5月24日

ところで、GTプレーヤーのアームについては、
まだちょっとだけお話しが残っておりました。

なので、追記

当サイトと相互リンクもして頂いている
ボロンさんの掲示板にて
yukiさんと言う方が、
GTのノーマルアームについて
気になる事をお書きになっていた。


要約すると、
GTのノーマルアームのシェル取りつけ口には
テーパーが付けられていて
プレーヤーに付属のシーリング
シェルに取り付けると、そこに上手く収まるようになっている筈なのに
それについて言及されているのを読んだ事が無い
と言ったような内容であった。



そー言われてみれば、確かにそのような物が
付属していた。

なのに、ズボラな小生は、それを一度も使う事無く
紛失していたのである。

ちょうどこの頃ノーマルアームのシェル取り付け部の
ガタについて悩んでいた事もあって、
これぞ福音、と思い
早速メーカーに在庫を問い合わせてみた。

しかし、残念ながらそのシーリングは、
シェルASSYの中に含まれる物で
単独の部品としては存在していなかった。

ちなみにシェルASSYも、在庫切れ
(Part.No.PB062640)

なので、結局細い針金を切って自作する事にした。


これが問題のシェル取り付け口

なるほど、改めて見てみると
テーパー状に凹みというか
切り欠きというかが
存在している。


自作のシーリング
取り付けたシェルの図。

自作ったってアナタ、
ただ針金を切っただけ
なんですけどネ。(笑)


さてさて、それで成果のほどは?。

確かにシェルによって有効

ただし、特にこれを用いなくても
ガタの出ないシェルについては
無くて済むなら無くても良いかな
と言うのが感想。

ま、この辺は微妙と言うか
ケースバイケースで対応するしかない
と言うのが結論でした。

後で古いステレオ誌など読んでいたら
金子先生エナメル線など用いてらっしゃった。

線材も選べば、結果もまた違うのかもしれない。

お時間ある方はお試しあれ?。

尚、更に余談ではあるが、
やはりシェルによってこの辺のガタつきの
出易さには
違いがある。

均一に力が加わって
安定した感じで装着出来るとなると
クラフトAS−12Kの様に上下2ピンのものは
優れていると感じざるを得ない。


そんなこんなで夜も更ける。

と、文末になってしまいましたが、
人様の掲示板の書き込みを
勝手に素材にしてしまいました点は
どうかお許し下さい。

私にとってもタイムリーだったもので、
つい追求してしまいました、、、。


5月25日

ところで、掛けなれたレコードなのに、
時と場合によって
妙にプチプチノイズが耳につく事ってある。

何故だろう?、と首を傾げながら、
生来の面倒臭がり屋の僕は
深く考える事無く過ごして来たのだが、
何年か前のある日、やっとある事に気がついた

いや、大した事ではないので、暇つぶしと思って
お付き合い下さい。

そう、それは例えば久し振りに
カートリッジを差し換えた時などに起こり易いのだ。

あと、アームを調整した後などにもよく起こる。


そう。
つまりレコードの溝の
普段、あるいはしばらく触られなかった場所
針先が触れると、それは起こるのだ。

「なぁ〜んだ。そんなの当たり前だよ。」
というベテランの方には、
つまんない事書いてごめんね。」
としか言い様が無いが、
僕は数年前、この事に気が付いた時、
妙に興奮して、針先をやけにつぶさに観察
(拡大鏡で)する日々を過ごしてしまった経験がある。

本当に当たり前と言えば当たり前なのだが、
カートリッジによって、引っ掛けて来るゴミのタイプなども違うのだ。

例えば、テクニカの33と、デンオンの103では、
音溝の擦る場所も、タッチの仕方も、
全然違う。


まあ、その両者などは、
明らかに、まるっきりタイプが違うので
わかり易いのだが、
何でこの期に及んで、そんな事を思い出したのかと言うと、
GTのアームの差し換えをやったからである。

同じカートリッジ(MC−L1000)で同じレコードをトレースしても、
アームを差し換えると、しばらくはプチプチ多いのだ。

ついでに針先を調べてみると
着いて来る汚れが、
これまた微妙に異なる

なるほど、YSA−1と2を見比べただけでも、
オフセットとノンオフセットで針先が音溝に
当たる角度は当然違う

そんな事を、プチプチノイズを聞く事によって、
妙に実感しなおしてしまったわけ。

下らないと言えば下らないけど、
針先と音溝の関係と言うのは
本当に微妙で、ドラマチック

デジタルの世界では、
そんな想像したくても出来ないが、
アナログってヤツは、
本当にどこまで行ってもアナログなんだな〜、
と嬉しくなってしまうのでした。


、、、と言う能書きは、
実は掲載し忘れていた
GTプレーヤーのアーム達の写真をアップするための口実だったりする。
(ごめんなさい)

本当に、僕はアームが大好きです!。
(フェチ?)

三者の長さの違い、構造の違いなど、
少しでも伝われば幸いです。



5月27日

nxtスピーカー
久し振りに聴いた。

いきなり何じゃい?、と言われそうだが、
あのオーセンティックなどが
比較的熱心に採用している、
薄型スピーカーの事だ。

特許は英国のものらしいが、
従来からあるコーン型スピーカーに対して
薄い平面板全体を複雑に振動させ、共振させる
Distributed Mode方式
(通称DM方式)
を用いて音を作り出すという物。

これによって、大幅な薄型化が実現、
音質も向上する、とされている。

ただ、音質云々と言う割には、
現状ではPC用スピーカーに採用されているばかりで、
純然たるHi‐Fi用のnxtスピーカーは
少なくとも僕は見た事が無いのが残念。


うちのnxtスピーカーも、
ご多分に漏れずPC用で、
(新潟キャノティック扱い)
特にオーディオ用と言うわけではない。

ちょっとでも音の良いPC用スピーカーが欲しいな、
と思って購入したのだが、
しっかりとかみさんに取り上げられ
お陰で僕のPCは音無しなのである。
(トホホ、、、)

でも、良いか悪いかは別にしても、
このスピーカーは確かに独特の
魅力
を持つのも事実。

そこで初めてオーディオ装置に繋いで試聴してみた。


とは言っても適当なスタンドなんか見当たらないので、
又しても齢40歳のちゃぶ台にご登場願った。

CDP−777ESASA3、A−10Vと言う、
随分豪華絢爛な(?)ラインナップにてドライブ。
さて、は?。

確かに楽しい
何と言うか、音がポンポン出て来る感じ。

音離れが良くて
ちょっと大袈裟に言うと、スピーカーの存在を意識させない
感じがある。

何だか嬉しくなって、次々とディスクを掛けてしまう。

音量も、家庭用としては充分上げる事が可能で、
6〜8畳くらいなら、音を満たす事が出来る。

スピーカーとの距離も色々試したが、
個人的には比較的ニアフィールドで聞くのが楽しかった。

江川先生ではないが、
至近距離で聴くとなると
確かにスピーカーは箱に収まっていないほうが良いみたいだ。

とにかく、ミニチュアではあるが見事な音場が、
スーっと展開するのは事実。


ちっちゃくて可愛らしい
nxtスピーカーの回りに
ソフトがズラリ。

構えずに聴けるのって
やっぱり嬉しい。

続きはこちら。
(5月29日 UP!)
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