12月31日

おまけ です。


一応20世紀も終わりである。

世間様では、それなりに今世紀を振り返って見たりもしている。

僕もせっかくオーディオサイトを立ち上げているのだから、
オーディオを切り口にして、振り返る事は出来ないだろうかと
以前より考えてはいた。

ただ、想い出の名器、とか想い出のレコードとかを
取り上げるのはおこがましい

そう言う事は、それなりの機器やレコードを経験した人が言うならば説得力もあるが、
僕なんかが、やったって空々しい

だから、やーめた、とシラを切っていたのだが、
一つ、ある物に思い当たった。

何か?。
カセットである。


今でこそ、レコードだとかCDだとかを聴く事も出来るが、
自分にとって、’70年代〜’80年代前半は、
オーディオと言えば実質的にはカセットテープだった。

当時、レコードなど高嶺の花だったのである。

録音の対象としては、
@FM。エアチェック。
Aレンタルレコード。
B生録。

が主だった所だった。

今世紀の締め括りに、と
押入れからテープを引っ張り出してみた。


引っ張り出してみたら、涙が出そうになった。

いや〜懐かしい懐かしい。
’70年代、’80年代の思い出がギッシリである。

とても詳しくは書いていられないが、
笑えるくらいに懐かしいブランドのカセットテープ達
その中身、、、。

ああ、涙が出て来てしまった。

なんて甘美な時代だったんだろう。
テープの1本1本に、その時々の自分が見え隠れしてしまう。

いつか取り上げる事が出来たらいいな。
カセットやFMの想い出話し、、、。


出て来ました。カセットの山

ひとつひとつ取り上げても良いくらい。
でも、今日のところは遠慮しておこう。

取り敢えずは、このまま封印
また再び、押入れに戻ってもらう。


懐かしいFMレコパルのラベル。

これ欲しさにレコパルを買ったものだ。

ちなみに、これは割と後期の物のはず。


上記テープの録音内容は、
’81年、(多分)NHK FMでの浜田省吾
スタジオライブ


僕がエアチェックした物は同年12月の再放送分だが、
もとネタは同じ年のもう少し早い時期に放送されている筈である。

ベストアルバムが、恐れ多くもビートルズ以上に売れてしまった
浜省だが、この時はまだこれからの時。
ブレイクの直前くらいだった。

ライブの内容は前年発売の「ホームバウンド」に準ずる物。
このテープなど、腐るほど聞いた物だが、傷みは殆ど感じられない
案外丈夫な物なのである。

それにしても、この演奏は素晴らしい。
それは今と比べれば未熟な所は多々あるが、
その分若々しい“張り”がある。


一応ハードも引っ張り出してみた。

生録機のみ取り上げるが、全てSONY製で、
TCS−300(ステレオプレスマン
TCD−D8(DATウオークマン
TCD−5M

実際に一番稼動が多かったのは、
ステレオプレスマン。(’80年製)

ゼネラルオーディオの商品と侮る無かれ。

試みに今、「代々木ゼミナール」の講義を録音した物
掛けているが、先生の声の生々しさや音場感などは
圧倒的な説得力を持つ。

内蔵ステレオワンポイントマイクでの録音なので、
モーターのゴロやハムまで録音されてしまうのは仕方ないが、
バランスの良さもカセットならではで、
DATの様に、そのままだと低域不足でカンカンしてしまうと言う事もない。

時々生徒の咳き込む音、囁き、笑い声、ノートを捲る音、
何かを叩く音、外を走る電車の音など入るのだが、
心臓に悪い位のリアルさだ。

思わず聞き惚れて(?)いる。


今度こそ更新終了。
元気良く、21世紀に向いましょう!。

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(1月5日 UP!)

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