1月13日

STAXのシェルのお試しをさせて頂いた。

まずは前振りから。

お借りしたのは、正式名称
HS−7/Type2という物。

きちんとした取扱説明書が
付属されていたので、
大変助かる。

それによれば、
従来型のHS−7を元に、
締め付けピン2本にした物。

特長、及び改良点は、、、

@軽合金ダイキャスト製である事。
これにより、肉厚のあるテーパー状配分が可能になり、
さらに補強リブを設ける事により、
軽量でありながら、捩れ、曲げに対して
強度極めて大きい

A軽合金には音響的に最適な材料を選定し、
有害な振動を防止した。

(註 その軽合金が何なのかは、
何故か書かれていない?。)

B針先の傾きを補正する機構を設けてある。

(註 オーディオテクニカの
現行シェルを想像して頂ければ
宜しいかと思う。)

C上下2本のコネクターピンを持つ。

Dシェルリード線には
断面積の大きい、低抵抗純銅線を使用。

以上である。


さて、このシェルには最初自分の手持ちの
カートリッジを装着してみるつもりだった。

ところが、これまたHGさん御厚意で、
お借りしているカートリッジで、
シェルの違いを確かめさせて頂く事になった。

それで、恐れ多くもVMS−30mk2
アントレーのシェルから外して
STAXのシェルに付け替えてみた。
(かなり緊張した。)


さて、音出し。

「、、、。」

最近は驚く事が多いし、
シェルでカートリッジが豹変してしまうのも
日常茶飯事となりつつあるので(?)
割と冷静に受け止めたが、
これまた物凄い変化である。

一聴して、誰でもわかるくらい違う。
画に例えたら、コントラストがグンっと強まった感じ。

とにかく音の分離が良く、
音場も三次元的に見通しが良い。
(おっと〜、長岡鉄男になってしまった。)

メリハリがはっきりした、パリっとした音だ。

一言で言うと、普段の自宅の音(ネッシーの方)がこんな感じなのだが、
(註 あくまでも音の感じ、傾向のお話しで、ウチの音が良い
なんぞと言っているわけではないので念の為)

シェル一つで我が家のシステムを完全コピーされてしまった?。

ただし、アントレーのシェルに装着されていた時との比較では、
階調の滑らかさ後退
もやもやとした雰囲気のような物は10〜20%削減と言う感じ。
何となく、音場信号が減る感じで、
全体に、ちょっとアニメ調になるみたい。

好みの分かれる所だろうが、
僕個人としては、このカートリッジを使うのなら、
アントレーのシェルに取り付けられていた時の音の方を取りたい気分だ。

それでも、全域に渡ってバランスが良く
尚且つ楽器の質感の表現に優れている所は、
カートリッジ自体に実力があるからだろう。


結局、
又しても参りました大変化

アントレーのEC−10+STAXのHS−7/Type2
と言う組み合わせにも興味はあるが、
拝借中のカートリッジの付け替えと言うのは
自分のをいじるのとは比較にならない位
神経を使う作業なので、
事故に至らない内に止めておこうと
決心した。


HS−7 Type2
コネクターピンが二本なのが
おわかり頂けるだろうか?。


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