STAXのシェルのお試しをさせて頂いた。 まずは前振りから。 お借りしたのは、正式名称 HS−7/Type2という物。 きちんとした取扱説明書が 付属されていたので、 大変助かる。 それによれば、 従来型のHS−7を元に、 締め付けピンを2本にした物。 特長、及び改良点は、、、 @軽合金ダイキャスト製である事。 これにより、肉厚のあるテーパー状配分が可能になり、 さらに補強リブを設ける事により、 軽量でありながら、捩れ、曲げに対して 強度が極めて大きい。 A軽合金には音響的に最適な材料を選定し、 有害な振動を防止した。 (註 その軽合金が何なのかは、 何故か書かれていない?。) B針先の傾きを補正する機構を設けてある。 (註 オーディオテクニカの 現行シェルを想像して頂ければ 宜しいかと思う。) C上下2本のコネクターピンを持つ。 Dシェルリード線には 断面積の大きい、低抵抗純銅線を使用。 以上である。
カートリッジを装着してみるつもりだった。 ところが、これまたHGさんの御厚意で、 お借りしているカートリッジで、 シェルの違いを確かめさせて頂く事になった。 それで、恐れ多くもVMS−30mk2を アントレーのシェルから外して STAXのシェルに付け替えてみた。 (かなり緊張した。)
「、、、。」 最近は驚く事が多いし、 シェルでカートリッジが豹変してしまうのも 日常茶飯事となりつつあるので(?) 割と冷静に受け止めたが、 これまた物凄い変化である。 一聴して、誰でもわかるくらい違う。 画に例えたら、コントラストがグンっと強まった感じ。 とにかく音の分離が良く、 音場も三次元的に見通しが良い。 (おっと〜、長岡鉄男になってしまった。) メリハリがはっきりした、パリっとした音だ。 一言で言うと、普段の自宅の音(ネッシーの方)がこんな感じなのだが、 (註 あくまでも音の感じ、傾向のお話しで、ウチの音が良い なんぞと言っているわけではないので念の為) シェル一つで我が家のシステムを完全コピーされてしまった?。 ただし、アントレーのシェルに装着されていた時との比較では、 階調の滑らかさは後退。 もやもやとした雰囲気のような物は10〜20%削減と言う感じ。 何となく、音場信号が減る感じで、 全体に、ちょっとアニメ調になるみたい。 好みの分かれる所だろうが、 僕個人としては、このカートリッジを使うのなら、 アントレーのシェルに取り付けられていた時の音の方を取りたい気分だ。 それでも、全域に渡ってバランスが良く、 尚且つ楽器の質感の表現に優れている所は、 カートリッジ自体に実力があるからだろう。
又しても参りましたの大変化。 アントレーのEC−10+STAXのHS−7/Type2 と言う組み合わせにも興味はあるが、 拝借中のカートリッジの付け替えと言うのは 自分のをいじるのとは比較にならない位 神経を使う作業なので、 事故に至らない内に止めておこうと 決心した。
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