2004年11月7日

GIRIさんから画像を頂いた。

…といっても通常のシステム紹介とはちょっと違う。

GIRIさんから掲示板に最初の書き込みを頂いたのが
10月27日。

その時はJUNKで入手したKP−990
ターンテーブルが回転しないのだが
どうしたものか?という質問のカキコだった。

そこにKPの会メンバーから各種回答が寄せられ、
結果GIRIさんのKPは無事に蘇生?を果たした。

一言でいうとDLモーターのグリスアップがポイントだったのだが
この度GIRIさんのKPさんはそれを画像含むレポートとして
提出して下さった。

皆さんのアドバイスへの感謝を込めて
貴重な資料が寄せられました。

以下はその全文です。


KP-990の修理

このページの内容は、KPの会の掲示板においてlimitedさんから教えていただき、GIRIが作成したものです。

HARD OFFでJUNKで手に入れたKP-990。汚い筐体を掃除し、しばらくは順調に動いていたのですが、突然、ターンテーブルが回らなくなりました。手で回そうとしても回らないくらい硬かったです。
KPの会の掲示板で助けを求めたところ、limitedさんに修理方法を教えていただきました。原因は軸内のグリス不良(グリス切れ)でした。教えていただいた通りに作業を行い、無事、修理することができました。
他にも同様の症状でモーターが回らなくなってしまった方のために参考になれば、と思い、修理の過程を写真に納めました。以下がその工程です。


1 修理前
2 安全のため、シェルを外す。
3 ゴムシートを外す。
4 ターンテーブルを外す
5 ねじを4カ所外し、カバーの鉄板を外す。
6 ローターを外す。
グリス切れの場合、ローターを引き抜くのに苦労するかも。
その時はマイナスドライバーを基板とローターの間に入れて力を加え、回しながら外すとうまくいく。
マイナスドライバーによって筐体に傷がつかないよう注意!
ローターの磁石は非常に強力なので、変なところにくっつけてしまわないように。
7 モリブデングリスを軸受けの中に入れる。
モリブデングリスはホームセンター等で100〜200円で
売られている。

(グリスの種類は研究の余地あり)
8 あふれるくらいにグリスを入れた。
9 ローターを差し込む。
グリスが充満していてうまく入らないこともある。
回しながら押すと、コポコポと音を立てて入っていく。
手で回してみて、うまく回転するかどうか確認する。
あとは4〜1の工程を逆戻りです。


以上。

KPのモーターの部品供給は期待できない状況なので
要メンテナンスとなった場合は参考にして下さい。

ただし、やる時はあくまでも自己責任です。

尚この時のやり取りは掲示板の書き込みNo
11263、11264、11266、11267、11268、11269、
11271、11273、11275、11276、11277、11279、
11281、11282、11283、11284、11285、11286、11287、
11288などをご参照ください。

過去ログに収容されると思います。

いずれにしてましても、GIRIさん丁重なレポート
ありがとうございました。


ということで蘇生なったKP−990の勇姿はこちら。

そしてもうひとつ。
あるいは画像としてはこちらの方が貴重かもしれない
KP−660

高校時代から20年以上の使用に耐えているというから
やっぱりKPは長寿だ。

まだ使えるが990の登場でさすがに出番が減った様子。
これは仕方ない。

GIRIさんからは他にも貴重な資料を頂いているが
それについては後刻アップ予定です。


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