4月28日

春はやっぱりかたづけ本の季節なのか。

書店でウオッチングをやってみるとそう感じる。

写真のご本は佳川奈未(よしかわなみ)さんの
捨てればひろえる幸運の法則」(幻冬舎文庫刊)だ。

457円+税で買えるお買い得?な一冊。

前書きで既に圧倒される。

“神戸から東京に上京するとき、私はすべてのものを、“捨てて”来ました。
そうです。裸一貫で、こっちにやってきたのです。”

もちろん夜逃げしてきた訳ではない。
“自主的に”処分して、身一つで新しい環境に臨んだのだ。

“捨てる”とは“もう二度と、それ自体をひろわない”ということでもあります。
もしも、捨てた後に何かを“ひろう”ことがあるとすれば、
捨てたそれとは違うものです。
自分が捨てていない別のものなのです。
まったく新しいものなのです。

…う〜ん、素晴らしい…!

“私は捨てることでひろえる快適さや幸運や愛や感動や豊かさが
いっぱいある
ことを知りました。
そしてすべては捨てることでよりよく動いていることも
実感できたのです。”

不本意な自分を捨てることで、新しい自分を見つけようとする
何かが働きはじめ、その結果、思い描いていた幸せを生きる、
“自分と人生”をひろうことができたのですから。”


続きは是非この本を買ってお読み下さい。

しかし面白いもので、時代の共時性みたいなものが働くのか
書店ウオッチをやっていると“何をするか決める以上に
何をしないか決めることが大切だ
”といった事を説く物に
ここのところ良く出くわす。

これも一種の“捨て”である。

何をやるか決める以上に、何をしないか決める事が大事

その通りだ。

TO DOリスト以上に
NOT TO DOリストを作る事。
これかもしれない。

欲しい物リストを書く前に
要らない物リストを作ること。
これだろう。

いや、そんなリスト自体が要らない

リストを書いている暇があったら手を動かして物の処分を
した方が良い。

見切り千両

おっと、これは相場の格言だが当てはまるかな。

もう一つ言えるのは見切るならちまちま見切らないで
まとめて見切る
こと。

これだろう。

佳川奈未さんなんか全部見切って上京した。

なかなかそれはできないかもしれない。

でも、上京はしなくても身の回りの物を見切るくらいだったら
我ら凡庸にもできるのではないか?

またしても本から勇気を貰ったよっしーであった。


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