7月4日
マンションにピアノが入り、アビテックスが
設置された。
グランドピアノが
ぽつんと置かれているの図。
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そこにアビテックス
(正式には今回の物はアビテックスミニ
だが以下アビテックスで通す。)
が搬入されてきた。
よっしーが持ち上げているのが
床のパーツ。
ゴム脚が付いていて
浮き床を構成するように出来ているのが
良くわかると思う。
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こちらは、その床材の
更に下に敷かれる床ライナー。
厚みはそんなに無い。
桟の様な物が貼られているが
これが壁を立てる際の
ガイドラインになる。
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こちらが壁材。
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ピアノを脇にどけて
床ライナーを並べて行く
事から組み立ては始まる。
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もう一度床ライナーの
拡大写真。
壁を立てる際の墨だしが
なされているのがわかる。
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床ライナーは何枚もに分割されている。
丁寧に敷いた後でライナー同志は
テープで貼り合わせる。
まあ、これは作業中ずれが生じない
様にする目的。
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床ライナーが敷かれたところで
壁材を立て始める。
勿論、コーナー部分から組み始める。
そうすれば自立してくれるので
仕事がはかどる。
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ある程度壁が立ったところで
天井も少しづつ載せ始める。
とにかく各パーツが分割に
なっているのが特色の一つ。
勿論、寸法はモジュール化されている。
狭いスペースであっても部材の搬入は
容易。
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壁材に穴が開いているが
これは防音換気扇を
取り付ける為のもの。
防音壁の中が図らずも覗けるが
9㎜の板(恐らくMDF)で42㎜の
空気層をサンドイッチする形。
トータルでの壁の厚みは60㎜。
一見頼り無さ気だが、案外これで
充分な遮音が出来てしまうものだ。
空気層にはグラスウールが充填されている。
遮音等級が上がると、更にシートや
ボードが中に貼られる事になるらしい。
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ある程度の所で今度は
床材が敷かれ始める。
これは床ライナーの上に
置かれるだけ。
ご覧の通り、これも分割構造。
故にその場所にピアノ等が置いてあっても
わざわざ室外に移動などしないでも
床を組んでいける。
それよりポイントは、この床材は
防音壁とは接触していない事だろうか。
壁はあくまでも一番下の床ライナーの上に
立てられているだけ。
床の振動を壁に伝えない様に
仕立てられている。
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この様に、小さい畳でも敷くかの様に
床が置かれて行く。
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今回は集合住宅への設置と言うことで
厚床仕様とした。
いや、大した事ではない。
床材が二枚重ねになったと思えば良い。
ただし、上に載せる床板には
ゴム脚は付いていない。ただの板だ。
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ここでピアノが中に入る。
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下から床ライナー。
床材。(ゴム脚付き)
更にその上に床板が一枚。
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アビテックスミニの
最大の特色の一つが
釘打ち等無しで組み立てが出来る事。
2時間程度で組み上がってしまう。
釘もネジも無しでどうやって各パーツを
連結するのか?。
壁や天井部材にはフック型の締め付け部材が
仕込まれている。
これを写真に見える6角レンチで締める。
それで充分な結合が果たせる様に出来ている。
賢い。
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最後に防音ドアーのドア枠が
組み込まれている壁材が立てられる。
ちなみにドアー部分が最も経年変化を
受けやすいものだが、この方式だと
長年に渡って初期性能が保証されやすい。
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いよいよ終わりに近い。
防音ドアーが付いた。
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照明器具が取り付けられ、
吸音パネルが設置され、
作業終了。
立派な?レッスン室だ。
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性能は必要にして充分。
ピアノの音がアビテックスのドアーを閉めた所で
通常レベルのテレビの音量程度になる。
そしてワンルームの外(共有部分の通路)に出ると
ほとんど聞こえない。
特にこのマンションは国道沿いの立地なので
外来騒音(車の音)がかなりあるので
微かに洩れるピアノの音など綺麗にかき消されてしまう。
逆にアビテックス内に居ると、その車の音は微か~に聞こえる程度になる。
ピアノに集中してしまうとまるで聞こえない。
まずは目論み通り。
7月5日
三日坊主とはこの事で、気が付くと日記を書いている人が
ここに一人いる。(爆)
上はアビテックスの概念図。
ただし、今回のアビテックスミニとは厳密には違う。
でも、ご参考までご覧下さい。
音というのは大変厄介なもので、
それを遮るのは一筋縄ではいかない。
アビテックスも10年余の時間を掛けて少しづつ進歩してきた。
一番の進歩は無駄が無くなったと言うことか。
初期のモデルの方が遙かに重装備だった。
それからすると今回購入したタイプなどは性能が向上している割には
構造はシンプルになり、設置もハイスピードになっている。
小空間でも良いから気兼ねなくオーディオを楽しみたいという向きには
お勧めも出来る。
もちろん、オーダーメイドで広大な空間を防音する事も可能。
ただし、出費は半端で無くなる。
7月8日
ピアノ室にはとっくの昔に音響装置が入っている。
いや、僕の道楽の為ではない、かみさんがレッスンで使うのだ。
なので早急にセッティングした次第。
見るからに早急で、全て床置きという有様。
スピーカーはかつて29インチテレビ用に造った
FE-87×4発のマトリックススピーカー。
永らく休眠していたので最初音を出したときは気絶しそうになったが
かみさんが毎日ガンガン鳴らしてくれるので
あっという間に蘇生した?。
4発とは言え2本は差信号しか請け負わないので
実質8㎝2発で鳴らしている様なものだが、グランドピアノに
負けない音量で鳴らしても音が崩れないのは立派。
ただ、クオリティーはそれなり。
セッティングの問題も大きいが、やはりこのスピーカーでは
限界がある。
さて、、と、、。
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