やってる事にまるで一貫性が無いが これも性分。 シュアーのカートリッジがやって来たので、ご報告。 5月26日 UP!
続く時には続くと言うが、ここ2日でシュアーのカートリッジが2本、たて続けにやって来てしまった。 いや、カートリッジに足が生えて勝手にやって来るわけではないので結局自分で手に入れているだけなのだが、考えてみるとオーディオ歴足掛け25年位にして、なんとシュアーは初めてというから不届き者である。 一本はV−15TYPEV。 申すまでも無く、一世を風靡した、ベストセラー。1973年登場。 僕がオーディオに手を染めた頃の憧れの一本。 四半世紀経って、やっとご対面。 もう一本はM75MB TYPE2。 これも楽しい音を聴かせてくれそうだ。 今日は初顔合わせという事で、深夜こっそりと音出し。 アームはダイナベクター DV507を久し振りに引っ張り出してみた。 ちゃんと聴けるのはいつになるやら、、、。
以下続報。 (5月29日 UP!)
新しく何かが来たのに、なかなか試す事が出来ないというのはイライラするものだ。 それでも、今回は比較的早くシュアーを聴く事が出来た。 馴らし運転を兼ねて、毎日のように“軽く”は聴いていたのだが、その印象は、と言うと “結構に薄味”、 と言う感じ。 何を聴いても破綻が無いが、とにかくサラリとしている。 減塩醤油で食べるお刺身の味みたいだ。 いくら何でも、こんな物ではないはず。 原因は?、と言えば最初から見当は付いている。 TYPE3が取り付けられていたシェルは、テクニカのMG−9という、年季の入ったマニアの方なら、きっとご存知のマグネシュウム素材の物。 マグネシュウムが悪い、と言う訳ではないが、いかにせんTYPE3の相手としては役不足。 そこで手持ちの中から、同じテクニカのAT−LH18/OCCをチョイス。 シェル交換である。 結果、予想通りと言うべきか、TYPE 3は大変身を遂げた。 低域の厚みは比較にならないし、高域の輝きは次元が違う。 まあ、ちょっと当たり前過ぎる結果で、面白くも何とも無い。 ここでアームをちょっといじる。 シェルを換えたら、目一杯アームを下げても、カートリッジが、やや前下がりになってしまうのだ。 高さ調整ネジを緩めたら、幸いな事に、もう少しだけ下げる事が出来た。 これで万全。 安心して、レコードを次々とかける。 上には上もある事だし、欲を言えばキリが無いが、とにかく“いい仕事”をしてくれるカートリッジだ。 追従性は問題無いし、嫌な音は出さない。 ただ、いくら訊ねてもホンネを言ってくれない、そんなタイプの様にも感じる。 やる事はキッチリやるのだが、自分からは、こうしたい、と言ってくれない。 そんな方のようだ。 それが残念と言ってしまっては、いけないのだろう。 人はそれぞれ。カートリッジも色々。十人十音、なのである。
本当はやらなければならない事は他にもある。 一番大事なのはお部屋の模様替え。 様々な機材が幸せに、 (もちろん住人も) 暮らせるように収めなければならない。 その辺については、次に譲りましょう。 NEXT (5月30日) 一つ前の日記に戻る。 MENUへ戻る。
|