10月16日

ここでいよいよ本命登場
パワーアンプ部にA−10Type3復活。

いつもの装置でSPケーブルだけが変わった状態になる。

さて、音は?。

「、、、。」

激変と言って良いくらい音は変わる。
SPケーブル一本でここまで変わるなよ
と言いたくなるくらい変わる。


音像はシャープそのもの。
にじみが無い

音場の見通しは最高
左右前後共より広がる

音はパリっと張りがある

誰がどう聴いたって
こっちの方が高品位だ。

(いつもは5,5□のキャプタイア
バイワイヤリングで使っている)

しばらく喜んで聴いていたのだが
ちょっと引っ掛かるものも感じ始めた。 


願わくばもう少し奔放に鳴ってはくれないだろうか?
と、無理な注文が頭を過る。

スケール感が欲しいと言い換えても良い。

今目の前で鳴っているロジャースは
まぎれも無く高級な音のする20cm2WAY
なのだが
日頃鳴っているロジャースは
大袈裟に言うと品は落ちても30cm3WAYの
感じ
なのだ。

キャプタイヤを使っている時は
A−10Type3とロジャースのコーンが
直結されたような凄みがあるのだが
その感じはさすがに出ない。


今の品位をそのままに
何とかスケール感をアップ出来ないかと
悪あがきが始まる。

まずはウーファー部にISODA、
ツイーター側にクエストとなっていた
バイワイヤを逆転させてみる。

結果は却って好ましからざる方向に向かってしまった。

これは一応アウト。

で、次には馬鹿みたいだが
ウーファー部だけキャプタイアを使い
ツイーターにISODA&クエストの混成ケーブルを使ってみる。

これはダメ

正に上と下がバラバラの鳴り方になってしまい
繋がらない
思わず笑ってしまった。

さて、どうするか?。

後ひとつふたつの対策は考えてある。

続きはまた。


10月17日

さて、そこで何を考えたかと言うと
ISODAとクエストのケーブルは
やはり束ねて一つの端子に繋いだ方が
この場合、良いのではないかという事。

ところが我がロジャースはバイワイヤリング仕様であり
おまけにジャンパー線が無いときている。

わざわざ買うのも馬鹿らしいし、という事で
自作(?)する事にした。

いやいや、自作などといっても大した事ではない。

アクロテックの6Nだか7Nだかの単線の余りがあるので
それをジャンパー線代わりに使う事にした。

実に簡単な作業である?。


さて、音は?

う〜ん、、、。

やっぱりこれで解決するほど世の中は甘くないってとこですか?。(笑)

良く言えば穏やかで結構なんでしょうけど、、。

こりゃ、あきません



10月19日

さてさて、どうしたものかと悩んだ挙句
A−10Type3足裏診断に突入。

これまでは三本脚の点接触で使って来たが
状況が変わったのだからと
四本の面接触大幅チェンジ

これでどうだ?。

いえいえ、それでいつも解決するほど
世の中は甘くない

確かに音は変わるが、今まで比べて改善かと言うと
ちょっと首を傾げたくなる

そろそろこの辺で疲れも絶好調

ちょっと目先を変えてみようという事で
懐かしい物を引っ張り出した。



右のアンプは何でしょう?。

そーです、知っている人は知っている。
(当たり前)
パイオニアのパワーアンプ、
M−22である。

A級アンプで出力30+30W

考えてみたら、これも’76年である。
なのでJA−S71と記念撮影

当時12万円


このアンプは入手してから既に6年が経つ。

その間に色々あって完動状態とはちょっと言い難い

あるいは音が出ない可能性も有ったが
結果はOK

で、音を聴いてみてビックリした。

こ、これは凄い!

いやはや何ともスケールのデカイ音がする。

思わずあ然、である。


とにかく鳴りっぷりは最高

音の重心はグンっと下がって
部屋から溢れ出さんばかりの勢いだ。

それでいてどこかシルキーで、
そこはかとない色気がある。

音場は広大で物凄い

音が出るかどうか怪しんでいたくらいだったから
落差が激しくて着いて行けない。


一瞬、これは政権交代かな?とさえ思ったが
残念な事に、後一歩シャープに切れ込む感じに欠ける

鈍重とかそんな事は無いのだが
何というか、音の粒が細かいのを通り越して
まるで絹の紗みたいになるところがある。

せめて微粒子くらいで留まっていてくれると良いのだが
どうしても品の良いパステル画
あるいは水墨画の感じになってしまう。


残念と言えば残念だが、
そうは世の中思い通りには行かないものだ?。

しかし、惜しい
何とかならないものか?。

などと考えている内に
またしても別の事を思いついてしまった、、。

でも、この話しは一旦中断

次はY31さんの砲金シートのお話しに戻ります



10月20日

ところで、一方でY31さん
砲金製ターンテーブルシート
拝聴も続いていた。

GT−2000に続いて
今度はSP−10Uを使った
自作プレーヤーの方で試させていただく。

ロジャース側の装置がいじり倒されていても
ネッシー側の装置は元のままだから問題無い。

こんな時装置がニ系統独立しているのは
具合がよろしい?。


SP−10Uの方にも
通常はJP−501が載っているので
それとの対比という形になる。

砲金シートを載せた際の効能
あるいはGT−2000の時より顕著かもしれない。

鳴りっぷりが良くなるとでも言うのだろうか?。
ドーンっという衝撃波が、身体に当たるようになって来る。

これは何故なのか

やはり重量増が効いているのだろうか。
考えてみると砲金シートだけで
SP−10Uのターンテーブル(2,9kg)と
ほぼ同じだけの重量がある。


これはこれは、と暫し驚きを隠せずに聴いていたが、
ちょっぴり気にかかる所も出て来る。

何というのか、ごくごく微妙なニュアンス
堂々とした音陰に隠れてしまう感もあるのだ。

繊細な音が出ていないとか
そんな事ではないので誤解のないようにして頂きたい。

出てはいる
ただ、他の部分が強調されたため、
相対的に聞き取りにくくなる様なのだ。

ただ、これは慣れの問題もある。
音のコントラストの変化に、当方の耳が着いて行ってない
とも考えられる。

何しろJP−501を載せた状態とは
6年くらいのお付き合いなのだ。

新顔の砲金シートは、そもそも不利な立場なのである。

完全に公正な試聴というのは難しい
実現出来なくも無いが、
それにはかなりの時間が掛かってしまうに違いない。

このシートに関しては
例えばターンテーブルとシートの間に何か
挟んでみたら
どうなるか?とか、
砲金シートの上に更に何かを敷いたらどうなるか?
とか興味は尽きない部分がある。

だが、しかし、これ以上一人の人間だけ
聴き続けるのは問題もある。

そろそろ色々な方にお聴き頂きたい

手始めに、先日お預けを食ってしまった形の
limitedさん宅に、直接持ち込ませて頂こう。

その上で、ご希望の方に巡回試聴して頂く形になります。

お申し込みは、当サイト掲示板をご活用下さい。


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