SPケーブルのお話が続いているが 先日KiraさんにMITのピンケーブルを お借りした。 MITとしてはローエンドの方とのお話しだが 僕にしてみれば、立派にMITである。 「何というか癖もあるケーブルですけど、 ロジャースの低音を引き締めてみるには良いかも?」 とおっしゃられる。 その後隠れて試していたが SPケーブルも変更になって、 ロジャースの音もガラっと変わってしまったので あらためて正式検証。
まず、そのカッチリした差し込み加減に感動する。 遊びはゼロ。 かと言って、抜くのに一苦労するような 食い付き方はしない。 この辺りのフィーリングは、さすがである。 ホント、感動してしまった。 問題の音だが、なるほどちょっと独特である。 切れは良いのだが、何と言うかスムーズには音が出て来ない?。 シンプルなワイヤーと言うより ケーブルその物の個性があるタイプみたいだ。
ここのところ、柄にも無くケーブルの脱着を繰り返しているのでわかるのだが、 ケーブルも正に適材適所があるのである。 生かすも殺すも組み合わせ次第?。 ちなみにSA3→HMA-9500→ISODA&クエストのSPケーブル →ロジャースと言う流れだと CDP-777ESA→SA3の間のベストピンケーブルは 常用のTEAC、PCOCCケーブルなのである。 これを同じブランドだから良かろう、と ISODAのピンケーブルにすると 何と音量まで下がってしまうのである。 何とも難しい。 メインアンプ選びも終わらない内に ピンケーブルの相性まで見始めると 泥沼である。 似合わない事はやってはいけない?。
結局ロジャース側のメインアンプは HMA-9500に落ち着いた。 M-22、A-10Type3。 それぞれに良さがあって捨て難いが この場合どれが“一番”かというと やっぱりHMA-9500なのである。 問題はドーンっと身体に当たって来る低音が 出にくい事だが、 これに付いてはおいおい解決させよう。 ISODA&クエストのケーブルにキャプタイヤを 並列に加えて試したりもして、 それはそれなりの効果があったが 結局外してしまった。 ちょっと疲れてしまったので しばらくケーブルの事は忘れていようと言う気分だ。 床の上に散らばっていたアンプ達をかたづけて 全ての結線をやり直し (SPケーブルはISODA+クエストだけ) 改めて音を出してみると 自画自讃で馬鹿みたいだが、 本当に良い感じの音が出ている。 ああ、良いなぁ〜、と素直に喜べる気持ち。 こんな事は案外無いのである。 ほっとしている、、。
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