サエクのセラミックシェル ULS−3Xをデビューさせた。 色々なカートリッジを とっ換えひっ換え付けてみるつもりだが まずはMC−L1000で試す事にした。 なぜかと言えば、同じカートリッジで 二つあるのは、これ位しかないからだ。 内一つはPH−L1000に固定されている。 それはそのままでOK。 GT−2000のYSA−2に付いていた方を外して、 ULS−3Xに取り付ける事とした。
出来ればあまりやりたくない作業で、 どうも、僕なんか針を飛ばしそうで恐い。 しかし、やってみるとULS−3Xは カートリッジの取り付けも容易な方で、 良く考えられた作りである事がわかる。 シェル付属のリード線も、パッと見はか細く頼りなさ気なので 使おうかどうしようか迷ったが、取り敢えず純正品と言う事で使う事にした。 やってみると、これも取り付けが容易で なお且つ色合いが美しい。 細部に渡り、気のきいた製品であった事が 改めて良くわかる。
PH−L1000も16gある。 これにMC−L1000(10,5g)を取り付けると それぞれ、計28,5g、26,5gとなる。 これはかなりの重量で、アームによっては バランスが取れない。 KP−9010のアームは、27g位までなら 対応可能だが、それ以上は無理。 つまりMC−L1000+ULS−3Xは使えない。 そこで、やっぱりアームのお尻に10円玉を貼ってバランスを取る事にした。 GT−2000の付属アームは33gまで対応可能なので、 これはこのままでも大丈夫。 と言う事で前日あれこれセットして、 翌日は楽しい試聴会。 、、、の筈だったが、これがそうは行かなかった。
新しいパーツが加わった時というのは 嬉しさが先に立つもので、 僕なんか何を聴いても良く聞こえてしまう。 9010にL−1000+ULS−3Xを取り付けて、 ご機嫌な気分でレコードを聴いていた。 しかし、しばらく経つと何か妙な事に気がついた。 「?」。 何だか音が揺れている?。 良く見れば、アームが所によりブルブル震えているではないか。 これはいけない。安直にアームに重量付加したものだから 共振が起きてしまった。 そこで、アームのお尻に付ける10円玉の数を加減してみるが どうしてもダメ。 うむむむむ、と取り敢えずKPの方はあきらめて、 GTのノーマルアームに取り付けてみる。 こちらもウエイトはアームパイプの後端ぎりぎりとなり、 見るからにあまり宜しくないが、一応対応可能な重さの範疇。 だから大丈夫だろうと思い針を降ろすが、 やっぱり同じ事が起きる。 (ただ、KPの時ほどひどくは無い。) あららら。これは困った。 ここで、カートリッジを疑い始める。 ひょっとして、寄る年波で一個はダンパーとかがおかしくなったか?。 かなり青くなる。 そこで2つのカートリッジとあっちのシェル、こっちのシェルと 交互に付け替えての比較検査となってしまった。 こうなると音どころの騒ぎではない。
(自画自賛?) ULS−3Xのホワイトも、 PH−L1000のブラックも、 MC−L1000のゴールドボディが 良く映える。 甲乙つけ難し。
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