8月26日

家族旅行とは名ばかりの?、
オーディオ三昧旅行記の続き、

始まり始まり、、、。


 次にスクリーンが引き降ろされる。
大画面の鑑賞である。

ワイドの120インチスクリーンはさすがに大きい。
背後にある、たっぷり機材を収納したハミレックスのラックはおろか、
その両脇にあるD−55まで覆い隠してしまう位だ。

そう、AV(VAと言うべきか)の音は、更にその外側にある
ネッシー及びそれにマトリックス接続された
リアカノンが引き受ける


ピュアオーディオとAVの音は、
2系統の、それぞれ別の装置が担当するのだから凄い。

リモコンで電動シャッターがスルスルと降りて来て、
あっという間に外光は遮られる。

遮光カーテンも検討したが、操作の簡便さなどから
こちらを選択されたとの事。

正解であろう。
この事と限らず、ナンノさんの部屋はサービス精神にあふれている

天井にはダウンライトが埋め込まれ、調光装置でコントロールされる。

「音には良くないって言われてますけどね。」
と、ナンノさん。

そんな事はご承知の上で、しかし部屋そのものの居心地の良さを重視して
採用されているのだ。

音質画質至上主義ではなく、居住性重視がナンノさんの部屋作りのポリシー。

しかし、こっそりとやるべき事はやってある

良い例がオーディオ装置を置いてある付近の床の作りである。

そこだけがコンクリートのベタ基礎となっている。

試しに踏ませていただくとガチンガチンである。

しかし、他の部分は普通の仕上げ

この辺がニクイ。

尚、この床材はスピーカー達の外装に合わせ
似たような色の物が選ばれている。

この辺りも、部屋全体を整然と見せるのに一役買っている。

さて、LDで再生して頂くのは、「アポロ13」の発射シーン。

当方に時間が無い事を考慮して、早速にハイライトシーンをお見せ頂くわけだ。

120インチスクリーンに画が映った段階で、まずハッさせられる。

私自身、弟の部屋では80インチまでは日常体験しているのだが、
ワイドの120インチにはそれでも驚かされる

轟然と鳴り響く重低音
そして、ナチュラルに広がるサラウンド音場

スピーカーを意識させない繋がりの良さは、スピーカーマトリックスならではだ。
(5,1も多くの可能性を秘めているが、真価を発揮させるのは容易でない。
ちなみに弟の部屋は5,1に挑戦中だ。)

大画面には同行の一同も呆然

音だけだとそんなに興味の無い人でも、画像が入ってくると
俄然引き込まれるから面白い。

ナンノさんご自身、この部屋を作るにあたり、
「大きい画面で映画が観られるよ。」
と言う殺し文句(?)を使って奥さまの説得をされたご様子。

多いに参考にさせて頂こう

次はCD。

私がおねだりする形で、天井裏に潜むスーパーウーファー
DRW−1の威力がわかりやすい物を掛けて頂く事になった。

ちなみにスーパーウーファー無しでも、
十二分にバランスの良い音である事はお断りしておく。

ただ、私が、「屋根の上のバイオリン弾き」ならぬ
「屋根裏のDRW」にひとかたならぬ興味を示していたのを察しての
サービスの一環(?)で掛けていただいた次第。

でも、やっぱり最低音域になると威力は絶大
このスーパーウーファーを部屋の中に置かず、天井裏に隠してしまうあたりが
格好良い。

室内から追い出してしまったのは、
見た目の問題もあるが、
スーパーウーファーがメインシステムと同居する事による
音の劣化というものを、ナンノさんが過去の経験において感じた事があるからなのだ。

そもそも、スーパーウーファーと言うのは隠れた存在でいて欲しい物

姿は見えないが効果はある、と言うのが一番よろしい

普通はそんな上手い話にはならないのだが、
ここではそれが実現している。

それもこれも、最初からその計画に乗っ取って部屋が作られたからである。

後からやるのは容易ではないが、部屋作りと同時進行なら何とかなる

ああ、何とお洒落で羨ましい事か、、、。

と、ため息が出て来た辺りでタイムリミットが来てしまった。

ちょっとご挨拶だけ、の筈が、あっという間に1時間半である。

もっともっとここに居たい、が、よっしーのホンネだ。

しかし、そうもいかない。

お互いのカメラを取り出して記念撮影。

帰り際、がっちり握手して涙の別れとなる。

後ろ髪は思いっきり引かれていたが、車中の人となった私は
ナンノさん宅を後に、一路京都へと向かうのであった。

(註 ナンノさんのお部屋が出来るのまで過程、装置の詳細、
画像等についてはナンノさんのHPをご覧頂きたい。
本当は私の拙い説明を読むよりも、
そちらをご覧頂く方が100倍為になるのだ。)

車中でも、ナンノさんの部屋の話題で持ちきりだったのは
言うまでも無い。

「やっぱり部屋だよね、部屋。」としきりに語るよっしーの妻。
友人夫婦も、再びホームシアター熱が上がって来た様子。

百聞は一見にしかず
やはり本物を見せるに限るもんだわい、とよっしーは
内心ほくそえんでいた。





さて、京都ではオーディオ的な出来事は何も無かった。

ただ、かみさんのHPの掲示板にもしばしばご登場頂いている
お風呂屋さん、「龍宮温泉」さんに立ち寄らせて頂いた。

なんでお風呂屋さん?、と疑問に思われるかもしれないが、
かみさんの実家はお風呂屋さんであり、
義兄の取り持つ縁という奴である。

ダンディーなご主人に、ずいぶん良くしていただいたが、
後日知ったところによると20年くらい前の古いステレオをご所有との事。

「しまった!、そうと知っていたら拝見して来るんだった。」と思ったが
後の祭である。

まあ、おかげでご主人は難を逃れたとも言える。

そして8月14日

この家族旅行も最終日となった。

普通なら京都発の新幹線に乗って、それで終了となるのだが、
なぜかよっしー一族は東海道本線に乗り、一路岐阜県可児市へと向かうのであった。

そこに何があるのか?。
実は当ページと相互リンクになっている
「Hamaの気まぐれなページ」hamaさん宅にお邪魔する事に、
これだけは出発前から決まっていたのである。

本当の事を言うと、可児市というのは、この旅行の初日に泊めていただいた愛知県犬山市
と目と鼻の先だった。

hamaさんの奥さんのkanaさんにだけは、
「近くまで行くので、お会い出来たら良いですね。」
と打診してあった。

当初は10日か11日にでもお会いしましょう、と言うことだったのだが、
14日にhamaさん宅にて、東海地区のオーディオ仲間の
ショートオフ会が開催されると聞き及んで予定変更。


その日に伺えば、かずさんhide-nakaさんサワコウさん
(以上3名にhamaさんも加えた四人の事を“東海四天皇”と呼ぶ。)
そしてげんきまじんさん、まじんさんの娘さん、炭山さん
一気にお会いする事が出来る。
そう聞いたら、行くしかない!

縁は異なもの、と言うが本当だ。

上記の方々は、皆さん長岡先生のオーディオ諸国慢遊記に登場されているが
(註 炭山さんは編集の方)
たまたま、hamaさん宅の訪問記が掲載されたのが、「デジビ」3号
愚弟が登場したのと同じ号。
かずさん、hide-nakaさん、サワコウさんが掲載されたのは
同日発売の「オーディオベーシック」14号
げんきまじんさんが登場するのは「オーディオベーシック」13号
よっしーも同じ号に掲載されているのだ。

これ全て、偶然のなせる技だから面白い。

kanaさんに最寄の駅までお出迎え頂き、
無事にhamaさんkanaさん宅に到着。

すでにショートオフ会は始まっていたが、
皆さん大変陽気な方で、打ち解けるのも早い。

一通りのご挨拶の後は、オーディオ談義その他で盛り上がる。

既に前日別の所でオーディオ合宿が行われたとの事で、
この日は音出しは特に無し

それでも、一向に構わない。

実際に皆さんにお会い出来る日が
こんなに早く来るとは思っていなかったのである。

今回このようなチャンスがあっただけでも幸せである。

かずさん
お仕事柄、もっと堅い感じの方かと思っていたが
愉快、痛快なざっくばらんな方であったので安心させられた。
音は聴けなかったが、FE−88ESを使用した
スワン型オリジナルスピーカー
をこっそり拝見した。
超精密な仕上がりに驚かされる。

hide-nakaさん
偶然にも、HPを拝見して、出し抜けにメールを送らせて頂いたのは
いつの事だったろう?。
その後いくつかの偶然が重なり、“縁”を感じていたが、
まさか本当にお会い出来る日が来るとは思わなかった。
予想通りの“熱い”男。
文才も素晴らしく、「FMfan18号」の長岡鉄男追悼連載でも、
投稿が採用されている。

サワコウさん
若いのに、おじさん達(失礼!)に囲まれてもひけをとらない。
いや、それどころか却って落ち着いてさえいる。
オーディオショップでバイトしているだけの事はあり、
場数を踏んでいるからキャリアの差なんか感じさせない。
これからも一緒に遊んでね、とこちらからお願いしたいくらいだ。
ただし、ローンの組み過ぎには注意!

まじんさん
1年以上前から、お世話になりっぱなしですね。
ネット上では面白おかしくはしゃいでいるけど、
あれは世を忍ぶ仮の姿?
と思うくらい寡黙な印象を持った。
いや、しかしまだわからない。
本当はお茶目?。
次回は、“じまん部屋”にもお邪魔したい

まじんさんの娘さん
“じまん部屋”にお邪魔出来たら、
今度こそドンキーを拝聴したいです。

kanaさん
このようなオフ会が開催可能なのも、
これもひとえにkanaさんのおかげ?
ご馳走様でした&お世話になりました。

そして、家主のhamaさん
お仕事が忙しい時でお会い出来なかったのが残念。
でも、またお伺いしますので、
その時はお会いしましょう

最後になってしまいましたが、炭山さん
“お若い方”、が第一印象。
今や雑誌も自分より若い人達が作っているという事を
自覚しました。
それにしても、これだけオーデがィオ好きな人が
雑誌作りに携わってくれているのは
本当に心強い

以上、関係者にしかわからない話になってしまったかもしれません。
ゴメンナサイ。

帰り際、ここでも後ろ髪を引かれまくったのは
言うまでも無い。

すっかり日も暮れた頃、
よっしー一家は、今度こそ新幹線車中の人となり
一路横浜へと向かったのであった。










夏休みの家族旅行の筈が、
あちこちでオフ会づくし。

でも、それぞれが家族にとっても良い思いでとなった様なので、
結果としては良かった良かった。

ネット社会の成長で、一番恩恵をこうむっているのが、
今までは一人ぼっちに近かった
オーディオ好きの面々かもしれない、
と思わずにはいられない。

日記の続きはこちら。
(9月3日 UP!)


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