンプがA−10Type3で、
スピーカーがロジャースLS5/9

まずはCDからだが、
今度はどうだ!?

ニヤ〜ン
 笑っている。)

これは大正解!

素晴らしい。とても同じアンプを経由しているとは
思えない。

厚みがあって、切れも良くて、、、。

さっきのは一体なんだったんだろう?、
と首を傾げつつGT−2000
MC−L1000V−15Type3を付けてアナログも聴く。

CDの時と印象は変わらない。

力はあるけど優しさもあって
ドキドキはするけど必要以上に疲れさせる事はない

頼りになる、スポーツマンの彼に、
ハイパワーを内包したセダンでドライブに
連れて行ってもらった女の子というのは
きっとこんな気持ちになるのだろう?。

唯一耳につくのがハイエンド
ちょっとキラキラ感がつきまとう。

これはネッシーシステムでも
ロジャースシステムでも
CDでもMCでも、
またMMでも気になり続けたので、
相性云々と言うより
このプリのキャラクターと見た。

だが、それにしても物すごいハイゲインのプリだ。

ロジャース相手でも
ボリューム角は容易に9時を超えようとはしない。

(ちなみに僕はあんまり小音量派ではないのだが。)


それにしても、相性と言うのはあるもんだと、
今回ほど強烈に思った事も無い。

決めつけたりはしたくないが、
拙宅で聴いた限りでは
P−309 → HMA−9500U→
フォステクス FE-208S と言うのは
お勧めできない取り合わせだ?。

何事も使いこなしと言われそうだが、
僕は上記組み合わせで
上手く鳴らす自信はまるでない。

力不足をお許し頂きたい。

しかし、反面ロジャース
パワフル、且つうっとりと優しく鳴らしてくれる点においては
過去最高かもしれない位だから面白い。

では、SA3と入れ換えるか?、と聴かれたら、
僕はエキセントリックな音
(早い話しが、ちょっと常軌を逸した音?
が好きなのでそれはしないと思うが、
ロジャースを使って、長時間音楽を楽しむという事であれば
P−309の方が正しい選択だと思う。

そう、このアンプの設計者の方は
きっと音楽を聴く事が好きだったに違いない



ブルーのイルミネーションが
格好良い、P−309

ガタイも大きく、
GTラックサイズで
横幅はギリギリ

各種ファンクションも
使い易く、
オンキョーのプリは
本当に親切設計だと思う。


さて、これから
ヤマハのフォノイコアンプ
HA-2、HA-3が登場になります。

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