毎度の事だけど、
連休なんて言っても自由になる時間なんて
ありはしない。

でも、KP−9010のその後が気になってしかたない。
それで山本さんのスタジオに、
迷惑も顧みず奇襲を掛けてしまった。


巷で言うところのゴールデンウイーク最終日。

僕は突然に、本当に突然に山本さんのスタジオに押し掛けた

どうしても、山本さんの所で鳴るKP−9010の音を聴きたかったからだ。

この頃すでにKP―9010は山本さんの手元にあり、いい感じで鳴り始め、例のスケルトン計画も進んでいた。

その事はメール、及び山本さんのホームページで逐一、ご報告いただいていたので、私としても気になって気になって仕方なかった。

しかしながら、世の大抵の家族持ちがそうであるように、連休中は、私も家族の奴隷。

オーディオを楽しむ時間などあればこそ。自由行動の時間など、中学生の修学旅行中のそれよりも少ない位だ。

いつ抜け出せるか、虎視眈々と機会をうかがっていた様な状況だったので、事前にアポイントを入れて、と言うわけにもいかず奇襲攻撃になってしまった。

(山本さん、その節は本当にごめんなさい。)

それでも、山本さんは快くお迎え下さり、9010の試聴と相成った。

最初にソニーのXL−MC7を付けた状態の音を聴く。

、、、。

う〜ん、こりゃあブラインドテスト状態で、「50万円の(あるいは100万円の)プレーヤーだよ。」と言って聴かせたら、世の中の大抵のマニアは騙せるな〜、という感じ。

とにかく、家でちょろっと鳴らした時の音とはえらい違い。

ああ、またしても参りました。

(ま、予想はしていたけれどね。それにしてもMC7って、こんなにいい音だったのね、、、。)

カートリッジをヤマハのMC−2000に交換していただく。

これが又よろしい。

繊細で、清楚で、理知的で、音像がキリリっと引き締まっていて独特の世界が展開される。

併せてGOLD MUND + L0,4でも同じレコードを掛けて頂くと、確かにこれはパーフェクトワールド。

でも、KP−9010だって、大健闘なのだ。

価格差を考えたら、これは凄い事だ。

外観のスケルトン作戦も、まずは大成功と言っても良い仕上がり。

きっとこれから、スイッチの処理とかが行われる。

フレームの塗装などの計画もうかがっている。

そうなると、ひとつのオブジェと化して行くだろう

(カッコいい〜。)

まあ、人様の成功を喜んでばかりもいられない。

早く自分用の9010、あるいは1100をGETせねば、、、。

(やっぱり僕はアクリルでキャビネットを作る方向かな〜?。

音には悪いかもしれないけれど、、、。)

と、思う反面、この上アナログプレーヤーを一台追加する前に、手持ちのGT−2000をもっと大切にして上げなくちゃあ、と言う気もしている。

GT−2000は、完全ノーマルの状態では9010に一歩譲るかもしれないが、アームの差し替え他、多くの発展性(可能性)を持っているプレーヤーだ。

こうなりゃ、当時のオプションパーツを片っ端から集めて、最強のGTを作るか?。(一体いくらかかる?。)

でも、9010は一台欲しいし、、、。と、あいも変わらず物欲、妄想モードから脱却出来ない私なのであった。

それにしても、ああ、アナログは面白い!


晴れてスケルトン状態となった
KP−9010。

山本さんのご好意で、
(ホームページの更新、大変でしょ、と
言われてしまった。)
ワンショット撮らせていただいた。

もっと綺麗な写真が見たい、という人は
やっぱり山本さんのHPへ行こう!。


その時も掛けていただいた一枚。
ルービンシュタインの、ショパン夜想曲全集
第1巻(RCA RX−2313)。
中古レコード店で数百円位で手に入る、
(ある意味では)ごくありふれたレコードなのだが、
実にいい感じの録音。

山本さんがダブリで所有していた物を、一枚頂いて
しまった。

でも、お陰様で試聴がしやすい。
(慣れたソフトでないと、僕なんか判断が一層難しくなるので。)


う〜ん、やっぱり君を一人前にするのが
先かな?。

悩むよっしーであった。


とかナンとか、わけのわからない事で悩んでいる内に、
老いぼれてしまうから、、、。
それはさて置き、ロジャースをキチンと鳴らす事を
今月の目標にしようと思うのでした。


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