V24Cさんのシェルで、 もう一つ試してみたい事があった。 それは何かと言うとコネクターの交換。 このシェルは、基本的には 炭化ケイ素のシェル本体と アルミ削り出しのクランパーの2つの部品で構成されており、 アームとのコネクターは ユーザーが自分で用意するのが前提となっている。 今まではテクニカのAT−LH18/occの物。 つまりステンレス製の物を使って来たが、 他の物でも、合えばもちろん使える。 そこで、GT−2000付属のシェルに目を付けた。
シルバーヘアラインも美しい、 いかにも往年のヤマハを感じさせる仕上がりだ。 そして、テクニカのAT−LHシェル同様、 コネクター部が可動式になっていて、 オーバーハングやシェルの傾き調整が行える 構造になっている。 そして、そのコネクター部ももちろんアルミ製。 そこだけ外して、コネクター交換。
アルミ製に変わった事により、 まず、軽量化が計れる。 ざっとの勘定で、ステンレス製10gに対して アルミ製は5gと重量半減。 (いずれもコネクター単体重量) この差は大きい。 アームの負担は軽減されるだろう。 問題は音の変化だが、、。
まず、(聴感上)あたかもハイエンドが伸びたように聞こえる。 華やぎ不足、などと言う事はこれで完全に無くなる。 そして全体に躍動感が出て来る。 この感じはどこかで、、。 と思い返すと、アントレーのアルミシェルの雰囲気だ。 (全く同じには、当然ならない。) ただ、ちょっと薄味かも?。 すっかり普通のシェルになってしまった感があり、 今の気分としては、ステンレスのコネクターの方を採りたい。 だが、本当の事はもっともっと使い込まないとわからない。 あるいは、テクニカのLH−15,13のコネクターだと また変わるかもしれない。 はっきり言えるのは、コネクター差し換えで またまた複数の音を楽しむ事が出来ると言う事で、 アナログの面白さ、ここに極まれり、ではないだろうか?。 とにかく、色々な事を教えてくれるシェルである。
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