実に久し振りに 日曜休みだったのに、 かみさんが風邪でダウンで 一瞬たりとも音出しはならず。 そこで、5分の隙間をぬって ちょっとだけイタズラ。 いやいや、大した事は無い。 ロジャース君のお尻の下。 つまりスタンドの上面に コンクリートのドブ板を 敷いてあげたのだ。
持ち込みたくは無かったのだが、 取り敢えずやってみた。 狙いは何かと言うと、 単純に嵩上げ。 つまりスピーカーの高さを確保したかっただけ。 ず〜っと気になっていたのだが、 ロジャース君はスタンドに載った状態で、 床から天板までが、約103cm。 これはいいのだが、ツイーターの中心までとなると 約87cmと、ちょっと低い。 椅子に座った状態で、よっしーの耳は 床から約120cmの位置にある。 座高が高い?。 ほっとけ!!。 まさか椅子の脚を切るわけにもいかず、 となるとスピーカーを高く置くしかない。 これによる、一番の期待は 音場感の向上。 とにかく現状では、 気のせいでなく自分の胸の高さくらいに 音場が展開している。 さてさて、いかがなりますやら、、、?。
さて、嵩上げをして その音は?。 「、、、。」 う〜ん、確かに音場の中心点は 上がって来た。 その点は良好。 ただ、何だか音が硬い?。 コンクリの音がする?。 まさかね、、、。 でも、何だか音が詰まり気味。 これはいただけない。 僕はロジャースにこういう音は期待してない。 例えば低音なんかは 弾力的で伸びやかで、 それでいて芯のある感じなんかを望む。 その点は今までの方が良かったな〜、 と顔が曇ってしまう、、、。 コンクリのドブ板に直置きとは言っても ロジャースの底板には元々スパイク受けのフェルトが貼られている。 だからスペーサー無しで置いてみたが、 (フェルトも立派なスペーサーだ) 宜しくない様子。 そこで黒檀のブロックの登場。 四隅にそれを挟みこむ。 これで、どーだ?。 う〜ん、弾力感は出て来た。 でも、これで万万歳とは言い難い。 でも、しばらく様子を見る。 聴き比べって、 焦ってやると判断を誤り易いのです。 多少時間を掛けて冷静にやらないと、、。 第一、黒檀ブロックはともかく、 コンクリのドブ板をこのまま使い続けようとは、 さすがのよっしーも思ってはいないのです。
時々、 自分は恵まれすぎているのではなかろーか?、 と不安になる時がある。 何でかって?。 ぞろり揃ったカートリッジ達。 これからたっぷりと試聴させて頂けるのだ。 (ゴックン、、) 協賛 by HGさん、limitedさん、 そしてボロンさん。 (以上、歳の順!) あ、一個だけ、自分のヤツも混じってます。 それにしても、時間の欲しさよ、、、。
ところで、ネッシーに載せた JBLの075ツイーターのその後だが、 先日やっとアッテネーターを繋いだ。 と言っても、まだバラック状態。 で、音は?。 これが正直言って良いんだか悪いんだか、 さっぱりわからない。(笑) キチンと聴いている時間が無いのが 最大の原因だが、 第一に肝心のアッテネーターが 実に怪しい代物。 秋葉原で、一個(二個?)800円くらいで かなり前に購入してそのままになっていた物。 一応VIOLBTのAT−40Bとなっているが 最高級品で無い事だけは確かだ?。 オマケに文字盤と言うか 目盛を刻んだプレートが付いていないので、 どこで何dBくらい絞れているのか さっぱりわからない。 これがホントの合ってね―たー?。 (ああ、何てつまらない事を、、、) これではお話しになりません。 ス―パーツイーターは、 鳴っているかいないか、 わからない位の効かせ方で良いという説に従って、 思いっきり絞り込んでみたりもした。 確かに危なげないのだが、 なんだか偉く損した気分になる。 つい全開で使いたがる辺りは、 根が貧乏性の証拠だ。 取り敢えずは、グリグリとアッテネーターを回して 遊んでいる。 レベル合わせの参考には、 FT−90Hも有るので、 まあ何とかなるかな、 と思っている。 お借りした機材を拝聴する時などは こんないい加減な姿勢では聞けないので、 使い慣れたFT−90H (アッテネーター無し、0,47μFで接続) に差し換えなければならない。 当分脱着が続く気がする。
さて、せっかくお宝の山が届いているのに ここの所珍しく?忙しくて音出しがままならない。 悔しいと言えば悔しいが、 仕方ない。 焦っても仕方ないので、 下準備を進める。 いや、大した事ではないが EPA-100のお尻から 10円玉のウエイトを 剥がしたのだ。 EPA-100は、本来軽量軽針圧向けのアームであり 重量的にもシェル込み20g弱までしか対応していない。 それをMC-L1000+PH-L1000(約27g)を使えるように、と ウエイト(と言っても10円玉4枚)を、 アーム後端に貼り付けてしまっている。 それはそれで良いのだが、 今回お貸し出し頂いたカートリッジ達は 比較的軽量級なのだ。 取り付けようと試してみると、 案の定バランスが取れない。 いつものようにダイナベクター DV-507に任せれば良いのだが、 ワンパターンは楽しくない。 それに、テクニクスのカートリッジも お借りしているのだから、 という事もあって(?) EPA-100をどうしても使ってみたかったわけ。
次なるお宝の山も届いているのであります。 時間が欲しい、、。 6月14日 さてさて、いつまでもお宝の山を目の前にして 指をくわえているわけにはいかない。 少しづつだがカートリッジを 拝聴させて頂いている。 まずはビクターX-1UEからスタート。 手に取ってみて、 まず、いかにもあの時代のビクターらしい カッチリとしたデザインに ぐっと来る。 シェルはサエクのULS-2がチョイスされている。
「、、、。」 う〜ん、のっけから “こりゃあ参った!。” だ。 デザインは音を表すと言うか 実にキチンとして明瞭な音が出て来る。 それも分析的な音と言うのとはちょっと違い、 聴いていて楽しい音だ。 思わず顔が綻ぶのが、自分でわかる。
高い方、低い方それぞれに味付けも感じる。 しかし、それが実に小気味よい。 繊細さと豪胆さを兼ね備えた鳴り方だ。 微妙な音色の鳴らし分けで引きずり込むかと思えば 眼前まで迫り来る音で仰け反らせもする。 うむむむむ、、、。 このカートリッジ、’76年頃の発売の筈だが、 当時の記憶を辿っても、また雑誌を改めて引っ繰り返して見ても、 そんなに話題になったり、取り上げられたりした様子は無い。 何故だ?。 翌’77年頃からMCブームが台頭したのも災いしたか?。 生まれた時代が悪かったのかもしれない。
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